使用警語:中文譯文來源為 Google 翻譯,僅供參考,實際內容請以英文原文為主
司会
時間となりました。これより会議を始めます。この電話会議では、将来予測を含む情報が提供されることがありますが、これらの情報は当社の現時点での予測にすぎません。さまざまな要因により、実際の業績がこれら将来予測と大きく異なる場合がありますので、ご留意ください。
プレゼンテーション中はすべての回線が聞き取り専用になっております。質疑応答はプレゼンテーションの後に行われます。また、この会議の様子は、質疑応答を含め、インターネットで中継しておりますので、参加者の方はご了承いただきたく存じます。インターネットからお聞きの方は聞き取り専用となっておりますので、ご注意ください。
それでは武田薬品工業、ホフマン部長、お願いいたします。
クリストファー・ホフマン - コーポレート・コミュニケーション部長
本日はお忙しい中、当社の2012年度第3四半期決算カンファレンスコールにご参加いただき、まことにありがとうございます。私は本日司会を務めさせていただきますコーポレート・コミュニケーション部長のホフマンでございます。どうぞよろしくお願いいたします。
本日は当社より、プレゼンター、および質問回答者として、取締役医薬営業本部長の岩﨑、経営管理部長の高原、経営管理副部長の井上、CMSOオフィス長の三好が参加しております。
まず、当社より2012年度第3四半期連結業績の概要、および研究開発におけるトピックスについてご紹介させていただきます。その後にQ&Aセッションの時間を設けております。
それではお手元にカンファレンスコールのプレゼンテーション資料をご覧いただきながら、ご参加ください。まず初めに、高原よりプレゼンテーションをさせていただきます。
高原 宏 - 経営管理部長
経営管理部長の高原でございます。ただ今より2012年度第3四半期連結業績の概要について、ご説明させていただきます。
2012年度第3四半期の連結業績はご覧のとおりとなりました。売上高は前期から615億円、5.5%増収の1兆1,891億円。営業利益は前期から1,143億円、43.1%減益の1,507億円。純利益は前期から217億円、13.5%減益の1,389億円となりました。
次のスライドで業績について、詳しくご説明いたします。まず売上高の増減の内訳をセグメント別にご説明いたします。
医療用医薬品事業のうち、国内では「ネシーナ」、「レミニール」、および今期発売を開始した高血圧症治療剤「アジルバ」など、新製品の寄与があったものの、薬価改定の影響が5%台後半程度あったこともございまして、「アクトス」、「ブロプレス」など、既存品の減少をカバーしきれず、前期から6億円の減収となりました。
海外では、米欧における「ピオグリタゾン」、および「カンデサルタン」の減収などにより、1,236億円の減収となりましたが、ナイコメッド社、URLファーマ社、およびマルチラブ社の買収による増収効果が合計で1,824億円ございましたので、海外売上高としては前期から589億円の増収となりました。
なお、ナイコメッド社は2011年9月末に買収し、10月から連結しております。したがって、ナイコメッド社買収による増収効果とは、当期の4月から9月のナイコメッド社事業の概算売上高としております。
次のスライドをご覧ください。売上高の増減内訳を品目別にご説明いたします。
「ピオグリタゾン」が前期から1,278億円の減収となったことに加え、「カンデサルタン」、「ランソプラゾール」、「リュープロレリン」といった成熟品も合計で482億円の減収となりました。
しかしながら、国内の「ネシーナ」、「レミニール」、「アジルバ」や、海外の「コルクリス」、「デクスラント」、「ユーロリック」を中心とした新製品の伸長により、671億円の増収となりました。さらに買収により、ナイコメッド社の製品が加わったことによる影響が約1,500億円、およびミレニアム社の「ベルケイド」の伸長などによりまして、4つの成熟品、および新製品以外で、1,705億円の増収となっております。
次のスライドをご覧ください。次に、医療用医薬品の売上高を地域別にご説明いたします。
欧州、および新興国に広く事業基盤を有するナイコメッド社を買収したことにより、欧州、アジア、中東・太平洋・アフリカで増収となりました。米州においては、「ピオグリタゾン」の大きな減収はあったものの、米国にてURLファーマの買収や、「デクスラント」、「ユーロリック」、および「ベルケイド」などの増収がございました。また、中南米での旧ナイコメッド社事業の寄与とマルチラブ社の買収により、米州全体では前期比6%の減収に留まっております。
次のスライドをご覧ください。続きまして、当社が成長ドライバとして位置付けております新興国市場の売上高をご説明いたします。
新興国市場、すなわち中南米、ロシア/CIS、アジア、中東・大洋州・アフリカ、合計の売上高は、ナイコメッド社、およびマルチラブ社の買収、および各地域の事業の伸長により、前期から2.3倍の1,511億円となり、当期の医療用医薬品売上高全体の14%を占めるに至っております。
なお、買収前のナイコメッド社、およびマルチラブ社の前期実績を、当社の前期実績に連結させて同一ベースで比較いたしますと、為替影響を除いた数値といたしまして、前期から14%、201億円の増収となり、実力ベースでも順調に伸長をしております。
実力ベースの売り上げを地域別に見ますと、ロシア/CISにおいて19%の伸長、アジアにおいて18%の伸長、中南米地域において17%の伸びとなっております。特に中国では、現地通貨ベースで30%伸長しております。なお、営業利益につきましても実力ベースで新興国全体で11%伸長しており、特に中国では46%、ロシア/CIS地域は約16%の伸びを見せております。
次のスライドをご覧ください。営業利益の増減内訳についてご説明いたします。
売上高の増収615億円に加え、売上原価においては、棚卸資産時価評価分の償却費用として、前期はナイコメッド社買収により340億円、当期はURLファーマ、およびマルチラブ社の買収により40億円計上いたしましたので、これにより売上原価が300億円減少いたしました。
しかしながら、利益率の高い「アクトス」の減収など、製商品構成の変動を主な理由として、売上総利益率が1.3ポイント低下いたしましたので、売上総利益は前期から300億円の増益に留まりました。
一般管理販売費は、ナイコメッド社などの買収に伴う発生費用の増加や、無形固定資産およびのれんの償却費の増加によりまして、前期から1,025億円増加いたしました。
研究開発費は前期に比べ、開発後期のステージにあるパイプラインが充実いたしましたことなどによりまして、418億円増加いたしました。
この結果、営業利益は前期から1,143億円、43.1%減益の1,507億円となりました。
なお、買収関連費用などの特殊要因、1,046億円を除いたベースでは、前期から1,062億円、29.4%減益の2,553億円となっております。
次のスライドをご覧ください。純利益は前期から217億円減益の1,389億円となりました。増減の内訳としては、営業利益が前期から1,143億円減益となり、また特別損益もご覧のとおりの要因で、前期からマイナス30億円となりましたが、税金が「プレバシド」の製品供給取引に関する移転価格税制に関わる還付税金456億円があったことなどから、951億円減少したことによりまして、純利益は前期から217億円、13.5%の減益に留まっております。
なお、特別損益、および特殊要因を除いたベースでは、前期から527億円、23.9%減益の1,676億円となります。特殊要因の内訳は、別紙のほうで添付しておりますので、ご覧いただきたいと思います。
次のスライドをご覧ください。当期のキャッシュフローはご覧のとおりとなっております。当期の営業キャッシュフローは2,228億円となっておりますが、このうち法人税等の支払い額が2つの要因により、当期は272億円のプラスとなっております。
1つは、先ほど純利益のスライドでもご説明いたしました「プレバシド」に関する移転価格税制に関わる還付税金の影響として、プラス456億円がございます。
もう1つは、日米「アクトス」取引価格の事前確認、いわゆるAPAが、日米両国の税務当局会議で合意された影響として、プラス667億円がございます。具体的には、米国で、過去に納付した税金の一部の還付金を受け、それを日本にて納税することになりますが、米国からの還付金の大半を当第3四半期に受け取っている一方で、日本では、次回納税期限であります5月に追加納税をいたしますので、このタイミングのずれによりまして、当期のキャッシュフローにおいては、プラス要因となっております。
なお、米国での還付額と日本での納税額はほぼ同額のため、本合意によるキャッシュフロー影響はほとんどありません。
また、このAPA合意による第3四半期、および年間の連結損益の影響は、軽微なものであります。
次のスライドをご覧ください。最後に、今年度の業績見通しについてご説明いたします。
売上高につきましては、前回の10月の公表から国内の「ネシーナ」、「アジルバ」、米国の「デクスラント」が想定を下回る見通しでございますが、米国「アクトス」の落ち込み影響が想定よりも緩やかであったことや、為替を10月公表よりも円安に見ていることによりまして、前回公表と同額の1兆5,500億円を達成する見込みであります。
営業利益につきましては、7月から12月の実績ですでに1,507億円となっておりますが、第4四半期は、これまでの四半期と比べて、四半期単位の営業利益が小さくなると想定しております。これは国内の医療用医薬品売上高が年末年始の休暇対応として、年末に流通在庫が増加した反動や、ファイザー製品の一部について、12月で仕入れ販売契約が終了したことなどにより減少することに加え、経費については、年度末に向けて計上する費用が増加する傾向にあるためであります。
さらに一般管理販売費については、新製品を中心に販促費用を増加させること、研究開発費についても後期開発品の開発が順調に進んでいることや、今期は為替の円安影響もあり、経費の増加影響があると見込んでおります。これらを踏まえ、年間の営業利益は、前回公表と同額の1,600億円としております。
以上で、私からの説明を終えさせていただきます。ご清聴ありがとうございました。
クリストファー・ホフマン - コーポレート・コミュニケーション部長
それでは次に、三好よりプレゼンテーションをさせていただきます。
三好 集 - CMSOオフィス長
CMSOオフィス長の三好でございます。私からは研究開発におけるアップデートについて、ご報告させていただきます。本日は第2四半期以降のパイプラインのステージアップ、米国血液学会において発表したデータ、エンボイ社買収の順にお話をいたします。
次のスライドをご覧ください。
臨床開発課題のステージアップです。まずは「アログリプチン」について、米国時間1月25日、単剤「ネシーナ」、「アクトス」との合剤「OSENI」、並びに「メトホルミン」との合剤「KAZANO」の3製剤が同時に米国で販売許可を取得いたしました。
日本におきましては、ビスホスフォネート系骨粗鬆症治療薬である「ベネット」の月1回投与製剤の販売承認を取得しました。
当社では2002年に1日1回投与製剤、また、2007年から週1回製剤を販売しておりますが、月1回投与製剤という新たな剤形が加わることにより、患者さんへの利便性をさらに高めることができると考えております。
欧州では、「アドセトリス」がホジキンリンパ腫のフロントライン適応、および成熟型T細胞リンパ腫のフロントライン適応でのフェーズ3を開始いたしました。
それでは次のスライド、お願いいたします。
先ほど説明いたしましたが、「アログリプチン」ファミリーにつきましては、心血管系アウトカム試験、EXAMINEスタディより得られたデータを申請資料として、追加でFDAに提出し、承認に至りました。これにより、本剤は心血管系リスク評価データを有する初のDPP-4阻害剤となります。
ご存じのように、日本では単剤「ネシーナ」を2010年より、2011年7月より「ピオグリタゾン」との合剤「リオベル」を発売しております。日本に引き続き、米国の患者さんにも「ネシーナ」ファミリーをお届けできることを大変光栄に思っております。
本スライド右側にお示ししているデータは、申請時にFDAに提出したフェーズ3の試験データでございます。
次のスライド、お願いいたします。
次に、昨年12月アトランタで開催されました米国血液学会において発表した「MLN9708」のデータをご紹介いたします。
「MLN9708」は、経口のプロテアソーム阻害剤で、週1回投与製剤として、現在、再発・難治性の多発性骨髄腫、および再発・難治性のALアミロイドーシスを対象としたフェーズ3試験を実施中です。今後、多発性骨髄腫のフロントライン適応を対象としたフェーズ3試験も計画中でございます。
右側の棒グラフは、未治療の多発性骨髄腫を対象に、「MLN9708」と標準容量の「レナリドマイド」、および「デキサメタゾン」を併用したフェーズ1、およびフェーズ2試験の結果です。
「MLN9708」と「レナリドマイド」、および「デキサメタゾン」を併用した患者さんのOverall Responseは90%となっており、Very Good Partial Response以上が58%、Complete Responseが28%と、良好な奏効率を示しております。
フェーズ2パートは現在も継続中であり、副次評価項目であります全奏効率、奏効までの期間、奏効期間、無増悪生存期間について、引き続き評価を続けてまいります。
次のスライドをご覧ください。
続いて、同じく米国血液学会で発表されました「アドセトリス」のデータについて、ご紹介いたします。
「アドセトリス」は、Seattle Geneticsから導入した抗体薬物複合体です。昨年10月に欧州において、再発・難治性のホジキンリンパ腫、または再発・難治性の全身性未分化大細胞リンパ腫の効能で、条件付き販売許可を取得しております。
米国血液学会では、合計18のアブストラクトが発表されましたが、その中から2つのオーラルプレゼンテーションの内容についてご説明いたします。
まず左側です。フロントラインのホジキンリンパ腫を対象としたフェーズ1試験で、「アドセトリス」とABVDとの併用療法群で、完全寛解率は95%、「アドセトリス」とAVDとの併用療法群での完全寛解率は96%でした。
なお、本試験中に「アドセトリス」とABVDの併用療法群において、肺毒性が認められたため、現在「アドセトリス」と「ブレオマイシン」の併用投与は禁忌としております。現在のフェーズ3試験は「アドセトリス」とAVDの併用療法で行っており、現在まで肺毒性は確認されておらず、忍容性は良好です。
未治療のホジキンリンパ腫の現在の標準療法はABVDですが、先ほど申しましたように、「ブレオマイシン」による肺毒性のリスクが指摘されており、今回の「アドセトリス」とAVDの併用の完全寛解率96%、また肺毒性が見られていないというプロファイルから、新たな治療オプションとして期待できることから、さらなる評価試験を進めてまいります。
次に、スライド右側は、フロントラインの成熟型T細胞リンパ腫についてのフェーズ1でのCHOPの治療レジメンである「シクロフォスファミド」、「ドキソルビシン」、「オンコビン」、「プレドニゾン」のうち、「オンコビン」を「アドセトリス」に変えた治療レジメンで試験を実施しました。
本試験では88%の完全寛解、および12%の部分寛解と合わせて、100%の客観的な反応が認められました。これはアントラサイクリン系薬剤を含めたCHOP等での完全寛解率が39%から53%とあることを考えますと、非常に良好な結果であると考えており、先月開始いたしました成熟型T細胞リンパ腫のフロントライン適応でのフェーズ3試験を実施する確かな裏付けだと考えております。
次、お願いします。
当社は昨年11月に米国フロリダ州にあるエンボイ社を買収いたしました。同社が保有するbacTRAP技術により、疾患への関与が推定される特定の細胞型で起きている遺伝子発現を細胞分離することなく可視化し、新たな創薬ターゲットを見出すことが可能になります。
本技術は、多数の細胞型が混在する脳においてその効果を発揮いたしますが、中枢神経系以外の領域疾患への応用も可能でございます。
また、エンボイ買収に伴い、bacTRAP技術、データベース、解析技術などの獲得に加えまして、エンボイ社が有するパーキンソン病や統合失調症に伴う認知機能障害を対象とした中枢神経系の前臨床パイプラインも獲得しております。
次、お願いいたします。
本スライドは、当社の地域別の承認年度見通しをお示ししております。2012年度は、予定しておりました主要国でのすべての承認を成功裏に終えることができました。
なお、デンマークのルンドベック社から導入している「LuAA21004」、「Vortioxetine」につきましては、米国におけるPDUFA DATEは、2013年10月2日に決定いたしましたことを申し添えます。
次、お願いいたします。
最後になりますが、タケダは患者さんのアンメットメディカルニーズに応えるために、研究開発資源を投入し、革新的な医薬品の創出に挑戦し続けてまいります。
以上で、私の説明を終わらせていただきます。ありがとうございました。
クリストファー・ホフマン - コーポレート・コミュニケーション部長
それでは、皆様からのご質問をお受けしたいと思います。日本語会議、英語会議にご参加の皆様より、同時に質問をお受けしたいと思います。お願いいたします。
司会
(司会の指示)最初のご質問は、シティグループ証券、山口様です。山口様、お話しください。
山口 秀丸 - アナリスト
もしもし、聞こえますでしょうか。
クリストファー・ホフマン - コーポレート・コミュニケーション部長
はい。
山口 秀丸 - アナリスト
よろしくお願いします。
クリストファー・ホフマン - コーポレート・コミュニケーション部長
お願いいたします。
山口 秀丸 - アナリスト
最初の質問は決算と直接関係ないのですが、中間決算の時におっしゃられておられた全社的なコスト削減策についての現状の取り組みと、来期に向けてのアップデートを最初、お願いします。
井上 益光 - 経営管理副部長
経営管理部の井上でございます。2014年度に営業利益率の20%以上を目指してということで、プロジェクトをもう2~3カ月続けて、鋭意検討をしております。さまざまな要素がございますけれども、あらゆるコストの領域、売上原価、販管費、そしてR&D、すべてについて基本的にグローバルな目指すべきオペレーティングモデルというのを検討し、それを通じてリーンなオーガニゼーションを作り、利益を生み出していくということと、それから現状でもやはり調達コスト、これは原材料もございますけれども、間接資材の購買、あらゆる購買に関してのセービングとか、そういったことも同時平行で進め、そして一応この3月、4月と検討を続けて、5月の今度の中期計画の発表の時にはきっちりとコミュニケーションをいたしたいというふうに考えております。
山口 秀丸 - アナリスト
5月の中計の時にまとめてって言うか、ご説明いただけるっていうことでよろしいんですね。
井上 益光 - 経営管理副部長
はい。
山口 秀丸 - アナリスト
わかりました。はい、ありがとうございます。あと2つ目に、簡単で結構なんですけど、IFRSに対する御社の取り組みの仕方って、特にガイダンスがわりと漠然としたまんま進んでるんですけども、現状どうなってますでしょうか。
高原 宏 - 経営管理部長
高原でございます。IFRSの導入について、いま考えているところをご説明したいと思います。まず5月の年間決算の報告、および中期の発表の段階では、従来からのJ-GAAPでもって公表させていただきます。
山口 秀丸 - アナリスト
はい。
高原 宏 - 経営管理部長
ただし13年度末にIFRS導入っていうのをわれわれ目標にしておりますので、合わせてIFRSベースの見込みを参考値で開示する予定にしております。あとは、7月から2014年1月までは、これJ-GAAPベースで基本的にディスクローズさせていただきますが、この間、IFRSベースの数字も開示するかどうかは、今ちょっと検討中であります。
2014年5月の13年度決算の公表時点におきましては、IFRSベースでもって、13年度決算の内容をご報告すると。併せて12年度の実績もこれはIFRSベースの数字でご説明すると。そういう予定に今なっております。以上です。
山口 秀丸 - アナリスト
1つだけ確認なんですけど、今年の5月にご発表される2014年3月期の数字は、参考値としてIFRSも横に付いてるっていうことでよろしいんですね。
高原 宏 - 経営管理部長
ええ、そうしないとやはり投資家の方は、これ13年度末にIFRSに切り替えると言いながら、やはりJ-GAAPでいって、最後急にIFRSの数字を見られてもちょっと混乱されると思いますので、こういう移行時期は、投資家の皆さんの利便性っていうのを考えて、ダブルスタンダードで開示したいと。
ただ、どちらが主かと言うのは、これはIFRSが主になるのは13年度末の決算からだと、そういうことでございます。
山口 秀丸 - アナリスト
わかりました。最後に1つだけ、長くて恐縮です、「ネシーナ」のファミリーのアメリカでのポジショニングなんですけども、CVデータがあると言いつつも、先行品はかなりの長い期間医療機関で使われている関係上、「アクトス」も特許切れになり、ということで、どういったポジショニングをされるというふうにお考えでしょうか。「ネシーナ」ファミリー全体について、ひと言おうかがいします。
井上 益光 - 経営管理副部長
はい、アメリカでのポジショニング、「ネシーナ」ファミリー3剤ですね。これにつきましては、承認が取れました時にアナウンスをいたしましたように、この3剤の位置付けも含めまして、KOL、キー・オピニオン・リーダーとか、それからペイアウト・コンタクトを開始しております。
それで、TP.USA、やはりたくさんいま製品がございますから、そういった中でのベストな資源の配分、人的資源を含めまして、そういうものも、もちろん戦略はございますけれども、それをブラッシュアップをして、適切な位置付けで、この4番目のDPP-4としての、勝つための戦略というのをさらにブラッシュアップをしているというところでございます。
そのために少し時間をかけて、きちっとこれをやってきたいということで、TP.USA、全社を挙げて今それをファイナライズしているというところだとご理解いただけたらと思います。
山口 秀丸 - アナリスト
いま検討中ってことで、具体的にはちょっとまだ教えていただけないっていう感じでよろしいですね。
井上 益光 - 経営管理副部長
もう少し待っていただけたらと(複数の発言者)。
山口 秀丸 - アナリスト
わかりました、はい、ありがとうございました。以上です。
クリストファー・ホフマン - コーポレート・コミュニケーション部長
ありがとうございました。次の質問をお願いいたします。
司会
続いてのご質問は、日本経済新聞、(村松)様です。村松様、お話しください。
村松 - メディア
日本経済新聞の村松です。聞こえますでしょうか。
クリストファー・ホフマン - コーポレート・コミュニケーション部長
はい、聞こえます。
村松 - メディア
2点質問させてください。1点は、先ほどの山口さんの「ネシーナ」の質問に関連なんですけれども、当然この「ネシーナ」単独の戦略もありますけれども、その先の「TAK-875」も含めての、いわゆる糖尿病フランチャイズをどう維持、あるいは「アクトス」で失った分を挽回していくかというのが当面の戦略かと考えるんですけれども、そういう意味で、どれぐらい「アクトス」で失った、あるいは失いつつある糖尿病フランチャイズを「ネシーナ」と「TAK-875」で挽回、あるいは拡大できるとお考えでしょうか。このポテンシャルについて教えてください。
井上 益光 - 経営管理副部長
ご質問ありがとうございます。まさにその辺のところが一番大事な戦略の肝になってくると思いまして、それを慎重に検討してるとこなんですけれども、この糖尿病フランチャイズ、ご指摘のとおり、残念ながら「アクトス」のジェネリックのエントリーに間に合わせて「ネシーナ」を出すことはできなかったけれども、次に「875」がある、そして「コントレーブ」なんかもあるということで、その辺が慎重に時間をかけてる理由だと、私は理解しています。ですので、もう少しお待ちいただけたらと思ってます。
村松 - メディア
これ、大きなイメージなんですけれども、「アクトス」ともう端的に同じ売上高を取るっていうのは相当難しいような気もするんですけど、それぐらいのポテンシャルはあると考えていいんでしょうか。
井上 益光 - 経営管理副部長
「875」も含めてということでしょうか。
村松 - メディア
ええ、ということで。
井上 益光 - 経営管理副部長
ちょっとその辺はまだ、コメントをさせてもらうのはちょっと時期尚早に思います。申し訳ありません。
村松 - メディア
わかりました。2点目なんですけれども、長谷川社長が念頭のいわゆる社長メッセージの中で、ビジネスプロセスの最適化について言及されておられまして、いわゆる研究開発の生産性の向上というのをおっしゃっておられます。1つは研究に関する時間の業界水準までの改善と、あとはグローバル治験体制、それぞれ2013年度、今回の決算から1つ先の話にはなりますけれども、いま現在どういうふうな取り組みがイメージされているのか。このあたりを教えてください。
三好 集 - CMSOオフィス長
CMSOオフィス長の三好でございます。
村松 - メディア
よろしくお願いします。
三好 集 - CMSOオフィス長
ビジネスプロセス、特にR&Dのプロセスということで、この2012年の下期にファーストINDプロジェクトというのを実施いたしました。と申しますのは、他社のベンチマークと比べますと、当社のINDまでの時間が長かったということがわかりました。
それで、どこに問題があるのかということで、調べた結果、大変1つ1つの質が高いと。しかしながら、質を求める中で、次のステージアップする間にいろいろなハードルがあり、それで時間を食っていたということで、そのプロセスを改善することをプロジェクトメンバーが、単にリサーチだけではなく、リサーチ、CMC、ディベロプメントのチームでやった結果、これを2年半から1年に短縮できるというプロセスができました。
このプロセスに則って、2013年度、新しいものから始めていこうと思っております。
村松 - メディア
わかりました。どうもありがとうございます。
クリストファー・ホフマン - コーポレート・コミュニケーション部長
ありがとうございました。次の質問、お願いします。
司会
続いてのご質問は、野村證券、漆原様です。漆原様、お話しください。
漆原 良一 - アナリスト
もしもし。
クリストファー・ホフマン - コーポレート・コミュニケーション部長
はい、聞こえます。
漆原 良一 - アナリスト
よろしいでしょうか。
クリストファー・ホフマン - コーポレート・コミュニケーション部長
はい、お願いいたします。
漆原 良一 - アナリスト
ありがとうございます。3つおうかがいしたいんですが、1つは「TAK-875」に関してお聞きしたいんですけれども、日本で4つ、フェーズ3が走ってると思うんですが、昨年9月に1本試験が終わっていますよね。その後、2本目、3本目の試験が終わってるのかどうか。
また、1本目の試験の安全性の確認っていうところでは、12月におうかがいした時には全然問題がないという状況だったんですけども、その後精査されて、何か気になる副作用が1本目のフェーズ3で出てるのかどうか。この点をまず教えていただければと思います。
三好 集 - CMSOオフィス長
はい、三好でございます。現在、今お話になられたようにフェーズ3は1本終わっております。しかしながら、現在はまだデータを公表しておりません。また、あと残りの試験は現在実施中でございまして、これらがそろってきた段階で、2014年に申請ができればと考えております。
漆原 良一 - アナリスト
一応日本国内14年申請というのは変わらないということですね。
三好 集 - CMSOオフィス長
はい、それで進めていっております。
漆原 良一 - アナリスト
わかりました。2つ目が、研究開発費の見方というところなんですけれども、これだけ円安が進んでまいりますと、来期14年3月期の3,100億円の研究開発費で走れるのかっていうのがちょっと疑問点なんですが、来期、例えば3,100億円をもう超えるような見方をしておくべきなのかどうか。その点を高原さんにお聞きしたいんですけれども。これが2点目になります。
高原 宏 - 経営管理部長
高原でございます。来期は今まさに、次の中期計画を編成している過程で、いま確定的な話はできないんですけども、ただ1つ言えますのは、従来から申し上げてるように、当社は営業利益の段階ではもう為替に対しては、もうニュートラルな状態になっております。
つまりドル建ての売り上げとドル建ての経費、主としてR&Dでありますけども、これがだいたいバランスが取れて、営業利益の影響はもうほぼないと、そういう状態になっておりますんで、為替の動向はあまり考えずにこの中期の予算編成はされるだろうと。そのように考えております。
漆原 良一 - アナリスト
円での実額から増えるかもしれないけれども、営業利益段階ではチャラという見方で、中計走るっていう結論でよろしい。
高原 宏 - 経営管理部長
現在の為替の収支からいきますと、営業利益の段階ではほぼニュートラルです。
漆原 良一 - アナリスト
わかりました。最後、バランスシートの圧縮というところでおうかがいしたいんですが、依然ワーキングキャピタルの圧縮であるとか、有価証券の売却であるとか、土地の売却が進むというお話をおうかがいしてるんですけれども、ファーストクォーター、セカンドクォーターと出てきたんですけど、今回有価証券の売却で、売却益であるとか、固定資産の売却益が出てないんですけれども、これは第4四半期で出てくるんでしょうか。
あるいは今の株高を考えていきますと、来期売却予定の有価証券も今期で全部売ってしまうとか、加速して売ってしまうとか、バランスシートの圧縮に関して、現状をお聞かせ願える範囲でお答えいただければと思います。これが3番目です。最後になります。
高原 宏 - 経営管理部長
高原でございます。バランスシートの圧縮につきましては、ご存じのように、第2クォーターで株式を確か188億円ほど売却いたしました。売却益は170億円出ております。第3クォーターでは、これ予定しておりませんけども、予定、実施しておりませんけども、第4クォーターではある程度の予定どおりの売却は今、する予定にしております。
ただ、具体的にどの銘柄とかそういうことはまったくまだ決めておりませんし、タイミングも考えておりませんが、一時に比べると株式の水準がよくなったということと、ドル建ての株式については、円安のプラス要因もありますので、この第4クォーターでいくぶんかは、予定どおりの実施はしたいと考えてます。
ただ、現時点では13年度で予定してるものを前倒しで今するとか、そういうことはいま考えておりません。
漆原 良一 - アナリスト
わかりました。
高原 宏 - 経営管理部長
それからバランスシートのスリム化は、遊休不動産とか、遊休の株式の売却と平行して、運転資本の圧縮でありますとか、それから手元キャッシュも、これも圧縮と言いますか、そういうこともいま検討しております。
いま、従来から手元キャッシュ、だいたい3,150億円程度は必要資金として用意するというふうに申し上げておりましたけども、これだいたい2,900億円ぐらいまでは圧縮できるだろうというふうに考えております。
それから運転資本の月数も去年のだいたい3.3カ月だったと思いますけども、これを順次、この(中期)期間中に2カ月大ですね、3カ月ちょっと割る程度ぐらいまでは、これ欧米マルチナショナルのだいたい平均値がそれぐらいになっておりますので、そこを目指して圧縮をやってきたいと、そのように考えてます。
漆原 良一 - アナリスト
そうしますと今回のサードクォーターの売上債権のところの圧縮というのは、まだプロジェクトとしては進んでないっていうことでよろしいですか。
高原 宏 - 経営管理部長
具体的には今年の3月末の債権月数をまだ少ないんですけども、0.1カ月程度圧縮するということを目標に、いま具体的にグローバルでプロジェクトを動かしてます。
漆原 良一 - アナリスト
わかりました。ありがとうございます。以上になります。
クリストファー・ホフマン - コーポレート・コミュニケーション部長
ありがとうございました。
漆原 良一 - アナリスト
(ありがとうございます)。
クリストファー・ホフマン - コーポレート・コミュニケーション部長
はい、次の質問、お願いします。
司会
続いてのご質問は、バークレイズ証券、関様です。関様、お話しください。
クリストファー・ホフマン - コーポレート・コミュニケーション部長
はい、関さん、お願いします。
関 篤史 - アナリスト
もしもし。
クリストファー・ホフマン - コーポレート・コミュニケーション部長
はい、お願いします。
関 篤史 - アナリスト
よろしくお願いします。最初、5ページのプレゼン資料のところで、高原様が、(デギレキ)ベースのところの成長のところをお話しいただいたかと思うんですけども、新興国の営業利益のマージンのところの変化について、以前半年前のミーティングで、将来的に30%でしたっけ、目指されるっていうお話あったかと思うんですけども、そのあたりのアップデート、いただけますでしょうか。
高原 宏 - 経営管理部長
じゃあ申し上げます。将来的には、だいたい今30%程度のものを40%を目指して上げていくというふうに申し上げたと思います。それでこの第3クォーターの新興国の営業利益率が29%になっております。これユーロベースでありまして、だいたい今のわれわれが考えております30%レベルと。これからさらに来年以降上げていくと。そう考えてます。
もう少しご説明しますと、皆さんが一番ご心配なさってる中国の利益率はどうかというとこですけども、これすでに14%ぐらいになっておりまして、一時に比べると、ずいぶん利益率が改善してるということを申し上げておきます。以上でございます。
関 篤史 - アナリスト
はい、ありがとうございます。あと2点目が、承認を取得された米国の「ネシーナ」なんですけども、あまり現時点でお話しいただけること多くないかもしれませんが、価格に関しては、EXAMINE試験を踏まえて、カーディオ・バスキュラー・セーフティ・データがあることから、ほかの薬剤よりも高い価値があるということで、高い価格を付けられるというふうに考えておいてよろしいでしょうか。
井上 益光 - 経営管理副部長
井上でございます。まことに申し訳ございませんが、現段階ではちょっとまだ決めておりませんし、申し上げかねます。恐れ入ります。
関 篤史 - アナリスト
わかりました。ありがとうございます。あと3つ目が前立腺がんの治療剤「TAK-700」の化学療法後の去勢抵抗性前立腺がんの試験結果について、もうそろそろかと思うんですけど、そこ、結果はそろそろ出るというふうに見ておいてよろしいんでしょうか。
三好 集 - CMSOオフィス長
まだ出ておりません。
関 篤史 - アナリスト
もうラストペイシェントアウトはされたんでしたね。
三好 集 - CMSOオフィス長
ちょっとお待ちください。すいません、現在C21004試験とC21005試験というのをやっておりまして、C21005試験が、いま言われたのは、「ドセタキセル」ベースでの化学療法中のもののお話をされましたでしょうか。もう一度ちょっとご質問願えますでしょうか。
関 篤史 - アナリスト
化学療法、そうですね、「ドセタキセル」ベースの化学療法で増悪された患者さんに対するほうです。
三好 集 - CMSOオフィス長
はいはい、ああ、そうですね。C21005ですね、はい。C21005は、現在2013年のASCOか、ESMOで発表する予定にしております。それまでお待ち願えますでしょうか。
関 篤史 - アナリスト
はい、わかりました。あと最後なんですけども、ノロのワクチンですね。非常にアンメットニーズ高いところかと思うんですけども、現在フェーズ1/2試験やってらっしゃって、この次はフェーズ3試験になるというふうに見ておいてよろしいんでしょうか。あとこの試験、ワクチンの性質を考えると、結構な規模が必要になると思うんですけども、(サイレント)マーカーでいけるような性質の試験になるんでしょうか、というのをおうかがいしたいんですけども。
三好 集 - CMSOオフィス長
はい、現在フェーズ1/2試験中であります。追加フェーズ2をもう少しした後、フェーズ3を開始する予定です。先ほど申しましたフェーズ1/2は、2013年途中には完了できるかなと思っております。
それと2つ目の患者数が必要かというお話ですね。ちょっと申し訳ございません、全体的な規模については、現在まだ確認できておりませんので、後日、また別の機会にお話ししたいと思います。
関 篤史 - アナリスト
はい、ありがとうございました。以上です。
クリストファー・ホフマン - コーポレート・コミュニケーション部長
ありがとうございました。次の質問、お願いします。
司会
続いてのご質問は、クレディ・スイス証券、酒井様です。酒井様、お話しください。
酒井 文義 - アナリスト
すいません、酒井ですけれども。
クリストファー・ホフマン - コーポレート・コミュニケーション部長
はい、お願いします。
酒井 文義 - アナリスト
よろしくお願いします。細かいこと、いくつかお聞きしたいんですけども、1つは「アクトス」ですが、今期ずっと想定よりも落ちてないというお話を聞いてます。第3クォーターまで来てるんですけれども、これ来期に関して言えば、やはり相当ジェネリックがやはり侵食していくだろうと。何をお聞きしたいかと言うと、あとロシアのこともお聞きしたいんですが、要は売り上げのダウンサイドを来期見る場合に、「アクトス」と、それから果たしてロシアがこの好調ぶりを維持できるのか。
それから為替の影響ですけど、これは利益のほうです。高原さん、中計ではニュートラルだというふうにおっしゃいましたが、確かにユーロはニュートラルだと思いますが、ドルは確か今期円安でマイナスに、つまり多分米国のオペレーションが赤字ということで、マイナスに利く方向だと思うんですが、これは来期以降は解消されるのかどうか。
すいません、ちょっとこの3つまとめてなんですが、ちょっとその辺お聞きしたいんですが、いかがでしょうか。
井上 益光 - 経営管理副部長
はじめの2つについては井上からお答えをいたします。まず「アクトス」ですね。ご指摘のとおり、12年度については想定やや外と言いますか、残っております。これがどこまで続くかというのは、私たちはあんまり楽観的には考えておりませんで、もう年が明けて1月ぐらいからここっていうのは、もう減少してくるんじゃないかなというふうに見ておりますし、13年度については、もうレ(レギューリアリー)になっていくという覚悟をしております。
あとロシアにつきましては、新興国の成長が全般的にどうなんだろうと言われている中で、やはりロシアについては、1つは市場環境としては経済自体を上回る医薬品市場の伸びというものは、これはあるだろうということで、それにもう1つは、先日もヤロスラブリに工場を竣工いたしましたけれども、武田ロシアも長い歴史を持っておりますので、その中でも医薬品市場の成長を上回る成長、すなわちシェアですね、このシェアアップっていうのはやっていけるというふうに考えております。それから(複数の発言者)。
酒井 文義 - アナリスト
すいません、確認なんですが、これはそうすると今の伸びというのは、旧ナイコメッドの延長であって、まだ武田が何らかのシナジーって言いますか、手を加えてるものではないと。そういう市場拡大に沿ったものという理解でよろしいんですね。
井上 益光 - 経営管理副部長
ロシアについてですね。
酒井 文義 - アナリスト
はい。
井上 益光 - 経営管理副部長
うん、ロシアについては、武田の製品が貢献してくるのは、この中期計画の後半、今度の中期計画の後半からということで、これは承認の関係ですけれども、そうご理解いただいたらと思います。
酒井 文義 - アナリスト
わかりました。この2,009億円ですよね、2,009億円、この中のロシア/CISの売り上げっていうのはどのぐらいか教えていただけます。もしもし。
クリストファー・ホフマン - コーポレート・コミュニケーション部長
少々お待ちください。
酒井 文義 - アナリスト
いや、あれだったら、後で結構ですから。
高原 宏 - 経営管理部長
高原ですけども、先に為替のご質問いただいてたんで、これちょっと私から答えましょう。
酒井 文義 - アナリスト
はい。
高原 宏 - 経営管理部長
ご質問に対して直接的な回答にはならないんですけども、この第4クォーターの為替感応度をちょっと申し上げときます。これ売上高、1円為替が変動いたしますと、売上高でドルの場合11億円、営業利益でマイナスの1億円。ユーロの場合では、これ1円変動いたしますと、売上高で10億円、営業利益で完全にニュートラルと。これが今うちの為替感応度です。
酒井 文義 - アナリスト
はい、以前、はい。
高原 宏 - 経営管理部長
申し上げたいのは、これ先ほども言いましたように、中期計画のほうはいま編成中なんで、13年度以降どうなるのかっていうのは、これ責任持った数字申し上げられないんですけども、来年以降米国でも新製品伸びて、ドルの売り上げが増えていくという傾向にありますんで、現状申し上げた第4クォーターの感応度よりも、営業利益への影響はよりニュートラルに近づくだろうと、そのようにいま考えてます。
酒井 文義 - アナリスト
わかりました。じゃあマイナスではなくなるということですね、円安による。
高原 宏 - 経営管理部長
そうなるように期待しております。
酒井 文義 - アナリスト
はい、わかりました、はい。
クリストファー・ホフマン - コーポレート・コミュニケーション部長
それでは時間の都合、すいませんでした。
高原 宏 - 経営管理部長
はい、高原です。ロシアの売上高、いくら入ってるかと、332億円です。
酒井 文義 - アナリスト
ああ、332億円。
高原 宏 - 経営管理部長
はい。
酒井 文義 - アナリスト
第3クォーター、累積でよろしいんですかね。
高原 宏 - 経営管理部長
ええ、第3クォーター累積です。
酒井 文義 - アナリスト
はい、わかりました。
クリストファー・ホフマン - コーポレート・コミュニケーション部長
それでは。
酒井 文義 - アナリスト
ええ、じゃあもう時間ないんで、ここでやめときます。あとはIRの人に聞きます。ありがとうございました。
クリストファー・ホフマン - コーポレート・コミュニケーション部長
ありがとうございました。お時間の都合もございますので、次の質問を最後にさせていただきます。お願いいたします。
司会
続いてのご質問は、東海東京調査センター、赤羽様です。赤羽様、お話しください。
赤羽 高 - アナリスト
よろしくお願いします。
クリストファー・ホフマン - コーポレート・コミュニケーション部長
はい。
赤羽 高 - アナリスト
時間もないっていうことなので、2点で、新興国のところなんですけども、先ほど中国30%増、利益46%増という話と、全体も14%と非常にいいんですが、これはほぼ想定どおりですか、各地域とも。
高原 宏 - 経営管理部長
高原でございますけども、想定どおりです、ええ。
赤羽 高 - アナリスト
16%っていうのは中計よりいただきまして、その流れで来てるってことですね。
高原 宏 - 経営管理部長
正確に言うと、想定の範囲内で今いってると、そういうふうに考えてます。
赤羽 高 - アナリスト
わかりました。中国のこの利益率が非常に改善してるのは、何か理由ありますかね。
高原 宏 - 経営管理部長
理由としては、これ一方でMRの数を増やすとか、そういう強化策というのは積極的にやってるんですけども、組織の体制の見直しも行いまして、効率的な事業体制に向けていま改善してるということと、それから言うまでもなく、中国の売上高が大きく伸長してるということでありまして、参考までに申し上げますと、ユーロベースでいきますと、だいたい対前年比45%の売り上げは伸びております。これ現地通貨ベースでいきますと、29%売り上げが伸びてると。そういうことが営業利益率が改善した最大の要因であります。
赤羽 高 - アナリスト
わかりました。私から最後ですけれども、第4クォーターの見方なんですが、今のご予想だと、第4クォーター3,600億円の売り上げで、営業利益が94億円で、経常赤字ですよね。それで営業利益の要因分析を2クォーター、3クォーター見てたんですけど、これは原価のところでは為替の影響が第3クォーター上がっていて、当然ですけど、管理費のほうはプラスになってますよね。第4クォーターは、先ほどの高原さんのお話では為替の感応度ゼロなんですけども、第4クォーターこうやって経常利益をほぼマイナスと見なきゃいけないような状況なんでしょうか。
高原 宏 - 経営管理部長
第4クォーターの経常利益が少し、確か13億円ぐらいだったかな、マイナスになるような計算になると思いますけども、これは営業外のところで第4クォーターでは特殊な要因が少し出るもんですから、これでもってマイナスになると、マイナスインパクトがあると、そう考えてます。
これ具体的に言いますと、M&Aに伴って、後払いのロイヤルティ対価っていうのは、貸借対照表に資産計上して、同額を負債に計上してるんですけども、これ1年ごとにディスカウントキャッシュフローで計算してるもんですから、負債の額が1年経つと大きくなって、その影響額が少し出ると。こういう要因が第4クォーターのところで、営業外にインパクトが出てくると。こういうことが営業利益ではプラスだけども、経常利益ではマイナスに働く可能性がある最大の要因であるというふうに考えてます。
赤羽 高 - アナリスト
それ現時点でどのぐらい見込まれてますか。
高原 宏 - 経営管理部長
はい?
赤羽 高 - アナリスト
現時点でどのぐらいの金額を見込まれてますかね。
高原 宏 - 経営管理部長
いやこれちょっと、まだ本決算の時に申し上げますんで、20億~30億円だと思います、はい。
赤羽 高 - アナリスト
じゃあ、(割合)その経常で赤字になるっていう感じじゃないですよね。
高原 宏 - 経営管理部長
ええ、何ですか。
赤羽 高 - アナリスト
経常利益が第4クォーター赤字になるっていう感じではないですよね。
高原 宏 - 経営管理部長
赤字になる。これは。
赤羽 高 - アナリスト
赤字になる。
高原 宏 - 経営管理部長
赤になるという意味ですか。
赤羽 高 - アナリスト
ええ、今13億円の赤字になる予定ですよね。
高原 宏 - 経営管理部長
はいはい。
赤羽 高 - アナリスト
そこまではいかないという、見ててよろしいわけですか。
高原 宏 - 経営管理部長
そこまではいかないと思いますけども、経常利益もこれ、営業利益次第ですので、あまりご心配なされることはないと思います。
赤羽 高 - アナリスト
わかりました。ありがとうございます。
クリストファー・ホフマン - コーポレート・コミュニケーション部長
はい、これをもちまして、本日のカンファレンスコールを終了させていただきます。本日はお忙しい中、ご参加いただきまして、まことにありがとうございました。今後ともよろしくお願いいたします。
司会
以上で電話会議を終了いたします。皆様、本日はご出席いただき、まことにありがとうございました。どうぞ電話をお切りください。