Takeda Pharmaceutical Co Ltd (TAK) 2011 Q1 法說會逐字稿

完整原文

使用警語:中文譯文來源為 Google 翻譯,僅供參考,實際內容請以英文原文為主

  • 司会

  • 本日は、武田薬品工業株式会社2010年度第1四半期決算カンファレンスコールにご参加いただき、誠にありがとうございます。本日のカンファレンスコールは武田薬品工業株式会社のホームページに掲載されておりますプレゼンテーション資料を使って行われます。お手元に資料をご用意されていない方がいらっしゃいましたら、お手数ですがホームページをご覧ください。開始時間は19時を予定しております。

  • 時間となりました。これより会議を始めます。この電話会議では、将来予測を含む情報が提供されることがありますが、これらの情報は当社の現時点での予測に過ぎません。様々な要因により、実際の業績がこれら将来予測と大きく異なる場合がありますのでご留意ください。

  • プレゼンテーション中はすべての回線が聞き取り専用になっております。質疑応答はプレゼンテーションの後に行われます。また、この会議の様子は質疑応答を含め、インターネットで中継しておりますので、参加者の方はご了承いただきたく存じます。インターネットからお聞きの方は、聞き取り専用となっておりますのでご注意ください。

  • それでは武田薬品工業、大槻部長、お願いいたします。

  • 大槻 浩 - コーポレート・コミュニケーション部長

  • 本日は大変お忙しい中、当社の2010年度第1四半期決算カンファレンスコールにご参加いただき、誠にありがとうございます。私は本日、司会を務めさせていただきます、コーポレート・コミュニケーション部長の大槻でございます。どうぞよろしくお願いいたします。

  • 本日、当社からはプレゼンター、および質問回答者として、研究開発統括職の大川、事業戦略部長の井上、製品戦略部長の岩崎、経理部長の高原が参加しております。

  • まず、当社より2010年度第1四半期連結業績の概要、および研究開発におけるトピックスについてご紹介させていただきます。その後に質疑応答の時間を設けております。十分な時間をとっておりますので、どうぞご遠慮なくご質問をお聞かせいただきたく存じます。

  • それでは、お手元にカンファレンスコールのプレゼンテーション資料と決算短信をご覧いただきながらご参加ください。高原部長、大川取締役、よろしくお願いいたします。まず最初に高原経理部長からお願いいたします。

  • 高原 宏 - 経理部長

  • 経理部長の高原でございます。ただいまより2010年度第1四半期連結業績の概要につきましてご説明させていただきます。

  • 2010年度第1四半期の連結業績の概要につきましてはご覧のとおりでございます。売上高につきましては、国内で今年6月に新発売した「ネシーナ」、「ユニシア」、「ベクティビックス」が増収に寄与し、米国においても「アクトス」、「ベルケイド」や、昨年新発売いたしました「デクスラント」、「ユーロリック」が伸張いたしました。

  • 一方で米国での「プレバシド」の特許期間が満了したことによる減収影響と、為替の円高によるマイナス影響がありましたので、売上高は前期から243億円、6.4%減収の3,547億円となりました。

  • 利益面では、一般管理販売費、および研究開発費が減少したものの、減収に伴う売上総利益の減少を吸収できず、営業利益は前期から184億円、14.6%減益の1,073億円となりました。

  • 経常利益は、営業利益の減益に加え営業外損益の悪化により、前期から338億円、24.5%減益の1,038億円となりました。

  • 純利益は、経常利益の減益に加え、前期はアイルランドの製造子会社2社の再編に伴う税金の減少がありましたが、当期にはこのような要因はございませんので、前期から485億円、43.1%減の641億円となりました。

  • 特別損益・特殊要因除きのEPSにつきましては、前期より65円10銭減少し、97円16銭となりました。

  • 次のスライドをご覧ください。為替の影響でございますがご覧のとおり、売上高で116億円、営業利益41億円、純利益で21億円と、各々でマイナス影響となっております。また、為替の変動影響でございますが、為替レートが1円円安になった場合の通年ベースの業績への影響額は、スライド下段に表示しているとおりでございます。

  • 次のスライドをご覧ください。セグメント別の売上高の増減内訳をご説明いたします。医療用医薬品事業のうち国内での売上高は、「エンブレル」の増収や「ネシーナ」などの新製品の寄与により、ご覧のとおり対前期で15億円、1.1%の増収となりました。

  • 一方、海外での売上高は先ほど申し上げましたとおり、「アクトス」、「ベルケイド」や、昨年新発売いたしました「デクスラント」、「ユーロリック」の伸張はあったものの、為替の円高や「ランソプラゾール」の米国特許満了による減収影響を吸収できず、対前年同期で283億円、13.8%の減収となりました。

  • 次にヘルスケア事業の売上高は、「アリナミンドリンク類」、「ベンザ類」などの増収により、対前期で6億円、4.2%の増収となりました。

  • その他事業の売上高は、和光純薬を中心に対前期で20億円、8.9%の増収となっております。

  • 次のスライドをご覧ください。次に連結医療用医薬品の売上高の推移を地域別に見たスライドです。当社グループ全体では、前期から270億円、7.8%の減収となりました。為替の円高影響を除きますと155億円、4.5%の減収となります。

  • 地域別の増減はご覧のとおりでございますが、欧州では為替影響を除きますと「アクトス」の増収などで12億円、2.9%の増収となりました。

  • 次のスライドをご覧ください。当社の主力製品の売上高の状況についてご説明いたします。「ピオグリタゾン」は35億円、「ベルケイド」は13億円、「カンデサルタン」は9億円の増収となりましたが、「ランソプラゾール」は312億円の大幅減収、「リュープロレリン」でも18億円の減収となりました。

  • 次のスライドをご覧ください。営業利益の増減内訳はご覧のとおりになっております。売上総利益は、売上高の減収により260億円、8.5%の減益となりました。売上総利益率は、為替の円高によるマイナス影響と利益率の高い「プレバシド」の減収により、1.8ポイント低下いたしました。

  • 一般管理販売費は、米国においてリストラ費用が発生いたしましたが、無形固定資産償却費、のれん償却費が前期より45億円減少したことや為替の円高による影響などで、全体で49億円減少いたしました。研究開発費は28億円減少いたしました。

  • この結果、営業利益は前期から184億円、14.6%の減益となっております。

  • 次のスライドをお願いします。次に純利益の増減の内訳をご説明いたします。営業利益での184億円の減益に加え、円高に伴う評価損益の発生などにより、営業外損益が154億円悪化したことや税金などが147億円増加したことなどによりまして、四半期純利益は485億円、43.1%減少の641億円となりました。

  • 税金でございますが、前期は先ほど申し上げましたとおり、アイルランドの子会社再編に伴う税金の減少により、連結実効税率は17.7%と低くなっておりましたが、当期はこのような要因がないことから、連結実効税率は37.5%となっております。

  • 次のスライドをご覧ください。次に当期のキャッシュフローの状況についてご説明いたします。当四半期のキャッシュフローは主に、法人税の支払い492億、有形固定資産の取得による支出483億、および配当金の支払い626億円により、813億のマイナスとなりました。

  • 内訳といたしましては、営業活動によるキャッシュフローが389億のマイナス(sic-プレスリリース参照)、投資活動によるキャッシュフローが212億円のマイナス、財務活動によるキャッシュフローは637億のマイナスとなりました。

  • 最後に今年度の業績見通しでございますけども、5月の09年度決算発表においてご報告いたしました数値から変更はいたしません。前提となる為替レートについては、足元の円高の推移を考慮してドルは90円と変更いたしませんが、ユーロは年間130円から110円に見直してみました。これにより減収影響が160億の売り上げの減は覚悟せざるを得ないと考えておりましたが、一時の急激な円ユーロ安は落ち着きを見せており、現時点ではユーロ高に戻ってきていることもあります。

  • また、本四半期決算では、当初の想定以上の出足を見せている品目もございますことから、この程度の為替によるマイナス影響が仮に生じたとしても、売り上げ伸張に向けた経営努力で十分にカバーできると考えており、現時点では公表予想を変更せず据え置くことといたしました。

  • 以上で私からの説明を終えさせていただきます。ありがとうございました。

  • 大槻 浩 - コーポレート・コミュニケーション部長

  • はい。それでは続きまして大川取締役からお願いいたします。

  • 大川 滋紀 - 取締役研究開発統括職

  • 研究開発統括職の大川でございます。引き続きまして2009年度決算公表以降の研究開発におけます、トピックスについてご紹介をいたします。

  • まず、静注用鉄欠乏性貧血治療剤「フェラヘム」でございますが、6月、エーマグ社が欧州医薬品審査庁に販売許可申請を提出いたしました。本申請の効能は慢性腎疾患に伴う鉄欠乏性貧血です。加えて同月、あらゆる鉄欠乏性貧血を対象といたしましたグローバル臨床第3相試験を開始いたしました。「フェラヘム」につきましては後ほど、よりご詳細に説明をいたします。

  • 次に、消化性潰瘍治療剤「ランソプラゾール」につきまして、7月の23日、厚生労働省より低用量アスピリン投与時におけます胃潰瘍、または十二指腸潰瘍の再発抑制の効能追加承認を取得いたしました。

  • 以降のスライドでは、開発品のより詳しい内容につきまして、米国糖尿病学会ADAや、米国臨床腫瘍学会ASCOにおきまして発表されましたデータを中心にご紹介をいたします。次のスライドお願いいたします。

  • まず最初に、当社のGPCR研究から創出いたしましたTAK-875のデータを紹介いたします。本薬はTタンパク質きょうやく受容体GPCRの1つであり、膵島細胞に発現するGPR40に対し高い選択性を有するファーストインクラスとなり得る新規GPR40作動薬であります。当社の糖尿病フランチャイズ強化を目的に開発をいたしております。

  • 本薬はグルコース濃度依存的にインスリン分泌を促進することから、スルホニルウレア系薬剤やグリニド系薬剤とは異なり、低血糖、および膵疲弊を起こす可能性が低く、有効かつ安全な2型糖尿病治療薬として期待をいたしております。

  • 本年の米国糖尿病学会ADAにおきまして、フェーズⅠ試験から得られたデータを公表いたしております。フェーズⅠ試験では、日本、および欧米の健常人に対し、すべての設定容量で安全性と忍容性が確認されております。また、食事による影響がなく、1日1回投与の可能性が示唆されております。

  • 本薬は現在、日米欧におきましてフェーズⅡ試験を実施中であり、2011年度中にはフェーズⅢにステージアップする予定でございます。

  • 次のスライドをご覧ください。引き続きまして当社創製の経口前立腺癌治療薬TAK-700につきましてご紹介をいたします。

  • 本薬は非ステロイド系の男性ホルモン合成酵素阻害薬で、男性ホルモンの生成に重要な役割を果たします17.20リアーゼに強力に結合し、その働きを阻害いたします。17.20リアーゼは、精巣および副腎の両方で合成される男性ホルモンの先駆物質を産生する酵素であります。

  • 本薬はPSA上昇や転移の原因であります生成以外の男性ホルモンに高い阻害活性を示すことから、治療が困難な除睾術抵抗性の前立腺癌に対する有望な治療薬として期待をされております。

  • 本スライドでは、本年の米国臨床腫瘍学会ASCOで公表いたしました非盲険のフェーズⅠ、フェーズⅡ試験から得られた成績を示しております。フェーズⅠ試験では、本薬300ミリグラム以上を1日2回経口投与した転移性除睾術抵抗性の前立腺癌患者におきまして、高い活性と忍容性が確認されました。

  • フェーズⅡ試験では、有効性、安全性ならびにプレドニゾンとの併用の必要性について、さらに検討を進めてまいります。本薬は現在、フェーズⅡ試験を実施中であり、本年度末までにはフェーズⅢ試験を開始する予定でございます。

  • 次のスライドをご覧ください。引き続きましてミレニアム社創製の経口オーロラAキナーゼ阻害薬でありますMLN8237についてご紹介をいたします。

  • 本薬は細胞分裂に必須のキナーゼのうち、オーロラAを選択的に阻害する薬剤で、経口投与により血液癌、固形癌に高い効果が期待されております。

  • 本年の米国臨床腫瘍学会ASCOにおきましてフェーズⅠ試験の結果が発表され、本薬の安全性、ならびに高い忍容性が示されました。この後、フェーズⅡ試験では、引き続き安全性、有効性を検討してまいります。

  • 次のスライドをご覧ください。同じくミレニアム社創製の経口・静注両剤型で開発中のプロテアソーム阻害薬、MLN9708についてご紹介をいたします。

  • 本薬につきましては、同じく本年の米国臨床腫瘍学会におきまして、進行性の固形癌を対象に実施いたしました第1相非盲険、多施設共同、容量設定試験の結果を公表しており、静注投与におけます本薬の安全性、ならびに最大耐容量を検討いたしております。

  • 本薬は、経口投与が可能なプロテアソーム阻害薬として、「ベルケイド」よりも高い抗腫瘍活性、抗腫瘍効果、および幅広い癌種にその効果が期待されております。

  • 次のスライドをご覧ください。最後に、本年3月、米国エーマグ社より導入いたしました、鉄欠乏性貧血治療剤「フェラヘム」についてご紹介をいたします。

  • 本剤につきましては本年6月、エーマグ社から欧州医薬品審査庁に対して販売許可申請が提出されており、2011年度中の承認を見込んでおります。スイスについても2010年中に申請できる見込みでございます。

  • 通常1グラムの鉄分を投与する場合、既存の静注用鉄製剤は数週間かけて5回から10回の投与が必要となりますが、「フェラヘム」は2回で1グラムの鉄分を投与できるため、投与回数と通院回数が少なく、コンプライアンスに優れる点が差別化ポイントでございます。

  • 欧州では、100万人以上の患者さんが慢性腎疾患と鉄欠乏性貧血を同時に併発しており、慢性腎疾患を除いても、さらに400万人以上の患者さんが鉄欠乏性貧血を罹患していると推定されます。本年6月にはあらゆる鉄欠乏性貧血を対象といたしましたグローバルフェーズⅢ試験が開始されております。当社では本剤により、鉄欠乏性貧血患者さんに新たな治療法を提供できるものと期待をいたしております。

  • 私のほうからは以上でございます。どうもありがとうございました。

  • 大槻 浩 - コーポレート・コミュニケーション部長

  • それでは皆様からのご質問をお受けしたいと思います。日本語会議、英語会議にご参加の皆様より同時に質問をお受けいたします。オペレーターさんお願いいたします。

  • 司会

  • (司会の指示)予定時刻まで質疑応答を行います。順番がまいりましたらオペレーターより指名させていただきます。

  • 最初のご質問はドイツ証券の舛添様です。舛添様、お話しください。

  • 舛添 憲司 - アナリスト

  • ドイツ証券、舛添です。こんばんは。よろしくお願いします。よろしいですか。

  • 大槻 浩 - コーポレート・コミュニケーション部長

  • はい、どうぞお話しください。

  • 舛添 憲司 - アナリスト

  • 3点あるんですけども、まず1点目が研究開発費なんですけども、1クォーター621億ということで、計画変えられていないんですけども、そうすると2クォーターはこの779億円を使うという理解でよろしいですか。それか何か期ずれとか、何かがあるんでしょうか。

  • 井上 益光 - 事業戦略部長

  • 事業戦略部の井上です。ご質問は、上期のうちに上期の分を使い切るかというご質問ですよね。

  • 舛添 憲司 - アナリスト

  • そうですね、はい、ええ。

  • 井上 益光 - 事業戦略部長

  • これはまあ一応、導入費の関係もまだ進捗してないということもございまして、それが上期になるのか下期になるのかという微妙なところもありますから、年間で見ておりまして、いま検討している案件の数とか実現可能性とか、そういうものを全部考えますと、予定どおり使うというふうに考えていますし、あと研究開発費も同様に、若干の期ずれはございますけど、年間を通じては予定どおりということにさせていただきたいと思います。

  • 舛添 憲司 - アナリスト

  • わかりました。2点目は、実効税率なんですけども、この1クォーターのとこで先ほどアイルランドの件もあって、通常っていうか、去年が特殊要因でしたよっていうふうに言われたんですけども、そうすると37.5%と。これ、通年を通してだいたいこの程度って見てよろしいですか。それとももう少し低い35ぐらいを見たほうがよろしんですか。

  • 高原 宏 - 経理部長

  • 高原ですけども。第1クォーターは37.5になっておりまして、若干高くなってます。これは、要因としては試験研究費の出方が少し遅れておりますので、この税額控除がまだ予定どおり取れてないという要因でありまして、年間では一応35%程度に収束すると今、考えております。

  • 舛添 憲司 - アナリスト

  • わかりました。最後の質問ですけども、あと国内の医療用医薬品のところが対計画費で見ると若干遅れているように見えるんですけども、これは何か特別な理由がありますか。それとも新薬の上市が6月続いたので、ちょっと既存の品目のところが手薄になったとか、何か要因があるんでしょうか。

  • 井上 益光 - 事業戦略部長

  • 井上でございます。舛添さんのご指摘のとおりですね。この6月に3製品、7月に3製品、新製品が出ていまして、当然でございますけれども、今年はだんだんと上がっていくという計画になっております。

  • 新製品をてこ入れするから、既存製品がおろそかになるということは決してないように努めていきますので、ご理解いただけたらと思います。

  • 舛添 憲司 - アナリスト

  • そうするとこの1クォーターが少しちっちゃいのは、あまり気にする必要はないっていうふうに見てよろしいわけですね。

  • 井上 益光 - 事業戦略部長

  • そうご理解いただきたいと思います。

  • 舛添 憲司 - アナリスト

  • わかりました、以上です。

  • 大槻 浩 - コーポレート・コミュニケーション部長

  • ありがとうございました。それでは次の質問をお願いいたします。

  • 司会

  • 続いてのご質問は日本経済新聞の村松様です。村松様お話しください。

  • 村松 - メディア

  • 日本経済新聞の村松です。聞こえますでしょうか。

  • 大槻 浩 - コーポレート・コミュニケーション部長

  • はい、聞こえております、よろしくお願いいたします。

  • 村松 - メディア

  • よろしくお願いします。主力製品の販売動向に関連してお尋ねいたします。先日本決算の際には、「アクトス」の後発薬の販売見通しについて長谷川社長なりがおっしゃっておられましたけれども、それ以降の、裁判のことですのでどれぐらい明確に言えるかはわかりませんが、和解、後発薬企業との和解の状況、それに関連して「アクトス」の後発薬の販売時期の見通しの最新状況について教えてください。

  • 井上 益光 - 事業戦略部長

  • はい、井上です。中期計画、およびこの10年度計画の発表のときに申し上げました、発売、「アクトス」の後発品の市場参入の時期でございます、これは変わっておりません。12年の8月ということで、この前提は変わっておりません。

  • 訴訟の状況でございますけれども、4月の末から現在までに「アクトス」単剤についてドクター・レディーズ、それからウォックハート、この2社から新たにパラグラフ4が出ました。これに対して訴訟を提起いたしまして、また、いま係争中でございますけれども、テバを含めてこれで3社が残っているということですが、中期計画の発表時と何らこのことに関しましては、見通しは変えておりませんのでご理解いただきたいと思います。

  • 村松 - メディア

  • わかりました、ありがとうございます。

  • 大槻 浩 - コーポレート・コミュニケーション部長

  • ありがとうございました。それでは次の質問お願いいたします。

  • 司会

  • 続いてのご質問はシティグループ証券の山口様です。山口様、お話しください。

  • 山口 秀丸 - アナリスト

  • もしもし。

  • 大槻 浩 - コーポレート・コミュニケーション部長

  • はい、聞こえております。

  • 山口 秀丸 - アナリスト

  • よろしくお願いします。1つ目が、高原さんのお話の中でユーロを変えたことによって売り上げ160へこむんだけれども、ほかのでカバーするんだと。出足がよい製品があるというふうにおっしゃいましたが、具体的にはどの辺を指しておられますか。

  • 高原 宏 - 経理部長

  • 高原でございます。まずユーロは、申し上げましたのは、現状であれば年間110円ぐらいは覚悟することも、保守的に見れば必要だと考えたということでありまして、ご承知のように若干、今は113円から114円ぐらいまで戻ってきております。

  • これが仮に110円になるとすると、売り上げで160、それから利益で50億程度のマイナスインパクトがあるんですけども、それは出足の好調な品目でカバーできるだろうということでありまして、じゃあ具体的にどういう品目なのかという話になりますと、私がいま思ってますのは、米国の「アクトス」、それから「ベルケイド」、「デクスラント」、「ユーロリック」、こういうところは当初考えていたよりも、第1クォーターの実績だけ見ますと少し出足がよいかなと、そのように考えております。

  • 山口 秀丸 - アナリスト

  • わかりました。同じ追加で、アメリカの「アクトス」ですが、もう2年間続いていることですけれども、「アバンディア」に対して様々なニュースが再度出ているわけですけれども、プレスコミッションとか見てもまだあまり反応は見えないんですけれど、皆様方の理解では今後、もうすでに好調ということでしたが、さらに「アクトス」が好調になるという可能性はあるというふうにご覧になってますか。それとも、もうすでに織り込まれているので、あまり変わらないというふうに思われてますか。

  • 高原 宏 - 経理部長

  • 出足好調と申し上げた品目の中にアメリカの「アクトス」がございます。これは年間計画の公表させていただいたときは、対前年で3%弱の伸びであろうということを申し上げたと思うんですが、これが、1つは値段の問題ですね。4月に値上げをいたしまして、処方箋枚数そのものは変わってないんですけれども、1処方箋当たりの錠数、これがちょっとメールオーダーなんかが増えまして、それが増えておりまして、計画を上回って進捗をしています。

  • したがいまして、これは、今時点でまだちょっと時期は尚早ですけれども、3%の半ばぐらいは対前年で伸びるんじゃないかというふうに思っています。ただ、そこは「アバンディア」との関係ということでいうと、これはまだちょっと、いろいろ考えてはいますけれども申し上げるのは尚早で、それを考えないで3%の半ばというふうに考えています。

  • 山口 秀丸 - アナリスト

  • わかりました。あと国内なんですけれども、「ネシーナ」11億円、「ベクティビックス」3億円、あと「ロゼレム」は決算外れてますけども7月ですが、この辺の出足は、想定いろいろあると思いますけれども、どのように評価されているか、定性的で結構なのでコメントいただけますでしょうか。

  • 岩崎 真人 - 製品戦略部長

  • 製品戦略の岩崎です。国内の場合に、特に最初に医療機関に納入になりますので、現時点で進捗がいいとか悪いとかはちょっと判断はできないと思いますが、先生方の評価というのは非常に高いです。特に日本ではDPP-4というのは、欧米人に比べて非常に効きやすいということもあって非常に評判が高いということ。

  • それから当社の場合には、従来からの糖尿病のフランチャイズが強固なものですので、その中で売るというふうな観点でいきますと、非常にポジティブに考えております。

  • さらに日本でいま一番使われておりますα-GIとの併用ができるのが当社の「ネシーナ」だけになりますから、そういう観点からいってもやっぱりポジティブだろうと思っております。

  • 併せて「ロゼレム」については、特に日本人向きの薬剤ではないかというふうなことで、すでにいろんな先生方から問い合わせがきているような状況ですので、非常にポジティブではないかというふうに判断しています。以上です。

  • 山口 秀丸 - アナリスト

  • わかりました。もう1個だけよろしいですか、最後。

  • 大槻 浩 - コーポレート・コミュニケーション部長

  • はい、じゃあ。

  • 山口 秀丸 - アナリスト

  • すいません。「ヘマタイド」のトップラインリザルトっていうか出てるんですけども、保存期でCVリスクが上がるっていう話だったので、ちょっと普通に考えるとあれれっていう気がするんですが、御社としてはこの前の臨床試験に対する見方、「ヘマタイド」のポテンシャルに対する見方っていうのは変わってないんでしょうか。それとも保存期についてはやや慎重に見たほうがいいと、このような話になっているんでしょうか。

  • 岩崎 真人 - 製品戦略部長

  • 今、中を、アフィマックス社と一緒に検討しているところでありまして、今の時点でちょっとお答えできる内容はないかなと思いますが、効果的には十分、非劣性がきちんと評価されているわけですので、もうちょっと待っていただけますか。そう遠い先でなく、方針が決まって公表する状況になると思います。

  • 山口 秀丸 - アナリスト

  • わかりました、ありがとうございます、以上です。

  • 大槻 浩 - コーポレート・コミュニケーション部長

  • ありがとうございました。それでは次の質問お願いいたします。

  • 司会

  • 続いてのご質問は、日本経済新聞の(兼松)様です。兼松様、お話しください。

  • 兼松 - メディア

  • こんばんは、日本経済新聞の兼松です、よろしくお願いします。

  • 大槻 浩 - コーポレート・コミュニケーション部長

  • はい、聞こえております。

  • 兼松 - メディア

  • 国から補助金を受けられてますインフルエンザワクチンのパイロットプラントについてなんですけども、こちらの今後の計画の概要を公表できる範囲で教えていただけないでしょうか。

  • 岩崎 真人 - 製品戦略部長

  • 製品戦略の岩崎なんですが、概要というのはまず、今回受けた1次の募集、1次助成についてのことをまずお話ししたらよろしいですか。

  • 兼松 - メディア

  • はい。それで今後の事業、御社のほうで公表できる範囲で事業計画があれば教えてください。

  • 岩崎 真人 - 製品戦略部長

  • はい。ご存じのように1次助成の内容は、新型インフルエンザワクチンの製造能力基盤の確立というふうなことでの、非常に実験レベルでの助成です。それについてはベロ細胞の培養技術を用いたもので、開発をこれから、開発というか技術の確立を図っていくということです。

  • 2次募集につきましては、まだ募集要項も出ておりませんので、現時点でお答えするのはちょっと早いかとは思いますが、武田薬品は、もうご存じのように1946年からワクチンについてはずっと事業をやってきております。製薬会社としては唯一の会社だと思いますね。製造施設も持ってですね。

  • 当然、1次を募集するってことはその先にあるものを考えての行動だというふうにご理解いただけたらありがたいと思いますが。

  • 兼松 - メディア

  • なるほどなるほど。その場合にバクスター社との今後の事業の展開の仕方なんかで、何かおっしゃれることはありますでしょうか。

  • 岩崎 真人 - 製品戦略部長

  • いろんな方法をいま考えておりますので、もうちょっと待っていただけたらきちんとしたお答えを出せると思います。

  • 兼松 - メディア

  • いつ頃をめどにお答えがあると考えたらいいでしょう。

  • 岩崎 真人 - 製品戦略部長

  • 2次の募集要項がまだ決まってないものですから、ちょっとそれに非常に大きく関わりますよね。当初予定からずいぶん遅れてきてますよね、募集そのものが。それから1次が決まるまでの期間につきましても、予想以上に非常に時間がかかっていたということもあって、ちょっと今の時点でお答えできる時期ではないんじゃないかと思います。

  • 兼松 - メディア

  • わかりました。じゃあ2次募集をやられる頃にということでよろしいでしょうか。

  • 岩崎 真人 - 製品戦略部長

  • すみません、ちょっと聞こえなかったんですけど。

  • 兼松 - メディア

  • 2次募集を、要項が出されるぐらいで御社のほうでも対外的に発表されるということでよろしいでしょうか。

  • 岩崎 真人 - 製品戦略部長

  • まあ、2次募集をするかということですか。

  • 兼松 - メディア

  • 対外的に発表される時期として、2次募集の要項が出されたぐらいで考えていいでしょうかと。

  • 岩崎 真人 - 製品戦略部長

  • いや、その時期が来ましたらですね。ちょっと申し訳ないですね、今、どういうふうにお答えしていいかわからないんですが、2次募集がそう先になるとはちょっと考えられないんですよ。もともとの予定が一刻も早く国内で供給できる体制を作れという、そういう下での助成ですので、そう先になるとは思いません。

  • 兼松 - メディア

  • わかりました。ありがとうございます。

  • 岩崎 真人 - 製品戦略部長

  • その頃に合わせて、きちんとした形の対応についてご報告申し上げると思います。

  • 兼松 - メディア

  • わかりました、ありがとうございます。

  • 大槻 浩 - コーポレート・コミュニケーション部長

  • ありがとうございました。それでは、次の質問お願いいたします。

  • 司会

  • 続いてのご質問はクレディ・スイス証券の酒井様です。酒井様お話しください。

  • 酒井 文義 - アナリスト

  • すみません、酒井です。

  • 大槻 浩 - コーポレート・コミュニケーション部長

  • はい、聞こえております。

  • 酒井 文義 - アナリスト

  • はい、よろしくお願いします。聞き逃したかもしれないんですが、TPNAとTPTGDのリストラの状況を教えていただきたいんですが、今、どの、何で言うんですか、何合目までっていうか、どの時点まで来ているのかですね。お願いしたいんですが。

  • 井上 益光 - 事業戦略部長

  • 中期計画の発表時にアナウンスさせていただきましたリストラクチャリング、無事終了しております。実際には6月に一斉にアナウンスをしまして、対象の方にお話をして、そして、それから法定60日間の残りの給与支払期間があるんですが、もう物理的には終わっておりまして、8月の半ばをもって完了するというふうにご理解いただいたらと思います。

  • 酒井 文義 - アナリスト

  • そうしますと対象とされていた人員削減は終了したという理解でよろしいですか。(複数の発言者)

  • 井上 益光 - 事業戦略部長

  • はい、対象どおり終了いたしました。

  • 酒井 文義 - アナリスト

  • はい、わかりました。それは来期のコストに効いてくるということでよろしいんですね。

  • 井上 益光 - 事業戦略部長

  • はい、今年は申し上げましたとおり、いわゆる退職のための一時金がございまして、それとこの費用削減というのがチャラになるというふうに申し上げましたが、若干、退職関係費用のほうが思っていたより少なくすみそうという状況であります。

  • 酒井 文義 - アナリスト

  • わかりました。あと1点は、定性的な、先ほどちょっと国内の営業の話が出てましたけども、今、MR、御社1,800名ぐらいだと思うんですけれども、3分の1ぐらいの方は多分、新薬を発売したことがないというか、手がけてない方がいらっしゃるんじゃないかなと。そういう方がいきなり6品目も出されたりすると、相当現場としては、忙しいことはいいんでしょうけれども、混乱を生じてる、そういうような状況は生じていないんでしょうか。

  • 岩崎 真人 - 製品戦略部長

  • 製品戦略の岩崎です。特に混乱が起きているということはなくて、確かにおっしゃるように非常に若手のMRが増えてきておりますので、俗に言うメンター制度って言ったらおかしいんですけれども、大学の病院ですとか大きい病院への製品の採用をサポートするようなシステムですとか、教育システムについては十分力を入れておりますし、私どもの教育を担当しております学術部門というところがあるんですけれども、そこの実力に関しては私ども今まで同様、非常に高い自信を持っております。そういう観点では、特に問題なく進んでいるというふうに考えていただいて結構です。

  • 酒井 文義 - アナリスト

  • わかりました。はい、どうもありがとうございます。

  • 大槻 浩 - コーポレート・コミュニケーション部長

  • ありがとうございました。それでは次の質問お願いいたします。

  • 司会

  • 続いてのご質問は野村證券の漆原様です。漆原様お話しください。

  • 漆原 良一 - アナリスト

  • 野村證券の漆原ですけれども、1点だけ教えていただければと思います。現状のお考え方のところなんですけれども、将来的に四半期配当に移行されるお考えはいま持ってらっしゃいますでしょうか。その点だけ教えていただければと思います。

  • 高原 宏 - 経理部長

  • 高原でございます。四半期配当につきましては、過去に検討はいたしましたが、現在の時点ではそのような考え方は持っておりません。以上です。

  • 漆原 良一 - アナリスト

  • わかりました、ありがとうございます。以上です。

  • 大槻 浩 - コーポレート・コミュニケーション部長

  • はい、ありがとうございました。それでは次の質問お願いいたします。

  • 司会

  • 続いてのご質問はブルームバーグの松山様です。松山様、お話しください。

  • 松山 - メディア

  • ブルームバーグ、松山です。お世話になります。先ほどパイプラインの紹介であったTAK-875に関してちょっとお伺いしたいんですけれども、グローバルな糖尿病の、すでに発売されている治療薬、もしくはいま開発中の治療薬も含めて、この治療薬というものがどういった位置づけになってくるのかということを教えてください。

  • また、他社が同じターゲットを追いかけているのか、開発としてこのエリアが混み合っているのかということも含めてお願いします。

  • 岩崎 真人 - 製品戦略部長

  • 位置づけというところでいきますと、これは非常に強いインスリンの分泌作用を持っています。かつ、糖依存的なインスリンの分泌ということで、低血糖を引き起こさないというのが1つの特徴であります。そういう観点からいきますと、位置づけでは今、市場にあるものではスルホニルウレア剤ですね、SU剤、SU剤を切り替えていく、SU剤の代わりに十分なり得る。むしろSU剤が全面的に切り替わってくるんじゃないかというふうなことを期待して開発をしております。

  • 他社がどうかというふうなことなんですが、似たようなGPRの作動薬、いくつかありますけれども、進んでいるものもあり進んでないものもあるというふうなことで、そういうお答えで申し訳ないんですが、当社のこのGPR40の作動薬、これについては現在、当社より遅れている化合物が2つほどありますかね。

  • 松山 - メディア

  • それはGPR40ということでということですか。

  • 岩崎 真人 - 製品戦略部長

  • はい。

  • 松山 - メディア

  • ああ、なるほど。この作動薬というのは、GPRの119なんかも他社が開発されてらっしゃるかと思うんですけれども、体重減少というのは起こすような役割というのは持っているんですか。

  • 岩崎 真人 - 製品戦略部長

  • まだフェーズⅡの段階で、現段階で体重が減るというふうなことを十分確認できているわけではありませんので、ちょっと時期が早いかなとは思いますが、間違いなく体重を増やすタイプの薬剤ではないというふうには考えています。

  • 松山 - メディア

  • わかりました、ありがとうございます。

  • 司会

  • (司会の指示)続いてのご質問はモルガン・スタンレーMUFG証券の三田様です。三田様お願いいたします。

  • 村岡 真一郎 - アナリスト

  • もしもし、モルガン・スタンレー、村岡です。

  • 大槻 浩 - コーポレート・コミュニケーション部長

  • 聞こえております。どうぞ。

  • 村岡 真一郎 - アナリスト

  • こんにちは、よろしくお願いします。僕もパイプラインで1個だけなんですけど、9708、経口の「ベルケイド」のようなやつですけれど、これ、物としては「ベルケイド」とはコンパウンドは違うんですよね。

  • 岩崎 真人 - 製品戦略部長

  • はい、コンバウンドは違います。

  • 村岡 真一郎 - アナリスト

  • ですよね。この経口のプロテアソーム阻害薬で、先日オニックスがフェーズⅡでうまくいって、これは達成効果中でしたけれども、もうすぐにでも申請しますみたいに言ってる「カルフィロゾミブ」っていうのがあったんですけど、あれと比べて、この9708のいいところ悪いところ、何か言える範囲で何かありますでしょうか。

  • 岩崎 真人 - 製品戦略部長

  • まだフェーズⅠの段階ですので、今の時点でどちらがいいとか、そこはちょっと評価は早いと思いますが、私どもミレニアムがプロテアソームの阻害薬の、やはり一番のオリジネーターだというふうに自負しているわけで、そこで作ってきているいくつかの研究の中から出てきたものですので、かなり高い確信を持っている製品、化合物です。

  • 村岡 真一郎 - アナリスト

  • オニックスの製品に関しては、この先、「ベルケイド」に対するリスクっていうふうに見ておいたほうがいいんでしょうか。

  • 岩崎 真人 - 製品戦略部長

  • 今の時点でちょっとその評価をするのは早いかなと思います。

  • 村岡 真一郎 - アナリスト

  • わかりました、はい、どうもありがとうございます。以上です。

  • 大槻 浩 - コーポレート・コミュニケーション部長

  • ありがとうございました。

  • 司会

  • (司会の指示)続いてのご質問は、日本経済新聞社の(根本)様です。根本様、お話しください。

  • 大槻 浩 - コーポレート・コミュニケーション部長

  • もしもし、根本さん、どうぞ。

  • 根本 - メディア

  • ああ、すみません。日本経済新聞の根本です。今日リリースをされてらっしゃったグローバル事業運営体制の強化に向けてということで、米欧販売統括職、アジア販売統括職を新設されたということだったんですが、それぞれどの程度の範囲までこの方たちの裁量があるのかということと、あとはフランク・モリッヒさんとそれぞれ平手さん、なぜ外部の方をお呼びになってこの職についていただいたのか、そこのところをちょっと教えてください。

  • 井上 益光 - 事業戦略部長

  • 事業戦略部の井上です。非常にいい質問をいただきましてありがとうございます。

  • このグローバルな運営体制の中での販売統括職というのが、これ、海外販売統括職というのを作りましてちょうど1年がたちました。その中で、やはりアジアというものは、非常に性質的に米欧と異なるということですね。マーケットの性質がですね。

  • それともう1つはやはり、かなりてこ入れをしていきたいというふうに私ども思っておりまして、特に中国ですね、これに本当に注力していきたいというふうに思っておりまして、アラン・マッケンジーの退任ということもございましたのでいろいろ考えまして、それで平手氏を迎えることにいたしました。

  • 平手は、ご承知のとおりもう経営の経験も豊富ですし、海外での活躍もしておりましたし、彼を中心に中国の事業というのを、そのほかのアジアも含めまして一層伸ばしていきたいというのが理由であります。

  • フランク・モリッヒは、これもアナウンスしておりますけれども、私どもやはりこれ、昨年始めましたタケダ・グローバル・アドバイザリー・ボードというのがありまして、この4人のアドバイザーの中に1人でした。

  • もともとサイエンスの畑の人なんですが、バイエルでの経営の経験を通じまして、非常に欧米に関する、マーケットに関する造詣が深くて、非常にこの方が適しているだろうということで入っていただいたということでありまして、ご質問の、外の人をだから入れたのかとかそういう意図はございませんで、その都度その都度、その役職に適した人という観点からすると、こういう方たちがたまたまいたというふうにご理解ください。

  • 根本 - メディア

  • 平手さんは癌ワクチンの「サーバリックス」の発売なんかに携わってらっしゃる方で、結構ワクチンの知識もかなり豊富というふうに伺っているんですけども、中国で御社、従前からおっしゃってるように、物としてワクチンを出していくということでおっしゃってますが、その時期、スケジュール的なものっていうのは今のところ何か見えているものはあるんでしょうか。

  • 岩崎 真人 - 製品戦略部長

  • いや、製品戦略の岩崎なんですが、全体でグローバルでワクチンの展開をしていくというふうなところはもうすでに長谷川等からも、いろんな外部に向かってお話をしておりますが、現時点でどの国でいつ、何をというふうなところまで発表できる時点、段階ではありません。その時期が来たら、どういう製品でどういうふうな形で、どの国からというふうなことはご発表させていただきたいと思います。

  • 根本 - メディア

  • はい、わかりました、ありがとうございます。

  • 大槻 浩 - コーポレート・コミュニケーション部長

  • ありがとうございました。ご質問者はいらっしゃらないようでございますので、質疑応答を終了させていただきたいと思います。これをもちまして、2010年度第1四半期決算カンファレンスコールを終了させていただきます。本日はお忙しい中、ご参加いただきまして誠にありがとうございました。今後ともなお一層のご指導、ご鞭撻をたまわりますよう、よろしくお願いいたします。ありがとうございました。

  • 司会

  • 以上で電話会議を終了いたします。皆様、本日はご出席いただき、誠にありがとうございました。どうぞ電話をお切りください。