使用警語:中文譯文來源為 Google 翻譯,僅供參考,實際內容請以英文原文為主
司会
時間となりました。これより会議を始めます。この電話会議では将来予測を含む情報が提供されることがありますが、これらの情報は当社の現時点での予測にすぎません。さまざまな要因により実際の業績がこれら将来予測と大きく異なる場合がありますのでご留意ください。
プレゼンテーション中はすべての回線が聞き取り専用になっております。質疑応答はプレゼンテーションの後に行われます。また、この会議の様子は質疑応答を含め、インターネットで中継しておりますので、参加者の方はご了承いただきたく存じます。インターネットからお聞きの方は、聞き取り専用となっておりますのでご注意ください。
それでは、武田薬品工業、ホフマン部長、お願いいたします。
クリストファー・ホフマン - コーポレート・コミュニケーション部長
本日は大変お忙しい中、当社の2013年度第3四半期決算カンファレンスコールにご参加いただき、まことにありがとうございます。私は本日、司会を務めさせていただきます、インベストリレーションズとコーポレート・コミュニケーションズを担当しておりますホフマンでございます。どうぞよろしくお願いいたします。
本日、当社からはプレゼンター、および質問回答者としてCFO、フランソワ・ロジェ、CMSOオフィス長の三好が参加しております。
まず、当社より研究開発におけるトピックス、および2013年度第3四半期連結業績の概要についてご紹介させていただきます。その後にQAの時間を設けております。それではお手元にカンファレンスコールのプレゼンテーション資料をご覧いただきながらご参加ください。まず初めに三好よりプレゼンテーションをさせていただきます。
三好 集 - CMSOオフィス長
CMSOオフィス長の三好でございます。私からは研究開発におけるアップデートについてご報告させていただきます。本日は2013年度第2四半期決算発表以降のパイプラインのステージアップ、米国血液学会ASHにおいて発表されました「MNL9708」、および「アドセトリス」の試験成績結果、また、昨年12月に米国ナトロジェン社より独占的販売権を取得いたしました潰瘍性大腸炎治療薬「Natura-alpha」について説明させていただきます。
それでは、次のスライドをお願いいたします。
先月、日本におきまして「アドセトリス」は、再発・難治性のCD30陽性ホジキンリンパ腫、および再発・難治性のCD30陽性未分化大細胞リンパ腫を適応症として承認取得いたしました。「アドセトリス」はすでに35か国以上で承認を取得しております。
「Contrave」は、心血管系リスク評価試験である大都市圏の中間解析を2013年度12月、オレキシジェン社がFDAへ提出いたしました。審査終了の目標日であるPDUFA DATEは2014年6月10日を予定しております。
「MLN9708」については、すでに欧米で開始しているグローバル・フェーズ3に取り入れる形で、再発・難治性の多発性骨髄腫対象に日本のフェーズ3を開始いたしました。
また、「MLN0002」につきましては、国内でのフェーズ3を開始しました。なお、欧米ではすでに潰瘍性大腸炎、およびクローン病を適応症として承認申請を行っております。
「AMITIZA」はすでに米国で発売しておりますが、今回、小児機能性便秘症を対象としたフェーズ3を開始しております。
「TAK-659」は今回、新規に開示させていただきました。チロシンキナーゼ阻害剤で固形がん、血液がんを対象にフェーズ1を開始いたしました。
また、すでにご報告申し上げておりますとおり、12月末、フェーズ3試験を行っておりました「TAK-875」について、肝における安全性の懸念から、患者さんの安全、利益を第1に考え、開発を自主的に中止いたしました。日本では2014年、欧米では2015年に申請を予定しておりましたことから残念ではあります。
しかしながら、当社では「MLN9708」や「MLN0002」など、開発後期にあるポテンシャルの高いプログラムが複数あることに加え、開発初期にある化合物も順調にステージアップを果たしております。今後も革新的な医薬品を患者さんにお届けするべく、研究開発に注力してまいります。
それでは次のスライドお願いいたします。
このスライドは第55回米国血液学会年次総会ASHにおいて、未治療の多発性骨髄腫を対象とした経口プロテアソーム阻害薬「MLN9708」と「レナリドミド」、および「デキサメタゾン」併用治療のフェーズ1、フェーズ2試験についてお示ししております。
「MLN9708」、「レナリドミド」、「デキサメタゾン」をすべて経口投与し、ワンサイクルを21日として最大16サイクルまで継続治療しております。4サイクルでの完全寛解と最良部分寛解の合計が61%から、最終的には75%となり、治療期間が進むほど効果が高くなっており、本療法の実現可能性と有用性が示唆されております。
本剤は単剤でも有効性が認められており、また、末梢神経障害の発現頻度が低く、経口剤でもあるということから、メンテナンス治療においても望ましいプロファイルを有していると期待しております。
すでに再発・難治性の多発性骨髄腫の患者さんを対象としたグローバル・フェーズ3試験が進んでおり、2014年の後半にも中間解析が得られる予定です。なお、先ほどお伝えしましたとおり、昨年11月に日本も本試験に参画いたしました。加えて、未治療の多発性骨髄腫を対象としたフェーズ3試験や、再発・難治性の原発性ALアミロイドーシスを対象としたフェーズ3試験も開始しており、いずれの試験についても患者さんの組み入れは順調に進捗しております。
次のスライドお願い申します。
次に、同じくASHで発表されました「アドセトリス」のデータについてご紹介いたします。向かって左側のグラフは、再発・難治性ホジキンリンパ腫の患者さんを対象とした、対象として実施中のフェーズ2試験における3年間のフォローアップ、および長期寛解データを示しております。ご覧いただけますとおり、再発・難治性ホジキンリンパ腫を対象とした試験では、「アドセトリス」の全生存期間の中央値は40.5カ月でした。
一方で、向かって右側のグラフは、再発・難治性の全身性未分化大細胞リンパ腫の患者さんを対象とした3年間の生存期間データです。「アドセトリス」の初回投与から3年生存率は63%でした。
これらのデータはすでに示されている、再発性ホジキンリンパ腫、および再発性全身未分化大細胞リンパ腫における「アドセトリス」の、患者さんに対するベネフィットを裏づけするものとなっております。また、「アドセトリス」につきましては、このほかにも早期ラインセッティングの治療をターゲットとして、自家造血幹細胞移植施行後に再発リスクの高いホジキンリンパ腫を対象とした試験、未治療の進行性ホジキンリンパ腫を対象とした試験、未治療の成熟型T細胞リンパ腫を対象と試験といったフェーズ3試験が進行中であり、効能拡大のために幅広いライフサイクルマネージメントの取り組みを行っております。
次のスライドお願いします。
次に、ナトロジェン社から導入いたしました「Natura-alpha」について触れさせていただきます。「Natura-alpha」は、炎症を助長し、疾患を悪化させる炎症性サイトカインであるインターロイキン-1、インターロイキン-6や、腫瘍壊死因子の発現を阻害し、消化管の炎症を抑制する低分子化合物です。現在、大腸、潰瘍性大腸炎治療薬としてフェーズ2試験を実施しております。
「Natura-alpha」は当社が開発中の、中等度から重症の潰瘍性大腸炎やクローン病治療薬のモノクローナル抗体である「MLN0002」を含む、消化器疾患ポートフォリオ戦略に合致するものでございます。
次のスライドお願いいたします。
最後のスライドでは、各年度における承認見通しを示しております。この第4四半期には、日本では「アジルバ」とカルシウム拮抗剤の配合剤、インフルエンザワクチン、そして欧州では「ルラシドン」の統合失調症の効能承認を予定しております。
2014年に承認を予定している主なものといたしましては、昨年12月にFDAの諮問機関から潰瘍性大腸炎、およびクローン病の治療薬として承認推奨の組み換えが示されました「MLN0002」や、肥満症治療薬の「Contrave」がございます。
また日本では、週1回DPP-4の「SYR-472」、Pキャブ阻害剤「TAK-438」があります。なお、「TAK-700」につきましては、昨年7月にアナウンスいたしましたとおり、化学療法未実施の前立腺がん患者のフェーズ3試験を実施中であり、その結果を待ち承認申請ストラテジーを検討してまいりますので、承認のタイムラインにつきましては改めて開示させていただきます。
また、米国で承認を取得し、今年1月に新発売となりました「ブリンテリックス」、すなわち「LuAA21004」については、日本で現在フェーズ3を行っておりますが、今回新たに追加試験を行うことにいたしましたので、タイムラインは改めて検討しているところでございます。結果が判明、決まり次第、改めて開示させていただく予定です。
一方で、一昨年のリゴサイトの買収を通じて獲得したノロウイルスワクチンや、Inviragen社の買収により獲得いたしましたデング熱ワクチンなど、当社のワクチンパイプラインは充実してきており、それらの開発を加速してまいります。ノロワクチンについては2016年から2017年度の承認が見えてまいりましたので、今回お示しさせていただいております。
私からの発表は以上です。ありがとうございます。それでは、私に引き続きまして、チーフ・ファイナンシャル・オフィサーでありますフランソワ・ロジェから、2013年度第3四半期連結業績の概要を説明させていただきます。フランソワ、お願いします。
フランソワ・ロジェ - チーフ・ファイナンシャル・オフィサー
(通訳済み)三好さん、ありがとうございます。武田のCFO、フランソワ・ロジェです。今日は決算カンファレンスコールにご参加をいただきまして、ありがとうございます。弊社の業績と見通しに関して簡単にご説明申し上げます。
まず、第3四半期単独と累積の結果につきましては、成長革新と効率性の戦略目標を実現していく上での重要な初期の前進ができたと考えております。
2ページ目ですけれども、主な四半期業績のハイライトが述べてございます。まず、like-for-like、つまり実績ベースで5.0%の売上高伸長率が第3四半期に見られました。ガイダンスどおりです。
それから順調な新製品の立ち上げということで、ヨーロッパで「アドセトリス」、日本、アメリカで「ネシーナ」。それから1月にアメリカで「ブリンテリックス」を上市をしております。さらに12月に発表いたしましたように、「TAK-875」、ファシグリハムの開発を中止しております。ただ、これは中期成長戦略には大きな影響はありません。ですので、まったくガイダンスどおりです。
一方で、ポジティブな推奨がFDA諮問委員会のほうから「Entyvio」を「MLN0002」に関して、潰瘍性大腸炎、クローン病、両方に対して出ました。
効率性向上につきましては、「プロジェクト・サミット」が着実に開始し、300億円を上回る費用削減が2013年度に見込まれています。これはわれわれのコストベースの改善が持続的に可能であり、また、そのような変革プロジェクトの実行能力があることを示すものであります。
先にも申し上げましたように、武田薬品は健全な貸借対照表の状況であり、低い純有利子負債水準を維持しています。これはまた後ほど詳しくお話をいたします。
結果として売上高と営業利益を2013年度通期見通し引き上げております。
3ページ目ですけれども、昨年5月に最初に発表した持続成長目標、ガイダンスです。第3四半期の結果につきましては、われわれトップラインの目標、1桁台半ばの年平均成長率、また利益目標、これは2017年度までに20%以上の営業利益、それから25%のコア・アーニングス。この達成に自信を持っています。
ご存じのとおり、私ども株主還元を重視し、2015年度まで1株当たり180円の配当を維持する所存です。
5ページ目ですけれども、売上高は為替の好影響もあり、14%伸長となっています。より重要な点といたしましては、第3四半期、売上高5%の伸長で、私どもオーガニックな成長が持続可能であるということを示しています。これは完全に中期成長ガイダンスの1桁台半ばという目標と一致するものです
6ページ目ですけれども、5%の実質のトップラインの伸長について、新製品、それからベースのビジネスでの詳細を示しております。私どもベースのビジネスのレジリエンス回復力が示されたことをうれしく思っておりますし、また、堅調な伸長は、特に革新性によりもたらされている。すなわち成長の85%以上が新製品であるという結果です。
7ページ目ですけれども、売上上位の製品、円ベースとそれからlike-for-like、実質ベースでのものを示しております。われわれ、製品の伸長、特にジェネラル・メディスンのカテゴリー、「パントプラゾール」、「デクスラント」が対前年比で21%以上伸びております。さらに「ベルケイド」は発売後10年以上になりますが、引き続き成長しています。
「アクトス」は特許切れの影響で売上高が減少しておりますけれども、金額での相対的なマイナス影響は小さくなってきています。「アクトス」は、来年度は上位10位から外れそうです。
8ページ目です。特にご指摘を申し上げたいのが2つの新製品、「ネシーナ」と「アドセトリス」です。両製品は成長を推進しているのみならず、利益にも有意義に貢献をしています。これらの成功は非常に重要です。2014年にはその他の新製品の上市が期待されています。特にアメリカで「ブリンテリックス」、「Entyvio」、「Contrave」、大いに期待をしています。
地域ごとの売上高の伸びでありますけれども、9ページ目です。第3四半期にも再びプラスの成長を達成いたしました。最も顕著なのは新興国における15%の伸長です。日本は、卸の在庫積み増しがプラスの影響でした。
10ページ目です。新興国の売上高の詳細を示しています。やや成長の減速が見られておりますが、第4四半期にはさらに影響がありそうです。ただ、この原則は市場要因の繁栄をするものであり、タケダのパフォーマンスによるものではありません。私どもは引き続きこちらでマーケットシェアを伸ばしております。
では12ページ目、損益計算書のお話にまいります。スライド12は第3四半期の利益をJ-GAAP、および実質ベースで示しています。実質ペースでは売上総利益、一般管理販売費、および研究開発費、すべて前年同期比プラスの力強さを見せています。
売り上げに対する営業利益率は7.7ポイントの大きな改善です。この要因は売り上げ増加、コスト管理、そして営業経費を抑えたこと、また一部、経費の発生タイミングが次の四半期にずれた影響があります。特に研究開発がそうです。
コストは適切に管理され、後に述べる「サミット・プロジェクト」も功を奏し始めています。研究開発費については、第4四半期には発生タイミングの遅れの影響で増加する見込みとなっています。
スライド13は、ベースとなる利益性の改善と特別利益を示しています。1株利益がJ-GAAPで2倍以上となっています。そして実質ベースでは88%の増加となっています。
スライド14。一般管理販売費と研究開発費、第3四半期単独と累計の削減効果です。ここでもコストベースの持続的改善が見られます。これは主に「プロジェクト・サミット」の成果です。
同時に、一部は経費発生のタイミングの影響がありますので、第4四半期は研究開発費を中心に費用増加を見込んでいます。しかし、SGNA、そしてRNDともに(じっすべーと)では絶対的数字は対前年で減少しています。
スライド15。力強い利益改善が見られています。主にプロダクトミックス、および「サミット・プロジェクト」のコスト削減によるものです。
スライド16「プロジェクト・サミット」の成果をまとめたものです。会社全体の効率化のイニシアティブです。好調に進んでおり、うれしいことにプロジェクトの初年度、2013年度には経常コストの年間削減が300億円以上と見込んでいます。スライドにあるとおり、削減効果は会社全体、および全世界の多岐にわたっています。この内訳、詳細については第4四半期の決算発表のとき、5月に詳細をお話しします。
ただ、2017年度に至るまでの削減カーブは直線的ではないと考えています。より多くの削減は中計の早期、主に2013年度に見込まれます。成果の出やすいところがまずは結果を出し、その後、2015年度から2017年度にもっと複雑なプログラム、いわゆる製造面とかIT関連の成果が出てくると期待しています。2014年のガイダンスについて、そして通期の決算については5月に発表します。
それではスライド18でバランスシートを説明します。スライド18にありますように、武田薬品は健全なバランスシートを示しています。
スライド19。低い純負債レベルを示しています。2013年12月末で590億円となっています。これはEBITDA比率にして0.1となっています。
スライド20。これは力強いキャッシュフローの創出を示しています。ただ、運転資本は改善が必要で、これを2014年度に達成すべく現在、活発に取り組みを進めています。
スライド22。2013年度通期の見通しを引き上げました。売り上げに対する為替のプラスの影響と、営業利益のコスト管理のプラスの影響を反映しています。修正後の見通しでは、第4四半期の売り上げは第3四半期累積並みの伸長率を見込んでいます。日本、および新興市場は鈍化するものの、米国のより高い成長率がこれを補うと考えます。
研究開発費、およびコマーシャルの投資は第4四半期に増加し、新製品、アメリカの「ブリンテリックス」の上市も含め強力なパイプラインを支えることが期待され、これにより営業利益については、第4四半期は赤字が見込まれています。
これは主に経費の発生タイミングの遅れが第4四半期にずれ込むということで、季節要因があります。R&Dについては患者の組み入れが第4四半期のほうが多いわけです。第3四半期は年末の休暇などもあります。そしてアメリカの「ブリンテリックス」の上市もあり、コストの発生がより多く第4四半期にあると考えます。
この四半期は非常に想定どおりの好調なものでした。また、「サミット・プロジェクト」のコスト削減も好調な進捗でうれしく思っています。営業利益の成長率については、対前年、対計画で上回ることができています。通期の営業利益1,500億円というのは対前年の実績に対して23%の伸びということで、これは中計のガイダンスをさらに上回るものです。
以上で私の説明を終わります。それでは質問をお受けしたいと思います。
クリストファー・ホフマン - コーポレート・コミュニケーション部長
それでは皆様からのご質問をお受けしたいと思います。日本語会議、英語会議にご参加の皆様より、同時に質問をお受けいたします。お願いいたします。なお、時間の関係から、ご質問はお1人2問までとさせていただきます。2問とも最初にお願いしたいと思います。よろしくお願いします。
司会
(司会の指示)予定時刻まで質疑応答を行います。最初のご質問はシティグループ証券、山口様です。山口様、お話しください。
山口 秀丸 - アナリスト
もしもし、大丈夫ですか。聞こえます。
三好 集 - CMSOオフィス長
はい、聞こえます、お願いします。
山口 秀丸 - アナリスト
はい。1つ目の質問は、「プロジェクト・サミット」についての進捗状況についてなんですけれども、今回300億円というのが開示されていますが、あとパーセンテージが4%ぐらい下がっているというのを開示されているんですけれども、この300億円のうち、すでにQ3までにいくら下がってきたのかということと、この4%はすべて「プロジェクト・サミット」かどうかということが、ちょっとまとめちゃいましたが1つ目の質問です。
2つ目の質問は、「TAK-875」に関する質問です。中止になったのはよく理解しているつもりですけれども、肝臓に関する安全性のウォーニングサインというのはフェーズ2、および途中でまったくなかったのかどうか。最後の最後に止めるというのは非常に不自然な感じがするんですけれども、途中になかったのかどうかということをちょっとご説明いただけますでしょうか。以上2点です。
フランソワ・ロジェ - チーフ・ファイナンシャル・オフィサー
(通訳済み)山口さん、ご質問ありがとうございます。サミットに関しまして私ども、第3四半期までに達成した額につきましては開示をしておりません。通期、今ほとんど12カ月のうちの10カ月過ぎたわけでありますけれども、進捗状況全体の金額から考えて非常にいいということで、300億円を超えそうということで、5月通期の発表時に発表いたします。
4%の点に関しまして、そのコスト削減に関しましてですけれども、その大半は「サミット」からのものです。われわれ全組織を挙げてプロジェクトにフォーカスをしております。少し追加的な削減もございましたけれども、大半は「サミット」からとお考えいただいて結構です。
累積で大きな削減を達成しております。最終的にはコストの削減が実質絶対額で、これまでの通期の累積よりも少なくはなりそうですけれども、しかしガイダンスどおりということで、トップライン5%の伸長、それからコストベースは絶対値、SGA、R&D、どちらも削減をしております。すなわち、非常に大きく営業利益も改善しているということは間違いないということが言えると思います。
では、2つ目の質問に関しまして三好さんからです。
三好 集 - CMSOオフィス長
(複数の発言者)開発の段階、途中の段階では他の製品と、他の糖尿病治療薬と同程度の副作用レベルで、われわれとしては問題ないと考えておりました。
それが12月に入って、いわゆるハイズ・アンド・ローというようなものが急に出まして、それで独立モニタリング委員会が、とディスカッションした結果、われわれとしてはやはりそのハイズ・アンド・ローが出たということ、何万人に1人の可能性はありますけれども、糖尿病で将来、そのような肝臓に異常が出るということはやはり受け入れられないということで、自主的にターミネーションしたということでございます。
山口 秀丸 - アナリスト
ありがとうございました。
クリストファー・ホフマン - コーポレート・コミュニケーション部長
はい、ありがとうございました。次の質問お願いします。
司会
続いてのご質問は、バークレイズ証券、関様です。関様、お話しください。
クリストファー・ホフマン - コーポレート・コミュニケーション部長
お願いします。関さん、どうぞ。
関 篤史 - アナリスト
もしもし。
クリストファー・ホフマン - コーポレート・コミュニケーション部長
はい、お願いします。
関 篤史 - アナリスト
はい。2つあります。1つが決算短信に書いてありますロイヤルティ収入、アンドサービスインカムのところなんですけれども、このクォーター、海外で286億円ということで、この中の何か分解などありますでしょうか。ワンオフの要因が入っているような気がするので、ここの詳細をもし可能だったらお願いします。
あと、2つ目が「TAK-875」です。プレゼンの中で戦略に大きな変更はなし、今回のガイダンスにはすべて「875」の影響が織り込まれているとありますが、その戦略に大きな変更がない理由を教えてください。例えば研究開発組織などの再編などは行わないのでしょうか。以上の2点です。お願いします。
フランソワ・ロジェ - チーフ・ファイナンシャル・オフィサー
(通訳済み)最初の質問、ロイヤルティについて詳細は開示しません。第3四半期に増えた理由の1つは、ある程度までは「ベルケイド」、ロシアの入札があったことがあります。それによってロイヤルティの数字が大きくなったということです。
「TAK-875」については三好から話をします。
三好 集 - CMSOオフィス長
(複数の発言者)ているということは、確かに「875」のターミネーション自身の売り上げ、将来的な売り上げの影響は、それが減るわけですけれども、ご存じのようにわれわれには「Entyvio」、vedolizumab、それとまた、「9708」、「ルラシドン」、あとは「Contrave」、「ブリンテックス」、これら大型のものがございます。当然、皆さんご存知のようにすべての製品には成功確率がかかっており、これらほかのものを確実に上市していくことで、「875」のターミネーションの影響はカバーできると考えております。
また、糖尿病領域の再編というような質問だったと思うんですけれども、糖尿病領域自身はやはり「ネシーナ」も上市しておりますし、われわれにとって非常に重要な領域でございます。非常に強いプレゼンスも世界中であります。この領域に今後とも資源を投入していくと。
また、現状でもアーリーステージではございますけれども、有望なものが見つかっております。まだまだアンメットニーズのあるところですので、今後とも継続して研究開発を進めていく予定でございます。
関 篤史 - アナリスト
ありがとうございました。
クリストファー・ホフマン - コーポレート・コミュニケーション部長
ありがとうございました。次の質問お願いします。
司会
(通訳済み)ドイツバンク、ライス氏からです。
ティム・ライス - アナリスト
(通訳済み)ドイツバンク、ティム・ライスです。いくつか質問です。まず、アメリカのセールスフォースに関しましてですけれども、「ネシーナ」のさまざまな併用療法での情報を見ておりますと、かなり現在、状況弱いようなんですけれども、セールスフォースへのインセンティビティ、また「ネシーナ」の日本以外での発売を成功させるためにはどのようなことをお考えでしょうか。
それから「ブリンテリックス」ですけれども、アメリカでの発売が期待されておりますけれども、これが少し遅れている、日本では。それはなぜでしょうか。その理由をご説明いただければと思います。
フランソワ・ロジェ - チーフ・ファイナンシャル・オフィサー
(通訳済み)「ブリンテリックス」に関しましては、まだこの段階でコメントは時期尚早だと思います。1月に上市ですので、まだ上市してから1カ月もたっておりません。
アメリカの「ネシーナ」の状況に関しましては、これまでのところ計画どおりです。ですので、大きな失望するような結果はないと思います。パブリックに出ておりますデータは今の段階で完全に正確とは言えません。「ネシーナ」、アメリカに関しましては、併用薬の開発がわれわれ予想よりも非常に大きかったということで、われわれ、R&Dの予想以上だったということ。しかし、それ以外は特にオリジナルのプランからの逸脱、ずれはありません。
三好 集 - CMSOオフィス長
三好でございます。「ブリンテリックス」の日本につきましては、先ほども申しましたけれども、追加試験を行うということで現在、試験のタイムラインを見直しております。したがって今回ここに載っている、表に載っているところからは確実に遅れますけれども、現在どの段階かわかりませんので、戦略が固まり次第、再度開示させていただきます。
ティム・ライス - アナリスト
(通訳済み)ありがとうございました。
司会
続いてのご質問は野村證券、漆原様です。漆原様、ご質問お願いいたします。
漆原 良一 - アナリスト
もしもし、よろしいでしょうか。
クリストファー・ホフマン - コーポレート・コミュニケーション部長
はい、お願いします。
漆原 良一 - アナリスト
三好さんに2つお伺いしたいんですが、1つが「TAK-875」なんですが、この開発中止というのはGPR40に対する薬としてはもう、クラスエフェクトで肝臓の機能の障害というのは起こるというふうに見てらっしゃるんでしょうか。ですから、バックアップの薬もあったと思うんですけれども、このGPR40に対する薬はもう完全に止まってしまったのかどうか。プロジェクトとしてやめてしまったのかどうかというのが1点目です。
2つ目が「アクトス」のKPNCの10年の試験ですね。そろそろデータが出てくるんじゃないかと聞いてるんですけれども、その進捗状況を教えていただければと思います。以上2つになります。
三好 集 - CMSOオフィス長
「TAK-875」ですけれども、これはクラスエフェクトかどうかというところは、正直なところ、われわれ「875」も先月、12月までは順調にいっておりました。それで最終的に肝障害が出たわけですけれども、これはなぜかというところはわれわれもきちっと見ていかないといけないと思っております。必ずしもクラスエフェクトかどうかは現在、何とも言えません。
また、そういう意味では今後とも、この領域も引き続きバックアップも含めて検討はしていきます。
漆原 良一 - アナリスト
わかりました、ありがとうございます。
三好 集 - CMSOオフィス長
2つ目、すみません、2つ目の質問、もう1度お願いできますか。
漆原 良一 - アナリスト
はい。「アクトス」のピオグリタゾンのKPNCの10年の試験ですね。8年はもう2年前に出てるんですけれども、10年の試験、そろそろデータが出てくるというふうにお伺いしてるんですけれども、どういう状況か、可能な範囲で教えていただければと思います。
三好 集 - CMSOオフィス長
はい。KPNCの10年のやつは今年、2014年度中には公表予定になっております。
漆原 良一 - アナリスト
はい。前半、もう年初みたいな話を聞いてたんですけれども、まだ先ですか、発表は。
三好 集 - CMSOオフィス長
ちょっとお待ちください。
漆原 良一 - アナリスト
はい。
三好 集 - CMSOオフィス長
ちょっとタイムラインについてはまだ、自社でないので何とも言えない。2014年度中には回答できるということです。
漆原 良一 - アナリスト
前半後半もまだ。
三好 集 - CMSOオフィス長
はい。
漆原 良一 - アナリスト
わからない。
三好 集 - CMSOオフィス長
はい。
漆原 良一 - アナリスト
わかりました。ありがとうございます。以上になります。
クリストファー・ホフマン - コーポレート・コミュニケーション部長
ありがとうございました。次の質問ください。
司会
続いてのご質問はモルガン・スタンレーMUFG証券の村岡様です。村岡様、お話しください。
村岡 真一郎 - アナリスト
もしもし村岡です、よろしくお願いします。
クリストファー・ホフマン - コーポレート・コミュニケーション部長
よろしくお願いします。
村岡 真一郎 - アナリスト
1つ目なんですが、費用の見通しについてです、第4クォーター。このままいくとR&D、使うとおっしゃったんですが、本当にそんなに使うのかということと、実際、未消化に終わる可能性が高いのではないかと私には見えるのですが、その可能性は低いのかということ。および、R&D以外のその他の販管費も、おそらく第4クォーター、推測するに前年より百数十億円伸びる前提になっていると思うんですが、「プロジェクト・サミット」よく効いてる状況で、こんなに第4クォーターも使うことになるのか。今ひとつピンとこなかったので、そのご解説をお願いします。それが1つ目。
2つ目、「TAK-875」の中止を受けた話です。中期見通しに変更はないとおっしゃいましたが、R&Dの見通しは相当、中期でも来年から下がるのではないかと思うのが1つと、アメリカのMR、1,700人ぐらいいるのを、ここは大きなコスト削減できるのではないかと思うのですが、それについて考え方を教えてください。以上2つです。
三好 集 - CMSOオフィス長
R&D費用のところ、費用のところでR&Dのところについて、R&Dの立場から私が一言、言わせていただいて、あと全体はフランソワからお話しさせていただきます。
R&D費用ですけれども、昨年もこの時期と第3四半期、第4四半期見ていただきますと、同程度に伸びております。それは先ほど話もありましたように、患者のリクルートメントの影響からCROの費用が第4四半期に毎回、くるわけですね。それと、特に日本のインボイスの流れがいつもこの時期になっているということで、将来的にはバランスをとる必要があるんですけれども、現在もうすでに確定しているものもありまして、ほぼこの数字でわれわれはいけると思っております。
フランソワ・ロジェ - チーフ・ファイナンシャル・オフィサー
(通訳済み)はい。確かにわれわれガイダンスで示している費用は使うと思います。R&Dの費用もそうですし、それからフェージングが昨年起こりましたけれども、これは患者さんのエンロールメントに関するものであり、これは完全にコントロールできるものではありませんけれども、12月というのは患者さんのエンロールメントがほとんどありません。それから今度、1月によりキャッチアップしてくるという現象があります。
C&Aに関しましては、先ほど申し上げましたけれども特別なケースといたしまして、昨年以上にさらに「ブリンテリックス」のアメリカでの上市があるということで、これは昨年なかったことでありますが、比較要因といたしましてこの「ブリンテックス」の上市分、これを調整しております。
「TAK-875」に関しましては先ほども質問が出ましたけれども、この点に関しまして明確に申し上げるということで申しますと、中期ガイダンスには影響しません。といいますのも、売り上げ、プランニングの後半に予定をしておりますが、コストもずいぶん想定されております。ですので、2016年、2017年度にあまり営業を使わないといたしましても、ガイダンスのリバイスというのはありません。
それから計画期間中の営業利益への影響というのは、無視し得るものです。といいますのも、マージン、そのプラスを想定しておりますのが最終的になくなりますけれども、しかしこれはドル金額での計画されている研究開発、あるいはまたコマーシャルの上市用の費用、両方の影響がありますので、ネットでは影響がなくなります。
これが削減、セービングになるのかということに関しましては、今日の主なトピックの部分でもありますけれども、われわれセービングできたもの、これは研究開発であれ、あるいはコマーシャルのほうのコストであれ、「875」から出てきたもの、これはさらに数百万ドル、今度は成長のための再投資をいたします。
ですので、「875」の中止からくる部分と、それに対して今度はコマーシャルサイド、あるいはまた事業開発、あるいは研究開発の面で、さらに成長の可能性がある部分に再投資をすることでこのギャップの部分を埋めてまいります。ですのでビジネス開発、コマーシャル、R&D、この3つのカテゴリーで全体でそのようなことを考えております。
クリストファー・ホフマン - コーポレート・コミュニケーション部長
ありがとうございました。次の質問お願いします。
エミリア・ファルチェッティ - アナリスト
(通訳済み)カンター・フィッツジェラルドの者です。2つ質問があります。「Contrave」について。
大きなドライバーになり得るということですが、そのほかの肥満薬、この数年で上市を見ますと、その状況を踏まえてマーケットをどう考えているのか、この製品、タケダの営業はこれを差別化、どうやってやっていくのでしょうか。
2つ目、新興市場について。今までの経験では第4四半期、鈍化しているようですが、それがマージンにどう影響してくるでしょうか。どういうレベルで利益性、新興市場ということでは影響が出るでしょうか。中国などの状況の利益性はどういう状況なのか。
それから(複数の発言者)。 GSKの賄賂のスキャンダルもありますが、その影響などはありますでしょうか。
三好 集 - CMSOオフィス長
「Contrave」について。三好ですけれども、お答えいたします。
エミリア・ファルチェッティ - アナリスト
(通訳済み)その影響はどうでしょうか。
三好 集 - CMSOオフィス長
米国で、肥満症患者で治療薬を処方されているのは、70%が女性です。他の、最近ほかの会社から出ました薬には、催奇形性リスクのあるものがございます。そういう意味では「Contrave」は催奇形性リスクがないということで、女性にとって非常に使いやすい薬になるということ。
2つ目が、他社の新製品、最近出ました2剤、これはスケジュールドラッグです。スケジュールドラッグといいますのは習慣性があるということです。これについて「Contrave」は習慣性がないということで、非常に安全で、安全性が高く使いやすいということ。
また、「Contrave」は唯一、心血管系のイベントデータを有する初めての肥満症治療薬だということで、今、先行している多剤について十分にコンペティティブだと考えております。
フランソワ・ロジェ - チーフ・ファイナンシャル・オフィサー
(通訳済み)新興市場につきましては、先にも述べましたように、すでにかなりの鈍化が第2四半期から見られています。第2四半期28%、それが第3四半期は15%となっています。ですので、この成長はさらに第4四半期に鈍化することも考えられます。
第4四半期の鈍化ということになれば、これは一時的な要因と考えますけれども、これは注視をしていきます。しかし、今現在では特定のタケダの問題というよりは、その新興市場におけるモメンタム、市場性ということです。新興市場の伸びということでは、市場全体が鈍化しているということですので、それがわれわれとしては非常に大きなことではないし、ガイダンスに大きな影響を与えるとは考えません。第4四半期の売り上げというのは、第3四半期累積の伸長率と同程度と考えています。
そしてマージンにつきましては、これも影響はないと考えています。新興市場で鈍化があったとしても、実際にはヨーロッパでは好調です。予想よりもよいし、そしてアメリカも好調さがありますので、元の想定よりもよりよいかもしれません。これはマンビジネスの普通の状況で、市場によってよいところ、悪いところがあるわけです。
マージン、新興市場のマージンについて質問があったと思います。これはすべて満足のいくものです。簡素化して言いますと、マージンは日本、アメリカ、ヨーロッパは低めですけれども、しかしポートフォリオの多くはブランドジェネリックと関連していますので、R&Dの必要性がそれほどない。したがって同一ベースで比較しますと、マージン、その研究開発費を差し引きでいきますと、新興国ではR&Dはそれほど必要でないので、マージンが低めだとしてもほぼ同一レベルで、先進国と同じような形で満足のいくものだと思います。
中国について言及がありました。利益性を今、中国では上げているビジネスがあります。そして正しいバランスを考えていきます。強く中国で成長していく。そして利益も伸ばしていくというバランス取りを考えています。これは、これまでのところは非常に満足のいくものでした。
そして最後に、成長は鈍化をしていますけれども、これがリソースではどういうことなのか、コマーシャルサイド、新興市場ということでは投資が必要と考えています。その成長ということが半分になったとしても、コマーシャルの投資を続けていく所存でございます。
クリストファー・ホフマン - コーポレート・コミュニケーション部長
サンキュー、どうもありがとうございました。次の質問お願いします。
司会
続いてのご質問はクレディ・スイス証券、酒井様です。酒井様、お話しください。
酒井 文義 - アナリスト
はい。すみません、酒井ですけれども、製品について簡単に2つお聞きしたいんですけれども、1つは「TAK-700」ですけれども、これ、ある程度結論が出てくるのは、そうすると今年の夏ごろということでよろしいんでしょうか。ちょっと聞き逃したかもしれません。
で、この化合物に関してはどこかの段階で、といっても開示されてないのでないとは思いますが、バックアップ的なものをお持ちなのかどうかということを1つお聞きしたいのと、もう1つは「アドセトリス」ですけれども、今回ご紹介ありましたけれども、これ想定よりもかなり売り上げがいいのではないのかなと。はっきりとした数字はあまりご開示されてないようですけれども、その辺、「アドセトリス」の、特にヨーロッパでの状況ですね。
上期で45億円ぐらいというような数字をお聞きしたと思いますけれども、第3クォーターまでの売り上げ、それから「アドセトリス」の今後の見通し。日本は結構ですからヨーロッパ、お聞かせください。この2点です。
三好 集 - CMSOオフィス長
「TAK-700」ですけれども、先ほど少し申し上げましたけれども、プレケモが現在、フェーズ3をまだしております。もともと、もうちょっと早く終わるかもと思っておりましたけれども、これがだいたい夏には何らかの、夏ごろには何らかの開示ができるとは思います。
ただ、今、確約できるレベルではございません。このプレケモと、が出て、解析した後、前回お示ししました「21005」と併せてストラテジーを練り直す。それで開示させていただくということです。
酒井 文義 - アナリスト
バックアップ的なプロジェクトというか、化合物というのは今、そうするとご開示できるものはないということですね。
三好 集 - CMSOオフィス長
「TAK-700」と同系統という意味では、開示できるものはございません。
酒井 文義 - アナリスト
はい、わかりました。
フランソワ・ロジェ - チーフ・ファイナンシャル・オフィサー
(通訳済み)「アドセトリス」のお話ですけれども、売り上げの詳細、あるいはインディケーションは示しておりません。プレゼンの中にチャートがございますけれども、売り上げのレベルに関しましては出しておりますとおりです。
おっしゃるとおりで「アドセトリス」は予想以上の業績です。かなりよい業績となっております。私ども非常に喜んでおります。ですので、満足している状況です。
酒井 文義 - アナリスト
いや、満足するのはいいんですけれども、その状況をもう少し具体的にご説明いただけないんでしょうかね。これは一応、御社が向こうでマーケティングやっておられるわけですよね。だから現場の状況というのはご存知だと思うんですけど。
三好 集 - CMSOオフィス長
三好ですけれども。マーケティングというよりは、先ほどのお見せしたデータもありますように、これまでのホジキンリンパ腫にしても、全身性の未分化大細胞リンパ腫にしても、これまでになかった、非常に高い有効性を示しているということで、画期的新薬だということで、あらゆるところで受け入れられているということです。そういう意味で、幅広く使われるようになっていっています。
また、今後とも追加効能を取っていきますので、われわれとしては非常に期待している薬剤だということでございます。
酒井 文義 - アナリスト
すみません、しつこいんですが、確かご説明の中でかなり利益率が高いようなことをおっしゃられていましたけれども、自社品とは言わないまでも、まあ導入になっていますが、そこそこの利益は出ているわけですね、そうすると現段階で。
フランソワ・ロジェ - チーフ・ファイナンシャル・オフィサー
(通訳済み)われわれ、マージンは非常にいいです。もともと開発をしたところに対してもちろん払わなくちゃなりませんので、タケダオリジナルよりもマージンは下がりますけれども、しかし満足のいくようなマージンです。
それからマーケットによりましては、マーケットシェアが非常に高い、この適応症に対してですね、高いところがございます。それから、しかしながらインディケーション的にはさらなる成長は限られているかもしれません。ほとんどの患者さん、この特定の製品で対応できる患者さんというのは限りがあると思います。しかしながら新しい国での展開も考えておりますので、そういう意味ではまだ成長が見込まれます。
酒井 文義 - アナリスト
はい。どうもありがとうございます。
クリストファー・ホフマン - コーポレート・コミュニケーション部長
ありがとうございました。それではお時間の都合でございますので、次の質問を最後とさせていただきたいと思います。お願いいたします。
司会
続いてのご質問は、SMBC日興証券、中沢様です。中沢様、お話しください。
中沢 安弘 - アナリスト
すみません、SMBC日興証券、中沢です。よろしくお願いいたします。2点あります。まずパイプラインのところで、「TAK-875」の話がございましたが、これ、またGPR40で同じメカニズムで再度、(かいそう)チャレンジするという、その方針なんでしょうか。
ある報道によると、アリールカルボン酸誘導体という構造の問題で肝障害が起きやすいと、そういう報道もされているようなんですが、もしやるとした場合、そのバックアップコンパウンドというのは、それとは違う構造式のものをやるんでしょうか。それが1点目です。
三好 集 - CMSOオフィス長
先ほども申しましたように、まったく同じものというわけではなく、あらゆる可能性を見ながらこの領域には投資していくということで、バックアップも含めて考えておりますけれども。また、今言われたような構造式自身に本当に問題があるかどうかということは現在、わかっておりません。われわれとしてこれに言及することは、現在はできません。
中沢 安弘 - アナリスト
はい。わかりました。例えばSGLT2の阻害剤とか、そういう、それとDPP-4の併用というのがゴールデンスタンダード的に、これから各社がプロモーションしていくような形になるんですが、そのSGLT2阻害剤を導入するという選択肢はないでしょうか。
三好 集 - CMSOオフィス長
当社としましても糖尿病領域は非常に大きな、大事な領域でございまして、あらゆる可能性を模索しておりまして、おります。ただ、特定のSGL阻害剤を、と合わせた合剤をつくるとか、そこについては現在、申し上げられる段階ではございません。
中沢 安弘 - アナリスト
はい。すみません、あと最後でございますけれども、私もちょっと販管費のところ、だいぶ余裕があるような気がして、まだその辺ちょっと納得はいってないんですけれども、これちょっとヒアリングした感じですと、サードクォーターとフォースクォーターでその他販管費が300億円以上増えるようなご想定になっているんですけれども、先ほどおっしゃられたような「ブリンテリックス」の販売コスト、あと為替も影響してくると思うんですけれども、そういうもので全部説明できるのでしょうか。その点、もう1度確認させていただきたいのですが。
フランソワ・ロジェ - チーフ・ファイナンシャル・オフィサー
(通訳済み)その額は第4四半期に消化の予定です。ですので、ガイダンスを今、プレゼンしたように示しました。主要なドライバーは「ブリンテリックス」への投資ということです。ほかの要因もありますけれども、いろいろな要因があって、1つだけがということではありません。
ただ、この増加分については使うと考えます。主に「ブリンテリックス」、アメリカへの投資ということが中心でございます。
そのほかにマイナーな影響があります。LTIPインセンティブ・プログラムについて。しかしこれは大きな部分ではありません。これは追加的なところで、それ自体が非常に大きな要素ということではなく、それがすべて合わさって第4四半期にこれだけの増加になるということです。
長期インセンティブ・プログラムについては想定は1株が5,000円ということでやっております。今、営業利益について見直しましたけれども、これも株価5,000円の想定ということで、その株価によってこのインセンティブ・プログラムの影響が出てくると思います。12月の節目のところでは少し低めの数字でございました。
中沢 安弘 - アナリスト
もしもし、すみません、ちょっとこれも1点確認ですけれども、欧州で「ルラシドン」が承認されたときに、大日本さんに80億円ぐらい支払われる予定になっていると思うんですが、これは研究開発費に入ってるんでしょうか。
三好 集 - CMSOオフィス長
これは研究開発費ではございません。
中沢 安弘 - アナリスト
それは、その他販管費で処理されるんですね。
三好 集 - CMSOオフィス長
はい。
フランソワ・ロジェ - チーフ・ファイナンシャル・オフィサー
イエス。
中沢 安弘 - アナリスト
わかりました、すみません。ありがとうございます。
クリストファー・ホフマン - コーポレート・コミュニケーション部長
どうもありがとうございました。これをもちまして本日のカンファレンスコールを終了させていただきます。本日はお忙しい中、ご参加いただきまして、まことにありがとうございます。今後ともよろしくお願いいたします。
司会
以上で電話会議を終了いたします。皆様、本日はご出席いただき、まことにありがとうございました。どうぞ電話をお切りください。
注-- このトランスクリプトで(通訳済み)と注釈がついている部分は、イベント中にライブで通訳者によって通訳されたものです。通訳者はこのイベントをスポンサーする企業によって提供されました。