Takeda Pharmaceutical Co Ltd (TAK) 2009 Q1 法說會逐字稿

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使用警語:中文譯文來源為 Google 翻譯,僅供參考,實際內容請以英文原文為主

  • 司会

  • これより会議を始めます。この電話会議では将来予測を含む情報が提供されることがありますが、これらの情報は当社の現時点での予想にすぎません。さまざまな要因により、実際の業績がこれら将来予測と大きく異なる場合がありますので、ご留意ください。(司会の指示)

  • それでは、これより会議を始めさせていただきます。武田薬品工業株式会社、井上様、どうぞよろしくお願いいたします。

  • 井ノ上 博文 - コーポレート・コミュニケーション部長

  • はい。本日は大変お忙しいところ、当社の2008年度第1四半期決算カンファレンスコールにご参加いただきまして、まことにありがとうございます。私は本日司会を務めさせていただきます、コーポレート・コミュニケーション部の井上でございます。どうぞよろしくお願いいたします。

  • それでは本日、当社からの出席している者を紹介いたします。まず、井上事業戦略部長、岩崎製品戦略部長、そして高原経理部長が参加しております。

  • まず、当社の2008年度第1四半期連結業績の概要、および開発品目のアップデートについてご紹介をさせていただきます。その後に質疑応答の時間を設けております。十分時間をとっておりますので、どうぞご遠慮なくご質問をおうかがいしたいと存じます。

  • それでは、お手元にカンファレンスコールのプレゼンテーション資料と決算短信をご覧いただきながら、ご参加いただきたいと存じます。

  • それでは高原経理部長、岩崎製品戦略部長、よろしくお願いいたします。

  • 高原 宏 - コーポレート・オフィサー 経理部長

  • 高原でございます。ただいまより、2008年度第1四半期の連結業績の概要ならびに2008年度連結業績見通しについて、ご説明いたします。

  • 2008年度第1四半期の連結業績の概要は、ご覧のとおりとなっております。売上高につきましては、TAP社およびミレニアム社の売上高が本年5月より新たに当社の連結業績売上高に加わりましたことから、対前年同期で8.3%の増収となりました。

  • 一方、利益面ではTAP社、ミレニアム社の子会社化により、インプロセスR&D費用1,662億円を当四半期に一括して計上いたしましたことなどから、営業利益、経常利益、純利益とも対前年同期で減益となりました。

  • EPSは98%の減少となりましたが、当社が目標経営指標としております特別損益および企業買収などによる特殊要因を除いたEPSでは、3.9%減少の127円25銭となりました。

  • 次のスライドにいきまして、それではまず第1四半期決算の業績に大きく影響を与えましたTAP社の会社分割による子会社化、およびミレニアム社の買収に関する会計処理と第1四半期業績への影響につきまして、ご説明いたします。

  • なお、これから申し上げますTAP社、ミレニアム社の資産価値金額、その配分額および償却方法、期間などの会計処理は、第三者である外部専門家の資産評価と当該結果に関する会計監査人の監査受検を経て確定したものであります。

  • では、初めにTAP社の会社分割における価値配分について、ご説明いたします。次のスライドをご覧ください。

  • TAP社の会社分割により、当社はスライド左側のアボット社所有の「Prevacid」および「TAK-390MR」などのパイプラインの50%部分を獲得し、スライド右側の当社所有の「Lupron」事業の50%をアボット社に譲渡いたしました。

  • 「Prevacid」の製品価値の50%部分につきましては、無形固定資産を8億2,000万ドル計上の上、一定の期間で償却し、獲得したパイプライン価値、5億4,000万ドルをインプロセスR&D費用として、当四半期に一括で費用計上いたしました。

  • 一方、「Lupron」事業の譲渡益7億900万ドルを特別利益として当四半期に計上しております。TAP社の会社分割は均等価値による分割でございますので、両者が獲得する価値を等しくするための価値調整は、会社分割時点から5年間にわたって実施していくことになります。

  • 具体的には、会社分割時に均等価値による分割をするための理論上の調整額を「仮負債」としてBSに計上し、2008年度から13年度にわたって、「Prevacid」などの製品ならびに開発品の動向に応じた一定の金額をアボット社に支払ってまいります。本調整にかかるキャッシュの受け払いについては、最終年度である2013年度に現時点で計上した仮負債の金額と実受払額との差額を損益に計上いたします。

  • 以上がTAP社の会社分割に関する会計処理でございます。次のスライドをご覧ください。

  • 続きまして、ミレニアム社の子会社化に関する会計処理について、ご説明いたします。なお、スライド上の金額は矢印左側に本年5月の決算発表時点における見通し額を、矢印右側に今回確定いたしました金額を表示しております。

  • 最終金額は概ね想定どおりの88億6,600万ドルとなりました。すでに上市されております「VELCADE」および「Integrilin」の価値は無形固定資産に計上し、各々の製品の償却期間にわたって償却いたします。

  • これらの製品価値の外部専門家の資産評価額は、5月の予想時の概算額と概ね同額の44億4,000万ドルとなりました。繰延資産の24億ドルは5月の予想時点では無形資産に計上、上乗せしていた税効果分であります。税効果にかかる会計処理を会計士の指導により修正いたしまして、無形固定資産をグロスアップすることなく、繰延税金負債を計上することになりましたので、この24億ドルにつきましては、無形固定資産の範疇から外し、便宜的に繰延資産に表示しているものでございます。

  • ご覧のように、「VELCADE」などの製品価値が減少したわけではございませんので、誤解なきようお願いいたします。

  • なお、今回の確定実績である8億8,700万ドルは、ミレニアム社の税務上の繰り越し損失の税効果8億ドル強を含む繰延税金資産であります。また、インプロセスR&D費用は、5月の予想では12億ドルを見込んでおりましたが、新発売の「VELCADE」と共有している基盤技術などに相当する価値を無形固定資産として認識いたしましたので、1億5,000万ドル減少をしております。

  • 次に基盤技術の価値を含めましたのれんは、5月の予想23億ドルと比較いたしますと、税務上の繰り越し損失などの税効果を新たに織り込んだことで、約9億ドル減少いたしましたが、インプロセスR&D費用や繰延資産の減少により、のれんは当初予想から7億8,600万ドル増加し、30億8,600万ドルとなっております。これにつきましては、20年で償却いたします。

  • その他の資産・負債のうち、9億1,700万ドルは現預金、有価証券でございますので、実質の買収金額は79億4,900万ドルとなります。それと先ほど申し上げましたとおり、5月の予想時点では確認できておりませんでした税務上の繰り越し損失などの税効果、約9億ドルが使用できることが判明しております。

  • 以上がミレニアム社の連結子会社化に関する会計処理でございます。次のスライドをご覧ください。

  • 以上の会計処理を行いました結果、企業結合にかかる会計処理が当四半期業績に与えた影響はご覧のとおりとなっております。なお、スライドに示しております無形固定資産償却費とその税効果、ならびにのれん償却費はTAP社およびミレニアム社が当社の連結子会社となりました本年5月から6月までの2カ月間の影響額であります。

  • 次のスライドをご覧ください。では、当四半期の連結業績ですが、まず売上高の増減内訳を説明させていただきます。医療用薬品の売上高は前年同期から304億円、9.2%の増収となりました。国内は主力製品の「アクトス」、「タケプロン」が増収となりましたものの、本年4月の薬価改定の影響もあり、前年同期から22億円の減収となりました。

  • 海外は円高による為替のマイナス影響がございましたが、TAP社の「Prevacid」やミレニアム社の多発性骨髄腫治療剤「VELCADE」などの売り上げが、本年5月より新たに連結売上高に加わったことで、前年同期から325億円、17.3%の増収となりました。なお、連結売上高に含まれる「VELCADE」の売上高は59億円となっております。次のスライドをご覧ください。

  • 続きまして、仕入品を除く連結医療用医薬品売上高でございますが、全体では3,249億円で前年同期から302億円、10.2%の増収となっております。TAP社、ミレニアム社の子会社化による米国での増収を中心に、欧州、アジアにおいても売り上げが伸長しております。次のスライドをご覧ください。

  • TPNA社の売り上げにつきましては、「ロゼレム」「アミティーザ」は減収となりましたが、主力の「アクトス」ファミリーの伸長により、全体では3,400万ドル、4.2%の増収となっております。円ベースでは円高ドル安による為替のマイナス影響139億円により、前年同期から97億円、9.8%の減収となりました。次のスライドをご覧ください。

  • 国際戦略4製品の状況でございますが、「ピオグリタゾン」につきましては、円高ドル安の為替影響を受けた米州で減収となり、全体でも減収となっております。「ランソプラゾール」はTAP社の5月および6月の売上高が連結売上高に加わった結果、全体で315億円、77.2%の増収となっております。「カンデサルタン」は海外を中心に増収、「リュープロレリン」は減収となっております。次のスライドをご覧ください。

  • 続きまして、営業利益の増減内訳についてご説明させていただきます。売り上げ総利益は増収が寄与し、前年同期から236億円の増益となっております。販売費および管理費は、TAP社およびミレニアム社の子会社化に伴い、インプロセスR&D費用を当四半期に一括して費用計上いたしましたことなどによりまして、前年同月から2,039億円増加しております。

  • 以上の結果、営業利益は前年同期から1,803億円の減益となっております。なお、TAP社、ミレニアム社の子会社化に伴う無形固定資産償却費、のれん償却費、インプロセスR&D費の一時的な費用負担を除きますと、営業利益は実質的には7億円の増益でございました。次のスライドをご覧ください。

  • 次に、純利益の増減内訳につきましてご説明させていただきます。営業利益の減少に加え、持分法による投資利益やTAP社の子会社化などによりまして、前年同期から128億円減少したことなどにより、経常利益は前年同期から1,968億円の減益となりました。

  • 「Lupron」事業の譲渡益を計上したことから、特別利益が前年同期から450億円増加いたしましたが、経常利益の減少を吸収しきれず、四半期純利益につきましては前年同期から1,285億円、98.1%の減益となりました。

  • 以上が当四半期の連結業績の概要でございます。次のスライドをご覧ください。

  • 続きまして、2008年度連結業績見通しについてご説明いたします。まず初めに、これまでご説明申し上げてまいりましたTAP社、ミレニアム社の企業結合にかかる会計処理が2008年度業績に与える影響について、本年5月の決算公表時点における見込額との比較でご説明いたします。

  • 営業利益に対しましてはご覧のとおり、TAP社で1,000万ドル、ミレニアム社で3億9,000万ドル、合計で4億ドル、それぞれ益影響となっております。

  • また、純利益に対しましてはTAP社で1億ドル、ミレニアム社で3億ドル、合計で4億ドル、それぞれ益要因となっております。

  • 「Lupron」事業の譲渡益は、「Lupron」事業の資産価値増加により、1億1,000万ドル増加いたしますが、無形固定資産償却費にかかる税効果額は1億1,000万ドル減少することで相殺されますので、両社合計の純利益に対する影響額は営業利益と同額の4億ドルの益要因となっております。次のスライドをご覧ください。

  • 最後に、当期の連結業績見通しについてご説明申し上げます。これまでご説明申し上げましたTAP社、ミレニアム社の子会社化に関する会計処理が確定いたしましたことを踏まえ、今般当期の業績見通しについて見直しを実施いたしました。本年5月に公表いたしました連結業績予想から、営業利益、経常利益、純利益とも400億円の増益を見込んでおります。

  • この結果、EPSは244円34銭、当社が目標を経営指標としております特別損益および企業買収などにより特殊要因除きのEPSは423円68銭となる見込みであります。なお、これらEPSの算定基礎となる株数には、当初予想には織り込んでいなかった5月から6月の1,700万株の自社株買いを織り込んでおります。

  • 以上でございます。それでは岩崎部長、よろしくお願いします。

  • 岩崎 真人 - 製品戦略部長

  • 製品戦略部の岩崎でございます。私のほうからは、第1四半期におけるパイプラインのアップデートおよびトピックスについて、ご紹介させていただきます。

  • 最初のスライドをお願いします。当社の重点疾患領域でございます。

  • 当社では、成長の源泉である研究開発パイプラインの拡充と新製品の早期上市に向け、自社研究開発の強化、製品付加価値の最大化、導入アライアンス活動の推進を3本柱として、ご覧の4つの疾患を重点領域と位置づけ、経営資源を集中投下しております。

  • それでは、順にパイプラインのアップデートにつてご紹介いたします。次のスライドお願いします。

  • まず、領域Ⅰの生活習慣病領域ですが、本領域は当社の現在、将来を支える最も重要な領域です。昨年末に米国で販売許可申請を行いましたDPT-4阻害薬、「SYR-322」につきましては、申請上市に向けFDAとの緊密なコミュニケーションを実施しております。同時に、「アクトス」とDPT4阻害薬の2つの薬剤を販売できる強みを最大限に生かすことで、糖尿病領域におけるグローバルリーダーとしてのポジションのさらなる強化に向けた施策を検討しております。

  • 次のスライドです。高血圧治療薬「ブロプレス」につきましては、製品価値を最大化するためのライフサイクルマネジメントとして、本年6月、欧州において利尿剤との合剤にかかる販売許可申請を行いました。また、国内においてはカルシウム拮抗薬との合剤について、現在臨床第3相試験を実施しております。

  • 次のスライドです。続きまして、領域Ⅱのガン・泌尿器疾患についてご紹介させていただきます。

  • ミレニアム社の子会社化およびアムジェン社からの導入契約により、当社のガン領域パイプラインは一段と厚みを増しました。本年6月、多発性骨髄腫治療剤「VELCADE」について、ファーストライン適応を取得したことに加え、日本では結腸・直腸ガンの治療薬であります「ベクティビックス」の販売承認申請を行いました。また、本年5月にはオーストリアで、7月にはドイツにおいて、リュープリンの6カ月製剤について販売許可を取得いたしました。

  • 次のスライドです。当社は現在の強みである生活習慣病領域に加え、今後高い成長が見込まれるガン領域において、リーディングカンパニーとしてのポジショニング確立に向けた取り組みを強化してまいります。

  • 次のスライドです。次に、領域Ⅲの中枢神経疾患、骨・関節疾患領域についてご紹介させていただきます。

  • 本年7月、骨粗鬆症治療薬「ベネット」錠について、骨ページェット病にかかる効能を取得いたしました。本効能の取得により、希少疾患である骨ページェット病で苦しむ患者さんの治療に貢献できるだけでなく、競合他社製品との差別化も可能になることから、本剤の製品価値の向上につながるものと期待しております。

  • 次のスライドです。最後は、消化器疾患およびその他の領域であります。ミレニアム社の子会社化、TAP社のTPNAおよびTGR&Dとの合併により、ご覧のとおり、本領域におけるパイプラインが強化されました。

  • 昨年末に米国で販売許可申請を行いました消化性潰瘍治療薬「TAK-390MR」につきましては、早期承認、上市に向け、FDAとの緊密なコミュニケーションを実施中であります。

  • 次のスライドです。それではここで、新たな創薬技術への取り組みについてご紹介いたします。

  • 本年5月、核酸医薬の一種であるSIRNA医薬について、米国のアルナイラム社と基盤技術の非独占的実施権に関わる契約、ならびにそれに基づく共同研究にかかる契約を締結いたしました。これにより、当社はRNA関連医薬について、同社が所有する特許、技術、ノウハウを獲得いたします。今後も当社の強みである低分子医薬や現在強化している抗体医薬に加え、核酸医薬の創薬基盤確立に向けた取り組みを加速することにより、当社の製品ポートフォリオを強化してまいります。

  • 次のスライドです。最後に本年6月、米国で多発性骨髄腫にかかるファーストライン適応を取得いたしました「VELCADE」について、ご紹介いたします。

  • 「VELCADE」はプロテアソームを阻害し、タンパク質の恒常性、すなわちプロテインホメオスターチスを乱すことで、腫瘍細胞に対して細胞死の誘導、および細胞増殖抑制効果を通じた抗腫瘍効果を示します。ファーストライン適応にかかる承認申請データである「VISTA試験」においては、多発性骨髄腫の標準治療法である「メルファラン」と「プレドニゾン」の併用療法に比較し、これに「VELCADE」を加えた3剤併用療法で生存期間の改善が認められました。今回のファーストライン適応の取得により、売上高のさらなる伸長が期待できますが、今後もさらなる効能追加に向けた開発を加速することにより、本剤の製品価値最大化を目指してまいります。以上でございます。

  • 井ノ上 博文 - コーポレート・コミュニケーション部長

  • それでは、引き続き質問をお受けしたいと思います。日本からご参加の皆様、海外からご参加の皆様、同時に質問をお受けいたしたいと思います。それではオペレーターの方、よろしくお願いします。

  • 司会

  • 質疑応答の操作手順をご説明いたします。(司会の指示)

  • では、質疑応答を始めます。(司会の指示)

  • それでは、日興シティグループ証券、山口様より最初のご質問です。会社名とお名前の後、ご質問をお願いいたします。

  • 山口 秀丸 - アナリスト

  • 会社名、日興シティグループの山口秀丸です。聞こえますでしょうか。大丈夫ですか。

  • 企業側発言者不明

  • よろしくお願いいたします。

  • 山口 秀丸 - アナリスト

  • はい。1つ目の質問は、「VELCADE」のファーストラインとしての治療薬とってから、あまり時間たってないけど少し時間がたったわけですけれど、実際の現場での売り上げ、あるいはお医者様からの反応等々について、最新の情報がありますれば感触をおうかがいしたいというふうに思います。これが1つ目です。

  • 岩崎 真人 - 製品戦略部長

  • 製品戦略の岩崎でございます。「VELCADE」のファーストライン効能取得後は、お医者様方の評判もよく、非常に高い応援をされるようなことが回ってきております。しかし、処方箋のベースではまだ集計できているような状況ではございません。

  • 井上 益光 - 事業戦略部長

  • 事業戦略部の井上でございます。ちょっと補足申し上げますと、見込みのことをお尋ねになっていると思います。ミレニアムの売り上げはすべて込みで500億ということで、5月に公表されていただきましたけれども、私どもの今の見通しでは、若干これよりは上にいくだろうと、勢いがついているという認識でございます。

  • 山口 秀丸 - アナリスト

  • わかりました。あと2つ目で、FAQ、Frequently Asked Questionなんでしょうけれど、「SYR-322」について、緊密なるFDAとのコミュニケーションというふうにおっしゃいましたけれど、その中で1つ目は、よく質問されることですが、ディノスタディですね。大規模なディノスタディを要求される可能性があるのかどうかということについて、1つ。

  • もう1つは、直近FDAから糖尿病治療薬のガイドラインの変更、HbA1cだけはなく、カルディオロジーをチェックしろという話が出てきておりますけれど、この影響を受けるかどうか。この2点、お願いします。

  • 岩崎 真人 - 製品戦略部長

  • 製品戦略の岩崎です。腎臓に対する、腎障害に対するデータについては、FDAとの事前相談において、腎障害患者に対する薬物動態試験について議論をしまして、追加試験の要請はありませんでした。

  • それから、心疾患に対する新しいガイドラインについての対応だと思いますが、まだ現在のところはガイドラインのドラフトの段階でありまして、「322」のようにFDAがすでに受理しているNDAに遡って適応されることはないと考えています。

  • 山口 秀丸 - アナリスト

  • わかりました。最後にもう1つよろしいですか。「Prevacid」の末端売りですね。会計上の売りではなくて、末端売りのイヤー・オン・イヤー、わかったら教えてください。

  • 井上 益光 - 事業戦略部長

  • 事業戦略部、井上でございます。「Prevacid」の末端売りでございますけれども、この第1クォーターで496ミリオンドルでございます。

  • 山口 秀丸 - アナリスト

  • イヤー・オン・イヤーは?

  • 井上 益光 - 事業戦略部長

  • 対前年でいいますと、前年同期から91ミリオンの減少、15.5%の減少でございます。

  • 山口 秀丸 - アナリスト

  • わかりました。ありがとうございます。以上です。

  • 井上 益光 - 事業戦略部長

  • どうもありがとうございました。

  • 司会

  • ありがとうございました。次のご質問は野村證券、漆原様です。会社名とお名前の後、ご質問をお願いいたします。

  • 漆原 良一 - アナリスト

  • もしもし。

  • 井ノ上 博文 - コーポレート・コミュニケーション部長

  • どうぞよろしくお願いいたします。

  • 漆原 良一 - アナリスト

  • 野村證券の漆原と申します。よろしくお願いします。

  • 井ノ上 博文 - コーポレート・コミュニケーション部長

  • はい、どうも。

  • 漆原 良一 - アナリスト

  • 3つほどおうかがいしたいんですけれども、1つがのれんの償却を業績予想に反映させる時にどうすればいいのかっていうのを1つおうかがいしたいんですけれども、13ページの資料と、あとその前に出てくる6ページの資料をさっ引きあった部分をのれんの償却として計算してけばいいんでしょうか。

  • 例えばTAPの無形固定資産の償却費のところというのは、この部分の償却費ってだいたい年間で272ミリオンとか、そういう計算が出てくるんですけれども、もし無形固定資産の償却費のTAPとミレニアム、そしてのれんの償却費のミレニアム社の部分が、今期、来期、四半期ごとにどれぐらい出るのか、教えていただければありがたいんですけども、これが1点目です。

  • 高原 宏 - コーポレート・オフィサー 経理部長

  • 経理部長の高原です。

  • 漆原 良一 - アナリスト

  • はい、お世話になります。

  • 高原 宏 - コーポレート・オフィサー 経理部長

  • のれんの償却は20年の償却にしております。それでスライドの7ページのところにのれんの償却が26ミリオンというのが出ておりますけども、これが2カ月分の値でありまして、それからスライドの15ページのところに、同じくのれんの償却の年間の影響額が出ております。ミレニアム社でのれんの額は140っていうのが修正予想で出ておりますけども、これを参考にしていただいたらよろしいかと思います。

  • 漆原 良一 - アナリスト

  • 15ページとおっしゃいましたかね。

  • 井ノ上 博文 - コーポレート・コミュニケーション部長

  • すいません。14ページです。

  • 高原 宏 - コーポレート・オフィサー 経理部長

  • 14ページですね。はい、失礼しました。

  • 漆原 良一 - アナリスト

  • 14ですか。企業結合会計の「08年度業績予想への影響」というところですか。

  • 井ノ上 博文 - コーポレート・コミュニケーション部長

  • そうです。

  • 漆原 良一 - アナリスト

  • この修正予想のところの、例えばのれんの償却のミレニアムのマイナス140ミリオンっていうのは、これは四半期3つ分と6月の十何日分が乗っかってるだけの数字じゃないんですか、これは。

  • 高原 宏 - コーポレート・オフィサー 経理部長

  • あのですね、あの高原です。7ページのところのミレニアム社ののれん、3,086ミリオンというのが出てると思いますが。

  • 漆原 良一 - アナリスト

  • はい。

  • 高原 宏 - コーポレート・オフィサー 経理部長

  • これを20年償却っていうふうに書いておりますんで、もう定額の償却をしておりますから、20で割っていただきますと、1年当たりの償却額は出てきます。

  • 漆原 良一 - アナリスト

  • はい。それを計算すると、だいたい152ぐらいになるんですけども、それでよろしいですか、年間は。

  • 高原 宏 - コーポレート・オフィサー 経理部長

  • それで結構かと思います、はい。

  • 漆原 良一 - アナリスト

  • わかりました。あと2つ目が、先ほどの山口さんの質問とちょっと重なるんですけれども、「SYR-322」のアドバイザリーコミティの招集とかっていう通知は来てるんでしょうか。

  • 企業側発言者不明

  • 特別にそのような話は来ておりません。

  • 漆原 良一 - アナリスト

  • 直近のFDAのホームページ見ますと、11月の終わりに内分泌系のお薬のアドバイザリーコミティのスケジュールが載っかっているんですけれども、そこに「SYR-322」がかかる可能性があるというふうに考えておいていいんでしょうか。あるいはそれ、アドバイザリーコミティなしで「SYR-322」は承認される、審議されるというふうに考えてよろしいんでしょうか。

  • 企業側発言者不明

  • そのように考えております。

  • 漆原 良一 - アナリスト

  • わかりました。最後、1つ簡単にちょっと確認をさせていただきたいんですが、「VELCADE」はこれ経口剤の開発はしてなかったんでしたっけ?

  • 企業側発言者不明

  • 経口剤の開発はしておりますが、非常にその難易度が高いと私どもは見ております。

  • 漆原 良一 - アナリスト

  • それは吸収性が難しいということですか。

  • 企業側発言者不明

  • はい。

  • 漆原 良一 - アナリスト

  • わかりました。ありがとうございます。以上です。

  • 企業側発言者不明

  • どうもありがとうございました。

  • 司会

  • ありがとうございました。次のご質問はドイツ証券、舛添様です。会社名とお名前の後、ご質問をお願いいたします。

  • 舛添 憲司 - アナリスト

  • ドイツ証券、舛添です。よろしくお願いします。

  • 企業側発言者不明

  • よろしくお願いいたします。

  • 舛添 憲司 - アナリスト

  • ちょっと今の質問で、ちょっとごちゃごちゃになっちゃうんですけども、「SYR-322」の「alogliptin」に関して、PDUFAデートは10月末でいいんですよね。12月承認申請の、普通にいけば10月後半ということで見ておいてよろしいんですよね。

  • 企業側発言者不明

  • その予定を私どもは考えておりますけれども。

  • 舛添 憲司 - アナリスト

  • アドバイザリーがあるとか、ないとか関係、ちょっと横に置いておいて、PDUFAデートは10月後半という形で見ておいてよろしいですよね。

  • 企業側発言者不明

  • を追求している、追求していっております。

  • 舛添 憲司 - アナリスト

  • わかりました。それと、あと「アクトス」とのコンボ、フィックストコンビネーションのほうなんですけども、夏ぐらいかなと思ってたんですが、このいま状況、どうなっていますか。夏ぐらいかなっていうのは、申請なりの状況なんですけども。

  • 岩崎 真人 - 製品戦略部長

  • 岩崎でございます。その時期については、できるだけ早くということ以上はちょっと申し上げらないんですが、特に何も問題なく順調に開発のステージを進んでいるというふうにご理解いただければありがたいと思います。

  • 舛添 憲司 - アナリスト

  • わかりました。あと、ちょっと数字の点で2点お願いしたいんですけども、「アクトス」のアメリカですけども、ドルベースで見ると前年同期で5%の増加に留まってるように見えるんですが、最近のIMSの数字見てても、だいぶこう例えば処方箋数なんかマイナスの数字が出てきたり、何か6月のIMSの売り上げの数字も横ばいとか、結構弱く見えるんですが、今回のこの前年比5%のドルベースでですね。売り上げっていうのは、何か例えば在庫調整があったとか、何か特殊要因があってこのちっちゃい数字なのか。それともちょっと計画が10%チョイだと思ったんですけども、それよりも厳しい状況なのか。この辺教えていただけますか。

  • 井上 益光 - 事業戦略部長

  • 事業戦略部の井上です。ご指摘のとおり、アメリカにおけますこの経口糖尿病薬市場は厳しい状況でございますけれども、このまず「アクトス」のこの4-6実績について、何か在庫調整等があって、そのこれなのかということではございません。

  • それで、これを年間でどう見てるかということでございますけれども、私ども5月の段階では10%程度の対前年伸長ということで申し上げておりました。厳しい中ではありますけれども、これを何とか達成したいというところは今も変わっておりません。

  • 舛添 憲司 - アナリスト

  • それとあと国内のほうなんですけども、国内のほうもこれまだ4-6の本当に1クォーター分だけなんですけども、例えば「ブロプレス」なんかもほぼ今期フラットぐらい横ばいでとか、「リュープリン」も横ばいでっていうふうに見てたかと思うんですが、それに比べるとちょっとこの4-6の数字見ると厳しいなあっていう感じするんですが、ここら辺はどうですか。

  • 井上 益光 - 事業戦略部長

  • 国内の「ブロプレス」ですね。これが08年度の通期の見通しとして前年並みということを申し上げた。これについても変わっておりません。やはりこの四半期、この第1クォーターにおきましては、この薬価改定の影響ですね。これが大きくて、一見そういうふうに見えるかもしれませんのですけれども、数量ベースでは前年同期で10%ぐらい伸びております。これを通期で見まして、何とか前年並みというものは達成できるというふうに考えております。

  • 舛添 憲司 - アナリスト

  • わかりました。どうもありがとうございます。

  • 井ノ上 博文 - コーポレート・コミュニケーション部長

  • ありがとうございました。

  • 司会

  • ありがとうございました。(司会の指示)

  • 次のご質問は大和総研、水野様です。会社名とお名前の後、ご質問をお願いいたします。

  • 水野 要 - アナリスト

  • もしもし?

  • 井ノ上 博文 - コーポレート・コミュニケーション部長

  • はい、どうぞ。

  • 水野 要 - アナリスト

  • 大和総研の水野です。よろしくお願いします。

  • 井ノ上 博文 - コーポレート・コミュニケーション部長

  • お世話になっております。

  • 水野 要 - アナリスト

  • 「アミティーザ」なんですけれども、これで効能追加、承認があったと思うんですけれども、売り上げが若干減ってるという状況について、現状どのようになっているのか、教えていただけますか。

  • 井上 益光 - 事業戦略部長

  • 事業戦略の井上でございます。「アミティーザ」につきましては、ご指摘のとおり、この第1クォーターは少し低調でございましたけれども、対前年で見ますと、この前年の同期に例の競合品でございます「ゼルノーム」の販売中断の影響で、一時的に「アミティーザ」の需要が急増したということがございます。

  • したがいまして、この第1クォーターは少しこういうふうに前年から比べて減少しているということでありますが、ご指摘のこの効能追加もございまして、通期で見ますと、ほぼ当初の計画どおりというふうに考えております。

  • 水野 要 - アナリスト

  • あともう1点なんですけれども、「TMX-67」の現在のステータスを教えていただけますか。

  • 井上 益光 - 事業戦略部長

  • 7月の18日に追加のデータを提出して、現在審議が進んでいる状況です。

  • 水野 要 - アナリスト

  • ありがとうございます。

  • 企業側発言者不明

  • どうもありがとうございました。

  • 司会

  • ありがとうございました。次のご質問はクレディ・スイス証券、酒井様です。会社名とお名前の後、ご質問をお願いいたします。

  • 酒井 文義 - アナリスト

  • クレディ・スイスの酒井です。

  • 井ノ上 博文 - コーポレート・コミュニケーション部長

  • よろしくお願いいたします。

  • 酒井 文義 - アナリスト

  • よろしくお願いします。ちょっと2つ簡単にお聞きしたいんで、1つは先ほどの「アミティーザ」の話なんですが、これは確かに昨年の同時期は「ゼルノーム」のその何ていうんですか。市場回収っていいますか、あったと思うんですが、今年は御社の「アミティーザ」のIBS用の新製剤が出回ったのが5月ぐらいだと思いますが、それでもなおかつIMSベースで見ると、新規処方箋上がってきてないというのは、これはTAPの例えば「MR」の意向とかで、プロモーション活動が一時的に停滞したことによるものなのか、それとも市場構造そのものが何か変わってきているのか。ちょっとその辺、具体的にもう少しご説明いただけますか。これが最初の質問です。

  • 井上 益光 - 事業戦略部長

  • 事業戦略の井上でございます。ご指摘のとおり、処方箋に関しましてはちょっとそこのところの立ち上がりが遅いといいますか、そういう傾向が見られますが、6月の処方箋は伸びております。

  • それで、先ほどちょっと説明不足でございましたけれども、具体的にはちょっとパートナーの関係もありまして、数字では申し上げにくいんですけれども、やはりこの効能追加によりまして、対前年ではかなりの伸長ということを見込んでおりますので、若干その処方箋の立ち上がりが遅れているということはあるかもしれませんけれども、先ほど申し上げたとおり、通期では見通しどおりというふうに考えております。

  • 酒井 文義 - アナリスト

  • すみません。処方箋、ウィークリーでだいたい1万枚ベースという認識でよろしいですか、今の現状ですが。

  • すみません。新規処方箋のことなんですけども、NRXのほうですが。

  • 井ノ上 博文 - コーポレート・コミュニケーション部長

  • 今、すみません。手元に資料がないものですから、追ってまたご連絡を申し上げるということでご勘弁いただきたいと思います。

  • 酒井 文義 - アナリスト

  • わかりました。

  • 企業側発言者不明

  • ただ少し追加しますと、もともとの第1効能が便秘でございます。今度の第2の今度の効能が、便秘型のIBSですので、少し浸透するまでにはちょっと時間がかかるかなというふうな部分と、それからIBSそのものの啓蒙というか、市場開拓そのものに現在この薬以外に適応もっている薬がございませんから、多少時間がかかるかもしれません。

  • 酒井 文義 - アナリスト

  • わかりました。TAPの問題はないんですね、プロモーションサイドにおいては。

  • 企業側発言者不明

  • それはまったくないです。

  • 酒井 文義 - アナリスト

  • はい、わかりました。それからもう1つ、すみません。「アクトス」なんですが、実額771ミリオンだと思いますけれども、ファーストクォーターの売り上げですね。この中の「アクトプラスメット」と、それから「アクトプラスメット」ですね。「アクトプラスメットXR」はまだ出てませんね。その辺の状況をちょっとアップデートしていただけますか。「アクトプラスメット」の売り上げと「XR」の状況ですね。

  • 高原 宏 - コーポレート・オフィサー 経理部長

  • まず、「アクトプラスメット」につきましては、771の中で87ミリオン、対前年同期でプラス20ミリオン、30.5%の伸びでございます。

  • 酒井 文義 - アナリスト

  • 「XR」のほうは、まだ状況変わらずですか。

  • 岩崎 真人 - 製品戦略部長

  • 製品戦略の岩崎です。「XR」についてお話し申し上げます。本年5月にFDAに再審査手続きを行っております。順調に審査が進めば、本年11月頃には承認が下りるものと思っております。

  • 酒井 文義 - アナリスト

  • そうしますと、その「アクトス」の切り替えを本格的に始めるのは、この「XR」が出てからと。切り替えっていいますか、コンバージョンっていいますか。そういうふうに理解してよろしいですか。

  • 岩崎 真人 - 製品戦略部長

  • はい。

  • 酒井 文義 - アナリスト

  • はい。ありがとうございます。

  • 司会

  • ありがとうございました。

  • 井ノ上 博文 - コーポレート・コミュニケーション部長

  • ありがとうございました。

  • 司会

  • (司会の指示)次のご質問はUBS証券、志村様です。会社名とお名前の後、ご質問をお願いいたします。

  • 志村 裕久 - アナリスト

  • こんばんは。UBS証券の志村です。

  • 井ノ上 博文 - コーポレート・コミュニケーション部長

  • こんばんは。よろしくお願いいたします。

  • 志村 裕久 - アナリスト

  • 2点、ちょっと細かいことをお聞きしたいんですけども、まず1点が今後の「VELCADE」の一時療法での拡大の進捗の具合なんですけども、今FDAの承認あったら、どういうふうに処方箋トレンドが変わってきたのか、今後ミレニアムのセールスも含めて、どういう形でここのところ拡大していくのか。ちょっとそこのところをお教え願えますでしょうか。それが1点目です。

  • 岩崎 真人 - 製品戦略部長

  • 製品戦略の岩崎です。処方箋については、まだデータそのものが取れる状態ではありません。しかし、専門家の評判ですとか、市場そのものの評判は非常に高いですから、急激な伸長に目指して活動を続けていくことになります。

  • 志村 裕久 - アナリスト

  • ということは、かなり高い段階、3割、30%、40%は年内でも可能というような理解でよろしいんですか。それとも、まだそこまではさすがにいかないというふうな見方でしょうか。

  • 岩崎 真人 - 製品戦略部長

  • いや、そのくらいはもう当然目指しています。

  • 志村 裕久 - アナリスト

  • わかりました。ありがとうございます。それとあと2点目、ちょっとご質問あったかどうかちょっと確認してないんですけども、いろいろ国内外ともいま後発品の話で盛り上がっておりまして、御社の今、後発品に対する国内外の戦略っていうのはどういうふうなとこなのか。もう1回ちょっとご確認したいんですけども、お願いできますでしょうか。

  • 井上 益光 - 事業戦略部長

  • 事業戦略の井上でございます。ご承知のとおり、まず国内におきましては後発品のシェアが、これ08年の薬価改定のための調査で07年9月のデータでございますけれども、6.4%でございました。

  • ご承知のとおり、厚生労働省から2012年に30%と、数量ベースで30%という目標が掲げられているわけでございますけれども、やはり私どもとしましては従来から考え方は変わっておりませんで、こういう後発品の認知度上昇によりまして拡大はしていくと考えますけれども、先発品メーカーとして、やはり質の高い情報活動を通じて、そしてこれまでに蓄積してまいりました私どもの薬剤に関する豊富な有効性、安全性の情報、これをお医者様の耳に提供しまして、それで患者様の服薬利便性を第一に考えた製剤面の工夫に取り組むなども併せまして、この先発品メーカーとして努力していくと。こういう姿勢に変わりはございません。

  • また、世界的にという点で考えますと、他社さんがそういう動きに行かれているところもあるという中で、私どもとしては、まだそういう現時点では後発品市場への進出ということは考えておりません。検討はしておりますけれども、現時点では考えていないというふうにご理解ください。

  • 志村 裕久 - アナリスト

  • ちょっとしつこいようなんですけども、特にアメリカの場合、GP市場がすでにマイナス成長、かつペイヤー側のPBMを含めて、かなりパワーマーケティングがなかなか難しくなっていく中で、ある意味じゃ選択肢というのもあるのかと思うんですけども、そこら辺のタイムスパンを考えた時に、やはりなかなか新薬が生まれない中で、こういう戦略っていうのは1つの戦略、選択肢の1つに入っているという理解でよろしいんでしょうか。

  • 井上 益光 - 事業戦略部長

  • そういう戦略をとられてる欧米マルチ、あるいは日本の会社もあるということは承知しておりますけれども、当社としましては、特にアメリカでジェネリックをやるという考えは今のところございません。

  • 志村 裕久 - アナリスト

  • ありがとうございました。

  • 井ノ上 博文 - コーポレート・コミュニケーション部長

  • ありがとうございました。

  • 司会

  • ありがとうございました。次のご質問はモルガン・スタンレー証券、村岡様です。会社名とお名前の後、ご質問をお願いいたします。

  • 三田 万世 - アナリスト

  • もしもし、モルガン・スタンレーの三田のほうです。すいません。

  • 井ノ上 博文 - コーポレート・コミュニケーション部長

  • 三田さん、よろしくお願いします。

  • 三田 万世 - アナリスト

  • よろしくお願いします。2つありまして、1つはTPNAとTAPの融合はもう順調に進んでるというふうに思うんですけれども、ミレニアムの販売、もしくは開発の面での統合というのは、どういうご予定で進められるのか。もしくは、独立したままでやれるのか。「VELCADE」のあと販売というか、流通面でのTPNAの組み込みというのはあり得るのかどうかということを、ちょっと教えてください。

  • 井上 益光 - 事業戦略部長

  • 事業戦略の井上でございます。おかげさまで、ミレニアムにつきましては当初の予定どおり順調に進んでおります。当初買収を発表申し上げた時にいろいろご説明いたしましたけれども、このミレニアムをわれわれのガンビジネスの中心として、特に強力な研究開発力と、それから販売力、米国における専門医に対する知名度、信頼、そういったものを生かしてやっていくという方向性で、ただいまミレニアムと鋭意体制づくりをやっておりますが、今のところ非常に順調にいっているというふうにお考えください。

  • そしてTPNAとの関係でございますけれども、当面いま売っております、急激に伸びております「VELCADE」。これの製品の性格上、少数のセールスレップで専門医を訪問していくという体制でございまして、TPNAとの連携というのは現時点では考えておりません。

  • 三田 万世 - アナリスト

  • ありがとうございました。あともう1つ、ちょっとインドの何かプレスに、御社がトレントファーマというところと何か交渉をしているのではないかという憶測記事のようなものがあったようなんですが、ちょっと噂ベースで申し訳ないんですけれども、ちょっと弊社のインドのアナリストが確認をしてほしいと言ってまいりましたので、せっかくなんでうかがいますけれども、インドに対するあの今の見方、先ほど後発品についての見方は教えていただきましたけれども、こういうことも検討されてる案件の1つだというふうに考えてよろしいのでしょうか。

  • 井上 益光 - 事業戦略部長

  • 事業戦略、井上でございます。今のお話についてはまったく、何と申しますか、私ども承知しておりません。どうしてそういう話になったのかということですけれども。インドに対する考え方ですが、先ほどの話とも関連いたしますけれども、やはりインドが今後市場として非常に重要であるということは、十分認識をしております。それは市場規模の面、あるいは今後の成長性の面、そういった面から非常に重要であるということは認識をして、そしていろいろな面から検討を重ねております。

  • それは単純にインドに進出して販売を自社で行うといったことではなしに、インドの特性というものを考えて、われわれのビジネス上でいろいろと使えるものというものをいろいろ総合的に検討をしておりまして、現在のところまだ結論は出ておりませんけれども、当然重要視して考えているというふうにご理解ください。

  • 三田 万世 - アナリスト

  • ありがとうございました。

  • 村岡 真一郎 - アナリスト

  • あっ、すみません。モルガン・スタンレー、村岡です。私から1問だけ、すみません。

  • 「322」のアドバイザリーコミティのことをしつこくて恐縮なんですけれど、確か現時点の彼らの公表スケジュールだと、9月の11日ぐらいにメタボリックなアドバイザリーコミティがあると。あるはずなんですが、先ほど特に要請はないとおっしゃってたんですけど、アドバイザリーコミティなしでPDUFAデートに向かっていくということに対して、御社自身としては違和感というようなものは特には感じてらっしゃらないと思ってよろしいんでしょうか。

  • 企業側発言者不明

  • いや、特に違和感は感じておりませんが。

  • 村岡 真一郎 - アナリスト

  • 何かおっしゃいましたね。

  • 企業側発言者不明

  • いえ、特に違和感を感じているわけではありません。

  • 村岡 真一郎 - アナリスト

  • わかりました。了解です。ありがとうございました。

  • 司会

  • ありがとうございました。次のご質問はメリルリンチ日本証券、三好様です。会社名とお名前の後、ご質問をお願いいたします。

  • 三好 昌武 - アナリスト

  • メリルの三好でございます。お世話なります。

  • 井ノ上 博文 - コーポレート・コミュニケーション部長

  • よろしくお願いいたします。

  • 三好 昌武 - アナリスト

  • まず、僕が探しきれてないのかわからないんですが、「VELCADE」のこの決算期における売上高っていうのは、結局おいくらだったのか。もしよろしければ、この5-6月での御社での反映部分と、それから4-6月で、つまりミレニアムのちょっと連続、ミレニアムベースで「VELCADE」の連続性をちょっと見たいので、その売り上げの数字がもしございましたら、まず教えていただきたいんですが。

  • 高原 宏 - コーポレート・オフィサー 経理部長

  • 経理部長の高原です。スライドの7番のところに、「VELCADE」の当社グループに入ってから、5月9日から6月末までの売上高、59億円というのを記載しております。

  • 三好 昌武 - アナリスト

  • これで104円で割ればいいわけですね。

  • 高原 宏 - コーポレート・オフィサー 経理部長

  • はい、結構です。

  • 三好 昌武 - アナリスト

  • ちなみに4-6っていう数字はございますか。

  • 井ノ上 博文 - コーポレート・コミュニケーション部長

  • すみません。少々お待ちくださいませ。

  • 高原 宏 - コーポレート・オフィサー 経理部長

  • 高原です。すみません。今、4-6の数字っていうのが手元にございません。

  • 三好 昌武 - アナリスト

  • 「VELCADE」のそのクォーターベースでの連続性はちょっととりきれないんですね、そうしますと。ないんですね。

  • 井ノ上 博文 - コーポレート・コミュニケーション部長

  • 三好さん、すみません。井ノ上です。今のところちょっとないんです。また集積がわかりましたら、ご連絡させていただきます。

  • 三好 昌武 - アナリスト

  • わかりました。それから、スライドナンバーの11に「営業利益に増減内訳」というのがありまして、ここに「TAP、ミレニアム影響を除いた前年増減」というのがあって、営業利益は7億円増加しましたという数字になってまして、この金額は恐らくそこにご紹介されてある、いわゆる企業結合会計の1,810億円の影響を除いたものだというふうに理解をしますが、このTAPの統合、それからミレニアムの統合、各々において、営業利益への貢献額がこの第1四半期にいくらあったのか。数字がもしあれば、教えていただきたいんですけど。

  • すなわち、従前の武田薬品のベースではそれはどうであって、そこにTAPあるいはミレニアムで各々いくら出されて、結果7億円になったのかということを教えてください。

  • 高原 宏 - コーポレート・オフィサー 経理部長

  • 高原でございます。ご指摘のとおり、営業利益の増加7億というのは、企業結合会計に伴うのれん等の償却費の影響だけを外したところで、7億という営業利益になるということであります。

  • それで、営業利益におけるTAPとミレニアムの内訳っていう話になりますと、TAP社の子会社化影響で613億のマイナス、ミレニアムの子会社化影響で1,197億のマイナスということであります。

  • 三好 昌武 - アナリスト

  • もう1度、すみません。

  • 高原 宏 - コーポレート・オフィサー 経理部長

  • トータルでこの第1四半期で、この無形資産の影響が1,810億あります。これをTAPとミレニアムの2つに割りますと、TAPのほうでマイナス613、それからミレニアムのほうでマイナス1,197億のマイナス影響があって、トータルで1,810の営業利益にマイナス影響が出てるという。

  • 三好 昌武 - アナリスト

  • これは企業結合会計のみで。

  • 高原 宏 - コーポレート・オフィサー 経理部長

  • これ、いま申し上げたのは企業結合会計のみの値であります。

  • 三好 昌武 - アナリスト

  • そうではなく、各々の実業ベースでの貢献額を(表してない)。

  • 高原 宏 - コーポレート・オフィサー 経理部長

  • ご質問の趣旨はわかっているんですけども、じゃあトータルで申し上げますと、営業利益のベースで実業の分を入れたところで、マイナス1,624億という値になっております。

  • つまり、マイナス1,810億とマイナス1,624億との差額が実業の部分の貢献の額になるということであります。

  • 三好 昌武 - アナリスト

  • 186億ですね。わかりました。

  • それから高原さん、もう1つ教えてください。先ほどのミレニアム買収金額の資産配分というところでの修正のご説明のところですが、「VELCADE」等の価値が減ったわけではないというふうに、これ資産のところの説明でご指摘されたんですが、これは私にはどうも「VELCADE」の価値が減ったというふうにしか思えないんですけれども、大変申し訳ないですけど、もう1度ちょっとご説明をいただけるとありがたいんですが。

  • 高原 宏 - コーポレート・オフィサー 経理部長

  • それでは、もう1度ご説明いたします。結局、製品の「VELCADE」、「Integrilin」のトータルの金額っていうのは4,400で変わらなかったんですけども、これ税効果会計の適用の仕方がちょっと当初の予想の時は不適切な部分がありまして、その時はわれわれ正しいと思ってやってたんですけども、会計士さんから、最近のUS GAAPの基準でもってこれ修正したほうがいいという指摘があって、その金額は変わったということであります。

  • 三好 昌武 - アナリスト

  • その分、のれんのほうへ振り替えられたと、こういう理解でよろしいんですね。

  • 高原 宏 - コーポレート・オフィサー 経理部長

  • そういうことです。ただ、のれんの増減のところは、ご覧のとおり7億ドル程度の数字の増加になっておりますんで、7億8,600万ドルですね。全額この2,400ミリオンがのれんにいったというわけではありません。

  • 三好 昌武 - アナリスト

  • あっ、あ、そうですね。わかりました。ありがとうございました。

  • 井ノ上 博文 - コーポレート・コミュニケーション部長

  • どうもありがとうございました。

  • 司会

  • ありがとうございました。

  • 井ノ上 博文 - コーポレート・コミュニケーション部長

  • ご質問はございますでしょうか。もしないようでしたら、これで終わらせていただきたいと思いますが、ご質問はございますでしょうか。

  • 司会

  • 次のご質問はブルームバーグ、(松山)様です。松山様、会社名とお名前の後、ご質問をお願いいたします。

  • 松山 - メディア

  • ブルームバーグ、松山です。よろしくお願いします。

  • 井ノ上 博文 - コーポレート・コミュニケーション部長

  • よろしくお願いいたします。

  • 松山 - メディア

  • 先ほどのモルガン・スタンレーの三田さんの質問と少しかぶってしまうんですけれども、しつこいようなんですが、御社としてはインドから出ている記事に対してのコメントをいただきたいんですけれども、買収交渉をした事実がないという理解でよろしいんでしょうか。

  • 井ノ上 博文 - コーポレート・コミュニケーション部長

  • はい、CC部の井上ですが、そういう事実はまったくございません。

  • 松山 - メディア

  • わかりました。どうもありがとうございます。

  • 井ノ上 博文 - コーポレート・コミュニケーション部長

  • ありがとうございました。

  • 司会

  • ありがとうございました。次のご質問は野村證券、漆原様です。会社名とお名前の後、ご質問をお願いいたします。

  • 漆原 良一 - アナリスト

  • もしもし。

  • 井ノ上 博文 - コーポレート・コミュニケーション部長

  • どうぞ。漆原さん、どうぞ。

  • 漆原 良一 - アナリスト

  • 私、もう質問してませんけれども。先ほどさせていただいたので終わりです。

  • 井ノ上 博文 - コーポレート・コミュニケーション部長

  • ああ、申し訳ございませんでした。

  • 漆原 良一 - アナリスト

  • はい、すいません。

  • 司会

  • ありがとうございました。

  • 井ノ上 博文 - コーポレート・コミュニケーション部長

  • どうも皆様ありがとうございました。質問がなくなりましたんで、これで当社の第1四半期、08年度第1四半期のカンファレンスコールを終了させていただきます。本日はお忙しい中、多数ご参加いただきましてまことにありがとうございました。今後とも、なお一層のご指導ご鞭撻を賜りますよう、よろしくお願いいたします。失礼いたします。

  • 司会

  • 以上で電話会議を終了いたします。皆様、本日はご出席いただき、まことにありがとうございました。