Nomura Holdings Inc (NMR) 2014 Q3 法說會逐字稿

完整原文

使用警語:中文譯文來源為 Google 翻譯,僅供參考,實際內容請以英文原文為主

  • 柏木 茂介 - 執行役 財務統括責任者 CFO

  • はい、柏木です。こんばんは。それではお手元の資料に沿って、2014年3月期第3四半期決算についてご説明いたします。3ページをご覧ください。

  • まず第1四半期から第3四半期までの累計ですが、税前利益は前年同期比4倍の2,730億円、当期利益は前年同期比6.1倍の1,523億円、累計EPSは39円83銭になりました。

  • 収益は1%増と、若干の増加にとどまっていますが、これは前年の業績に野村不動産ホールディングスが連結子会社として含まれているためです。今期はその影響がなくなる一方、本業である3セグメントの収益は、いずれも好調となっています。

  • 同時に、コスト水準をしっかりとコントロールした結果、税前利益、当期利益とも、大幅な増益になっています。

  • 10-12月の第3四半期は、収益は3,794億円、税前利益は869億円、当期純利益は483億円でした。年率換算したROEは7.9%でした。

  • 3セグメント合計の収益は前期比5%増の3,379億円、税前利益は前期比18%増の844億円、すべてのビジネス部門が増収増益となりました。

  • セグメントごとの業績は後ほど触れますが、最初にいくつか特殊要因について、ポイントを絞ってご説明します。5ページの下をご覧ください。

  • まず足利関係です。12月19日に足利ホールディングスが再上場し、上場時点の評価益113億円をホールセール部門に計上しました。上場以降12月末までの評価益12億円は、その他のセグメントに含めています。

  • 次に、担保の受け渡しを行っていないデリバティブについて、第3四半期に評価手法を変更しています。いわゆるFVAと呼ばれるものですが、この影響で、ホールセール部門に約100億円の評価損を計上しました。

  • そして自社およびカウンター・パーティーのクレジット・スプレッドの変化に起因する損失は、今期54億円であり、これもその他に含まれています。

  • それでは営業部門についてご説明します。6ページをご覧ください。

  • 営業部門の収益は1,280億円、前期比7%の増収。税前利益は477億円、19%の増益。投資家のリスク選好が高まり、株式、投信募集買い付けが増加しました。マーケット要因が追い風となり、左下の図のように、顧客資産残高は過去最高の96兆円となっております。

  • 7ページをご覧ください。

  • ストック収入は135億円、左下にありますとおり、年換算ベースで540億円と、計画を上回るペースで進捗しています。12月のNISA申し込み口座数は、116万口座となりました。

  • 次にアセット・マネジメント部門です。8ページをご覧ください。

  • アセット・マネジメント部門の収益は212億円、前期比14%の増収。税前利益は89億円、45%の増益。配当収入や運用パフォーマンスに連動した成功報酬も貢献し、高い利益水準となっています。

  • 新たな資金流入と好調な市場環境により、ネット運用資産残高は過去最高の32兆9,000億円。投資顧問ビジネスでは、株式、債券など、多様な運用商品に資金が流入し、運用資産残高は、約4,000億円増加しました。

  • 9ページ右下にありますように、先日発表したINGグループの台湾資産運用子会社の買収を足がかりに、アジアビジネスへの取り組みもさらに強化してまいります。

  • 10ページをご覧ください。ホールセール部門の概要です。

  • ホールセール部門の収益は1,887億円、前期比3%の増収。税前利益は278億円、10%の増益となりました。

  • 左下のグラフにありますように、日本、米州が回復し、各地域がバランスよく収益に貢献しているのがおわかりいただけると思います。

  • グローバル・マーケッツは、フィクスト・インカムが健闘、インベストメント・バンキングは冒頭申し上げた足利ホールディングス上場に伴う評価益が貢献し、増収となりました。

  • それでは11ページをご覧ください。

  • グローバル・マーケッツの収益は1,580億円と、ほぼ前期並みの水準でした。フィクスト・インカムの収益は992億円、前期比6%の増収。右上のヒートマップにありますように、米州は証券化商品が回復、欧州は金利、クレジットが健闘しました。アジアは、QE3の縮小観測を受けて、為替ビジネスを中心に若干減速しました。

  • エクイティの収益は588億円、エクイティ・キャッシュは堅調でしたが、エクイティ・ビジネス、デリバティブ・ビジネスが減速し、前期比11%の減収となりました。なお、右上のヒートマップの日本フィクスト・インカムは、日本、プラスヘッドクォーターという位置付けということで、先ほど申し上げたデリバティブの評価変更に伴う損失、約100億円を含めており、実態より下に見えています。なかりせば、10%以上の上昇で、赤い上向きの矢印でありました。

  • 12ページをご覧ください。

  • インベストメント・バンキングの収益は307億円、足利ホールディングス上場に伴う評価益113億円が貢献し、前期比29%の増収でした。インベストメント・バンキングのグロス収益は359億円、主に日本の収益機会が縮小し、前期比では減収となりました。

  • 海外では、イタリアの高級衣料品ブランドであるMONCLERや、イギリスの金融サービス会社であるJust RetirementのIPOなど、注力するセクターで複数のファイナンス案件を獲得しました。

  • またGrifolsによるNovartisの輸血検査部門の買収等、M&Aおよびその複合化案件が増加し、第4四半期以降のクロージングが期待できます。

  • コストについてご説明します。13ページをご覧ください。

  • 全社コストは2,925億円、前期比3%増加しました。主な要因は、賞与引当金を積み増したことによる人件費の増加や、NISA口座開設に伴うキャンペーン費用で、事業促進費が増加したためです。

  • 一方、コスト削減の一環として、一昨年来、オフィススペースの返却や賃料見直しを行ってまいりました。この削減効果もあり、不動産関係費は減少しています。

  • バランスシートについてご説明します。14ページをご覧ください。

  • バランスシートの資産合計は、円安の影響もあり、9月末から約1兆8,000億円増加し、43兆6,000億円となりました。バーゼル3ベースのTier1およびTier1コモン比率は、ともに12%。

  • このページの右上にあります10.4%は、12月末のバランスシートをそのまま2019年の出口基準に当てはめたもので、9月末時点の10.7%からやや減少しましたが、引き続き高い水準を維持しております。

  • 右下にあるレベル3アセットですが、円安による増加分を野村ホールディングス上場による減少で吸収し、Tier1資本に占める比率は17%まで低下しました。

  • 以上、第3四半期決算についてご説明申し上げました。

  • 司会

  • それでは、これより質疑応答を開始いたします。(司会の指示)

  • それでは最初のご質問は、ドイツ証券、村木様です。それでは村木様、よろしくお願いいたします。

  • 村木 正雄 - アナリスト

  • はい。お願いいたします。まず1点がホールセールの、特にフィクスト・インカムについてでして、2点目はリテールの資金のフローについて、おうかがいさせていただきたいと思います。

  • 1点目のホールセール部門につきましてですが、いつものハウスキーピング的な質問で恐縮ですけれども、エクイティとフィクスト・インカムの地域別の構成、そしてセールス・コミッションとトレーディングのポジションの収益の構成比をそれぞれ教えていただけますでしょうか。

  • 柏木 茂介 - 執行役 財務統括責任者 CFO

  • はい。では最初のご質問にお答えいたします。フィクスト・インカム、サードクォーター、日本が2割弱、欧州が4割弱、米州が3割程度、アジアは1割半ば。クライアント・レベニューとリスク・ドリブン・レベニューは8対2の割合でございます。

  • エクイティは、サードクォーター、日本で3割半ば、欧州が2割程度、米州が3割半ば、アジア1割程度。それからエクイティのクライアント・ドリブンと、リスク・ドリブンの比率は、9対1。

  • それからフィクスト・インカムのちょっと話に戻りまして、先ほど申し上げた、日本の2割弱、ここには先ほど来、出てます、デリバティブの思惑、FVAの部分が約100億円、これが管理会計上、ここに計上されています。

  • 村木 正雄 - アナリスト

  • ありがとうございます。フィクスト・インカムに関して、今回アメリカで金利が上がる状況の中でも証券化商品の収益が増えているということですが、ただ必ずしもポジション収益が全体として比率が上昇したわけではないということでしょうか。

  • 柏木 茂介 - 執行役 財務統括責任者 CFO

  • はい、基本的にはテーパリングの方向性が固まったということで、マクロ環境全般に順調で、そのテーパリングの方向が固まったということで、市場の動きが、第1クォーター、第2クォーターから比べると、ピックアップしております。取引量が増加しています。

  • それから住宅市場についても、コンセンサスとして、引き続き堅調ということが奏功して、米国における証券化ビジネスが、第1クォーター、第2クォーターに比べると、よかったということです。

  • 村木 正雄 - アナリスト

  • ありがとうございます。フィクスト・インカムの収益のシェアみたいなものをとりますと、トレンドとして上昇傾向にありまして、その背景には、やはり御社がバランスシートを絞っていないということが影響しているのかと思いますが、実際その競争環境上、今どういう状況になっているのかということと、規制が、レバレッジ規制が15年から入ってまいりますけれども、そこに向けて、今年1年間御社としてどういう取り組みをされて、それがシェアにどのように影響していくと見通されているかを教えていただけますでしょうか。

  • 柏木 茂介 - 執行役 財務統括責任者 CFO

  • はい、やっぱりフィクスト・インカムのビジネスに関しましては、おっしゃられたレバレッジ規制というのが各社にインパクトがある。それからキャピタル・リクワイアメント、各国のキャピタル・リクワイアメント、それプラス、バーゼル3、様々な要因がもろにやはりフィクスト・インカムビジネス、どうしてもリスクテイクするビジネスですので、出るんだと思います。

  • その点、当社が資本調達が2009年に終えていること、それからバランスシートが相対的にクリーンなほうだと、私は思いますので、その中では、フィクスト・インカムビジネスに対して、他社と比べると、負荷をかけていない、負荷というのは抑制的になっていないで済んでる。そこがシェアが取れているのではないかというふうに考えています。

  • それから今後に関しまして、レバレッジ規制に関しましては、先日新しい案が出てますけれども、正確な試算値というのは、まだルールの細目の解釈でまだ依然としてはっきりしてない部分があると思います。

  • ただリバースレポを仮にネッティングできるという前提におきますと、従前申し上げてました3%弱という水準から、3%台後半にいるんではないかと思ってますので、引き続き、そういう規制動向に注意しつつ、バランスシートに関しましては、増やすこともなく、別に大きく減らすこともなく、やっていくんだと思っております。

  • 村木 正雄 - アナリスト

  • ありがとうございます。2点目が、アセット・マネジメントを含むリテールビジネスでして、プレゼンテーションのスライドの9ページに、これは主に野村アセット・マネジメントさんだと思いますが、資金の流出入のグラフを示していただいています。これを見ますと、今回の税制変更に伴って、待機資金が5,000億円ぐらい、従来のトレンドから見ると、このクォーターだけで増えてるように見え受けられるのですが、こういった待機資金が1月以降、どう動いているのかということと、今後の見通しについてご説明いただけますでしょうか。

  • 柏木 茂介 - 執行役 財務統括責任者 CFO

  • はい、おっしゃられたとおり、第3クォーターにかけて、このMRFがかなり資金が集まっております。1兆円程度、残高で当社でも増えております。その資金がその後どうなったのかというご質問では、年始に入りましてからは、MRFから資金が出てきておりまして、今日も東証の数字、発表になっておりましたけども、個人のやはり現物株の買いというものが、当社でも目立っております。

  • 村木 正雄 - アナリスト

  • そうしますと、今後も待機資金が向かう先は、投信、投資信託というよりは、個別株に向かっていくというように考えておけばいいんでしょうか。

  • 柏木 茂介 - 執行役 財務統括責任者 CFO

  • NISAの動向がどうだというご質問を受けたのが、先ほど記者会見でもあったんですけれども、当社の中で見えてますのは、当初は、株にNISAの金が流れるという動きがありましたけども、ここにきましてからは、投資信託にも入ってきておりますので、今後両方に入ってくるんじゃないかというふうに思います。

  • 村木 正雄 - アナリスト

  • よくわかりました。どうもありがとうございました。

  • 司会

  • 次のご質問は、JPモルガン、辻野様です。それでは辻野様、お願いします。

  • 辻野 菜摘 - アナリスト

  • よろしくお願いします。このリテールのところなんですけれども、この1月に入ってからの株等の販売の状況というのを3Qのペースと比較してどうなっているのか、教えてください。

  • 柏木 茂介 - 執行役 財務統括責任者 CFO

  • はい、1月に入ってからのビジネスモメンタムですけども、先ほど申し上げた株の買い付けというのが、正直言って、目立ってる状況であります。投資信託に関しましては、若干相場環境荒れておりますので、スローかなというふうに思っております。

  • 辻野 菜摘 - アナリスト

  • あとNISAの、NISA口座の稼働、どれぐらい稼働し始めているかとか、じゃあ今まで既存のお客さんがほとんどだと思うんですけど、NISA口座のうち、じゃあ新規のお客さんで来たNISA口座は、どれぐらい動き始めていますか。そういうお客さんはどういうものを買っていますか。じゃあ既存のお客さんでNISA口座開いてくださった方々は、まずはどっちで動いているのか。NISA口座で動き始めているのか。先ほどの、じゃあ現物株の買いなどは、やはり規模的に言うと、NISAとか、そういう問題ではなく、普通の口座で出ていっているのか。そのあたりの状況を教えていただけますでしょうか。

  • 柏木 茂介 - 執行役 財務統括責任者 CFO

  • はい、金額的にはNISAの口座の買い付け状況というのは、まだ1カ月たってないものなので、具体的にいくらと申し上げることはできないんですけれども、徐々に広がってくものなんだろうなというふうに思っています。その中で、株式の買い付けが目立っています。先ほど申し上げた株式の買い付けが、全店的にも多いわけですけれども、その比較感で言うと、やはり少額にとどまってるというのが現状です。

  • NISAに関しましては、くどいですけれども、株が先、先行した感じはありますけれども、投信にも広がってきてまして、アクティブ型の日本株や、あるいはアクティブ型のグローバルエクイティ、外国債券ファンド、あるいはバランス型といった、まんべんないアセットクラスにお金が入りつつあるという感じだと思ってます。

  • 辻野 菜摘 - アナリスト

  • オンライン証券とかですと、もうNISA口座、非常に小さいわけなんですけれども、その口座の動き方も、フットワークもだいぶ違う口座と比較するわけなんですけども、彼らはもう2~3割の、このNISA口座が何らかの取引をやっているというような情報も入ってきているのですけれども、少し、御社ですと、どれくらいというのを数字がありますでしょうか。

  • 柏木 茂介 - 執行役 財務統括責任者 CFO

  • NISAの、私どもが申込みを受けた116万口座に対して、何万口座程度、あるいはどの程度というのは、ちょっと本当に申し上げられないですけれども、1つのデータとしては、1月上旬の株式の買い付け約定全体に占めるNISA経由の買い付けというのは2割弱になってます、これは件数ベースですけども。ですから件数的にはそれなりの件数だとお考えいただいて結構だと思います。

  • 辻野 菜摘 - アナリスト

  • ありがとうございました。

  • 司会: 次のご質問は、大和証券、塩田様です。それでは塩田様、よろしくお願いいたします。

  • 塩田 淳 - アナリスト

  • はい、よろしくお願いします。1点目は、グローバル・マーケッツですけども、今回11ページ、右上の図を見させていただくと、アジアがエクイティ、フィクスト・インカムともにやや不調だったのかなと、そんなふうに思ってますが、足元で新興市場の完成もしくは金利のところ、結構動きが出てきていますと。このあたりの影響について、ご示唆いただけるものがあればいただきたいと思います。以上、これ1点目でございます。

  • 柏木 茂介 - 執行役 財務統括責任者 CFO

  • はい、アジアに関しましては、やはりテーパリングというのを昨年第3クォーター、それから第4クォーターと影響を受けているというふうには認識しております。基本的にはポジションの動向というよりも、顧客フローがやはり落ちていると。それによって、第3クォーターも影響を受けてますし、引き続き、第4クォーターに関しても、他地域と比べると影響があるなと思っております。

  • 塩田 淳 - アナリスト

  • はい、ありがとうございます。2点目は、18ページのバリュー・アット・リスクなんですけども、これ12月が各商品ともに上がってきていますという状況なんですけども、これはポジションの影響なのか、マーケットのボラティリティの影響なのか。そのあたり、この上がった要因について教えていただければと思います。

  • 柏木 茂介 - 執行役 財務統括責任者 CFO

  • はい、12月末のバリュー・アット・リスクに関しては、やっぱりテーパリングの動きが一巡して、市場全体がリスクオンというモードになっていたと思います。その中、当社もリスクオン気味にやっていました。それからもう1つは、円安効果で若干実態よりも多めに見えているというのはあるかと思います。

  • 塩田 淳 - アナリスト

  • ということは、いま現状で言うと、この水準よりもかなり下がってきていると、そんな方向なんでしょうか。

  • 柏木 茂介 - 執行役 財務統括責任者 CFO

  • はい、1月に入ってからはリスクは減少傾向にあります。

  • 塩田 淳 - アナリスト

  • はい、ありがとうございます。

  • 司会

  • 次のご質問は、クレディ・スイス、山中様です。それでは山中様、お話しください。

  • 山中 威人 - アナリスト

  • はい、1点だけお願いします。第2四半期の後、Fitchの格付けの話で、少し取引が拡大するかもというような話がありましたけども、時間がかかるということだったのですが、何かその後、顧客の口座開設とか、取引量の拡大とか、実現できてるようなものがあれば、アップデートをお願いいたします。よろしくお願いします。

  • 柏木 茂介 - 執行役 財務統括責任者 CFO

  • はい、Fitchの格付けに関しまして、上がったのは9月25日だったと思いますけども、それ以降、(いずれの)契約ができた先とか、ちょこちょこと出だしています。やはり時間かかりますので、実態として、P/L上、第3クォーターにこれだけありましたとか、そういうことは申し上げられるような状況じゃないと思いますし、この第4クォーターに関しても、いきなり出るというものではないと思いますけれども、今後じわじわと出てくるんだと思います。

  • ちなみに昨年秋から今年初にかけまして、アジアとか、欧州の投資家を訪問しまして、その辺のFitchの格付けについて、その背景について、説明をしましたけども、概ね投資家からは好意的に受け止められております。ですから当初Fitchの格付けが上がった時に、アメリカの投資家を中心に取引が拡大するという印象を強く持っていたんですけれども、今後アジア、ヨーロッパでも期待ができるかなと思っております。

  • 山中 威人 - アナリスト

  • ありがとうございます。

  • 司会

  • 次のご質問は、三菱UFJモルガン・スタンレー、佐々木様です。それでは佐々木様、お話しください。

  • 佐々木 太 - アナリスト

  • すいません、三菱UFJの佐々木です。2点教えてください。1点目がコンパレシオの考え方なんですけれども、人件費を純営業収益で割った数字で見ていきますと、だいぶコンパレシオ下がってきているような状況なんですけども、このまま下がっていくのか。第4四半期に上がっていくのか。今後どういうふうに見ておけばよいのか、教えてください。以上、1点目です。

  • あと2点目が、米州のホールセール、米州のマーケットのほうなんですけれども、証券化商品の回復というふうなお話あったんですけれども、いま御社がやられているプロダクトの証券化商品で、どういったものが一番多い裏付け資産になってるのか、教えてください。住宅なのか、商業不動産なのか、クレジットなのか。いま一番回復しているところ、どこなのかを教えてください。以上2点、お願いいたします。

  • 柏木 茂介 - 執行役 財務統括責任者 CFO

  • はい、コンパレシオに関しましては、グループ全体で今期、確か37%ぐらいだったと思いますけれども、業界全体としても、下げ方向のトレンドがあるように感じてはおります。ただこれ、年終わってみてからの総合的な業績判断になりますので、ターゲットとして、下のものを持っていて、いくらを目指してるというのをお答えできるような状況ではございません。

  • それから2番目のご質問の証券化商品に関しましては、基本的にはレジデンシャルのモーゲージをアンダーライン・アセットとしたプロダクトが多いですけれども、それ以外の商業用不動産などもやってはおります。

  • 佐々木 太 - アナリスト

  • わかりました。どうもありがとうございます。

  • 司会

  • 次のご質問は、ゴールドマン・サックス証券、田中様です。それでは田中様、お話しください。

  • 田中 克典 - アナリスト

  • ゴールドマン、田中でございます。よろしくお願いいたします。デリバティブの評価手法に伴う評価損の100億円なんですけど、管理会計上は国内の(フィッグ))に計上されてると思うんですが、財務会計上、どこに計上されてるのかということと、これを除いて見た場合に、海外のボトムラインの見方というのが何か変わって見えるのかというところについて、コメントをお願いいたします。

  • 柏木 茂介 - 執行役 財務統括責任者 CFO

  • はい、そこの部分の財務会計上のブックは、大半が海外になっております。日本もありますけれども、大半海外。欧州と米州にブックをされております。海外全体の財務会計の開示上の数字がございますけれども、ここから勘案すると、今期オンクレジットのマイナス、全体では54億円です。

  • それとこのFVAのマイナスが100億円弱、双方ともに大半が海外であるということを考えると、海外ビジネス全体としては、財務上黒字だったのではないかと、実態としては黒字だったのではないかというふうに思っています。

  • 田中 克典 - アナリスト

  • どうもありがとうございました。

  • 司会

  • 次のご質問は、JPモルガン証券、辻野様です。それでは辻野様、お話しください。

  • 辻野 菜摘 - アナリスト

  • いつもながらのテクニカルな話ですが、短信の13ページのセグメント(外のアイテム)です。今回の、いつものその他のところですね、今回普通に見ますと、2Qがマイナス20億円の、第3がマイナス43億円で、あまり変わってないようですけれど、CVA、DVAが、2Qがマイナス116億円、今回はマイナス54億円、足利の12億円もここに入ってる。となると、それ以外の部分というのは、2Qがマイナス96億円で、3Qはほぼゼロでしたということになりまして、100億円ぐらいの前後重ねているわけなんですけれども、少し(見方に対した)説明できることがあれば教えてください。

  • 同じセクションで、これも本社勘定なんですが、こちらも急激な変化ではないので、これぐらいの変化ならよくあるでしょと言われそうですけれども、少し何か説明できるものがあればお願いします。以上です。

  • 柏木 茂介 - 執行役 財務統括責任者 CFO

  • はい、本社勘定は、辻野さんのほうが私よりお詳しいんじゃないかと思うんですけれども、いろいろな項目が入っております。今期通常より多い面もありましたけれども、引き続き、振れを小さくする方向で、鋭意努力しておりますので、ご容赦いただければと思います。

  • 辻野 菜摘 - アナリスト

  • 何か流動性のところの対応コストが増えたとか、こっちに戻ってきた、アロケートしてたものが戻ってきたとか、そういうのはないわけですね。

  • 柏木 茂介 - 執行役 財務統括責任者 CFO

  • いろいろな、様々な特殊要因があるところであります。

  • 辻野 菜摘 - アナリスト

  • はい。その他(複数の発言者)。

  • 柏木 茂介 - 執行役 財務統括責任者 CFO

  • すいません、はいはい。その他のその他。

  • 辻野 菜摘 - アナリスト

  • はいはい、そうです。こちらもなしですか。

  • 柏木 茂介 - 執行役 財務統括責任者 CFO

  • その他のその他に関しましては、オンクレジット、ちょっと待ってください。約90億円弱とか、その辺の変動だと思いますけれども、ここに関しましてはもう、申し訳ないんですが、いつもと同じような答えになりますけれども、やはり財管ギャップで、管理会計と財務会計の処理の違いに起因する差異、それから米国基準修正での変動要因がありまして、その辺が大きな要因だというふうにお答えします。

  • 辻野 菜摘 - アナリスト

  • はい、わかりました。こちらのほうが、もうそういう資産と負債のところの時価評価で、P/L通るか、B/S、エクイティ直入かというようなところの差で、純粋にテクニカルなものが多いということで、むしろ本社勘定のほうは、でも何らかの判断みたいなものの影響を受けていると、ビジネスセグメントへのアロケーションというところで受けているということでよろしいですね。

  • 柏木 茂介 - 執行役 財務統括責任者 CFO

  • はい、そうです。

  • 辻野 菜摘 - アナリスト

  • はい、ありがとうございます。

  • 司会

  • 次のご質問は、SMBC日興証券、丹羽様です。それでは丹羽様、お話しください。

  • 丹羽 孝一 - アナリスト

  • 2点お願いします。1点目は、バリュー・アット・リスクについてです。あまり大きな変化ではないですけれど、久しぶりの高さの水準に、12月末なってきておりますが、ここから何かオペレーションの変化、テクニカル要因など、読み取れるものなのでしょうか。このあたりの数字の見方について、補足いただけるものがあれば教えてください。

  • 柏木 茂介 - 執行役 財務統括責任者 CFO

  • はい、先ほどお答えしたのと同様のお答えになってしまうんですけど、やはり年末にかけて、リスクオンモードにグローバルになっていたと思います。その中で、私どものトレーディングサイドも、日本の環境も非常によかったですので、全体としてリスクオンモードになっておりました。1月に入ってからは、バリュー・アット・リスクに関しましては、かなりもう削減をされております。

  • 丹羽 孝一 - アナリスト

  • よくわかりました。2点目は、(政治的)なお話になってしまうのですが、投資銀行部門の(聴取不能)について、このフォースクォーター、日本のフォースクォーターおよび日本の来年度、内外どういうふうに見ておればいいのか。CFOの見られてる範囲からご示唆いただけたらと思います。

  • 柏木 茂介 - 執行役 財務統括責任者 CFO

  • はい、基本的には株式市場、昨今調整してますけれども、全般的には堅調、上昇相場だと私どもは思っています。その中では、ECMを中心に、多くのファイナンスの案件を見込んでおります。大型案件も、今年度の上半期ほどではないものの、何件かは想定されると思います。

  • それからIPOは、株価が上昇背景にやっぱりファンドからの、投資ファンドの利益回収の動きというのが活発化する可能性がありまして、2014年IPO市場規模として1兆円を超える可能性があると思っています。上場社数でも昨年は58社でしたけれども、約80社程度になっていくのではないかというふうに思っております。

  • DCM案件に関しましては、NTTドコモさんの大型起債がありましたように、引き続き市場環境は良好、金利の水準も良好なことですから、投資家の運用難が続いてる中では、新規発行に対するデマンドは強いんだろうなと思ってます。

  • ただ海外に関しましては、プレゼンテーションの中でも申し上げましたけども、クロスボーダーの案件、その中でファイナンシングを伴う複合案件もそれなりのパイプラインを持っております。

  • 丹羽 孝一 - アナリスト

  • 踏み込んだ、また言い方になるんですけど、今年の水準から増加を見込んでよいというふうな環境であるという理解でよろしいでしょうか。

  • 柏木 茂介 - 執行役 財務統括責任者 CFO

  • IPOはそうだと思いますけど、その以外はちょっとわかりません。

  • 丹羽 孝一 - アナリスト

  • すいません、ありがとうございました。

  • 司会

  • (司会の指示)ご質問がございませんので、質疑応答を終了させていただきます。それでは野村ホールディングスよりご挨拶させていただきます。

  • 柏木 茂介 - 執行役 財務統括責任者 CFO

  • はい、テレコンにご参加いただきまして、大変ありがとうございました。遅くまでありがとうございました。引き続き、よろしくお願い申し上げます。