使用警語:中文譯文來源為 Google 翻譯,僅供參考,實際內容請以英文原文為主
藤原 弘治 - IR部
みずほフィナンシャルグループIR部の藤原弘治でございます。本日は急なご案内にもかかわらず、多数のご参加をいただきまして、誠にありがとうございます。
まず最初に、資料の確認をさせていただきます。本日の説明は、資料を掲載場所としてご案内しております、弊社ホームページ内のネットカンファレンスのページにございます2つの資料。まず1つ目が、「グループガバナンス態勢の高度化等について」。2つ目が「平成26年3月期2013年度第3四半期決算説明資料(概要)」を用いて進めますので、資料をお手元にご準備願います。
続いて本日の進め方でございますが、初めに株式会社みずほフィナンシャルグループ取締役社長グループCEOの佐藤より、グループガバナンス態勢の高度化等について録音メッセージを、続いて取締役副社長グループCFOの高橋より第3四半期決算についてご説明をした後、質疑応答に入りたいと存じます。
会議全体の時間は約1時間を予定してございます。最後までどうぞよろしくお願い申し上げます。
まず、佐藤からのメッセージをお聞きいただきますが、本来であれば佐藤自身がこのライブに参加をしてお伝えをしたかったのですが、本日、以前から予定しておりました出張があり、メッセージを録音をし、お伝えをする形とさせていただきました。どうかご理解のほどお願い申し上げます。それではお聞きください。
佐藤 康博 - 取締役社長 グループCEO
みずほフィナンシャルグループの佐藤でございます。本日はご多忙の中、私どものネットカンファレンスにご参加いただき、心より御礼申し上げます。
当社の2013年度第3四半期決算は、おかげさまをもちまして、連結四半期純利益で5,631億円、年度の業績予想に対し93%の進捗と大変好調な結果となりました。これを受け、私どもは2013年度期末配当予想を従来予想比50銭上方修正いたしました。
決算と配当の内容については、後ほどグループCFOの高橋よりご説明させていただきますが、本日は私からも若干お時間を頂戴いたしまして、今後のグループガバナンス態勢の高度化と企業カルチャーの変革に向けた取り組み、また今回のみずほ銀行の頭取人事の考え方についてご説明させていただきます。
振り返りますと、私は2011年6月にグループCEOに就任して以来、昨年7月のみずほ銀行、みずほコーポレート銀行の合併に至るまで、先進的なグループ一体経営の実現を目指し、組織体制の変革を進めてまいりましたが、この間常に2つのことを申し上げてまいりました。
1つは、強固なガバナンスの構築は守りの一手ではなく、むしろ競合他社に対する差別化戦略、攻めの一環であるということ。そして2つ目は、組織体制の枠組みはグループ共通のカルチャーによって常に支えられていなければならないということであります。
今回、一連の行政処分を巡る動きの中で、私はグループガバナンスの更なる高度化に向けていくつかの課題が残されていること、またグループ内の縦割り意識を更に打破していく必要があることを改めて強く認識いたしました。
このことを踏まえ、持株会社であるみずほフィナンシャルグループを、メガバンクでは初となる委員会設置会社へ移行させることをはじめとし、グループガバナンス態勢の高度化に向けた抜本策の推進に着手することを決断しました。
目の前にある課題を修復するだけではなく、むしろ足元のみずほの状況を奇貨として、これまでも強い問題意識を持ってきたガバナンスの強化とコーポレートカルチャーの変革について、それを強力に、そしてスピーディに推進していく決意を新たにした次第です。
以下、その取り組みの主なポイント3つを、資料第3ページに沿ってご説明を申し上げます。
まず1つ目は、委員会設置会社への意向です。経営の執行と監督の分離を行い、経営執行の監督や役員人事について、社外の目線を徹底的に取り入れる仕組みを構築する一方で、執行ラインへの適切な権限委譲を進め、意思決定の更なる迅速化を図ってまいります。
2つ目は、持株会社機能の強化です。持株会社はグループ各社の管理・監督という重要な機能を持つと同時に、グループ全体の統一的な戦略立案を行う司令塔でもあります。
今回、持株会社と傘下会社、それぞれの役割機能、責任、権限、指揮命令系統を明確化することで、持株会社のグループ経営の司令塔という役割を一段と強化してまいります。
そして3つ目は、企業風土の変革、強固なカルチャーの確立です。「One Mizuho」の旗印の下で、みずほの企業理念を体現し、役職員1人1人の意識改革と主体的行動を徹底していくことを、グループCEOとしての最重要課題の1つとして位置付け、それに対し全力で取り組んでまいります。
こうした3つの取り組みは、銀・信・証のグループ一体化をより強靭なものとすべく、持株会社と傘下エンティティの関係を明確化し、「One Mizuho」の戦略を更に進化させていこうというものであります。
すなわち、私がグループCEOとしてグループ戦略を策定、統括する一方で、銀行、信託、証券の頭取、社長は、エンティティのトップであると同時に、グループ戦略を執行する役割を担う形で、みずほの執行ラインを構成してまいります。
こうした考え方に立ち、今後私は持株会社のグループCEOとしてみずほグループ全体の統括を行う役割に専念し、みずほ銀行の頭取につきましては後任の林に委ねることにしたものです。
今はちょうど、4月に始まる新年度の業務計画策定を始めるタイミングに当たります。この業務計画の策定プロセスには、新頭取として全面的に関わってもらいたいという私の思いもあり、あえてこの時期に頭取交代の発表を行ったものであります。
以上、縷々申し上げてまいりましたが、最後に本日皆様にお伝えしたかったメッセージを申し上げます。
まず、私自身が今後グループCEOとして引き続きグループ全体の重要課題に取り組んでいくということ。次に、大きな流れとしての「One Mizuho」に向けた取り組みは今後も継続する、むしろ加速させていくということ。そして、新しいガバナンス、カルチャーの構築に向けて、グループを挙げて全力で取り組んでいくということであります。
私自身、これまで以上にみずほの変革に向けて先頭に立ち、リーダーシップを発揮してまいる所存です。皆様におかれましては、私どものこうした取り組みをぜひともご理解いただき、みずほフィナンシャルグループに対しまして、従来同様力強いご支援を賜りますよう、心よりお願い申し上げまして、私からの説明を終わらせていただきます。
藤原 弘治 - IR部
続きまして、グループCFOの高橋より、第3四半期決算についてご説明申し上げます。髙橋副社長、お願いします。
高橋 秀行 - 取締役副社長 グループCFO
はい。グループCFOの高橋でございます。引き続きまして私から、みずほフィナンシャルグループの平成26年3月期第3四半期決算の概要について、「第3四半期決算説明資料(概要)」に沿って、ご説明させていただきます。
第3四半期決算のキーメッセージは2点でございます。
まず1点目は、連結四半期純利益が5,631億円と、前年同期比で1,713億円の大幅な増益を達成し、年度計画6,000億円に対する進捗率も93%まで達したことです。
次に2点目ですが、こうした足元の業績動向等を踏まえまして、普通株式1株当たりの期末配当予想を、従来予想比50銭上方修正したことです。具体的内容については、後ほどご説明いたします。
続いて収益の状況について、その内容をご説明します。2ページをお開きください。
ページ左の表、上から2行目で白抜きした2013年度第3四半期の連結業務純益につきましては、5,942億円と年度計画に対して75%の順調な進捗となりました。
今回の連結業務純益の実績について、ポイントは3点でございます。
1点目は、みずほ銀行、みずほ信託銀行の2行合算ベースの顧客部門の業務粗利益が、引き続き国内、海外ともに順調に収益を伸ばしており、前年同期比で国内外合わせて738億円の増加となったことです。
国内では投信販売が引き続き好調を維持するなど、前年同期比で非金利収支が大幅に増加しております。
海外では米州、欧州、アジアの3地域ともに収益を伸ばしていますが、特にアジアにおいて、前年度からの好調さを持続しております。
2点目は、みずほ証券において市況の回復という追い風もあり、国内営業部門における株式委託手数料や投信手数料の増加などにより、純営業収益が前年同期比477億円増加したことです。
3点目は銀・信2行合算の経費についてです。経費の実数自体は、前年同期比165億円の増加となっていますが、コスト構造改革によるベース経費の削減は今年度も着実に進めており、円安影響を除けば前年同期比で55億円の増加に留まっており、計画対比でも抑制的な水準となっております。
連結四半期純利益につきましては、ただいまご説明した連結業務純益に加え、経済環境の好転も背景に、連結与信関係費用が746億円の戻り益を計上し、また連結株式等関係損益が株式償却の減少を主因に大きく改善したこと等の要因もあり、前年同期比で1,713億円増益となり、四半期純利益5,631億円の好決算となったものでございます。
次に貸出金と国内預貸金利回差について、ご説明します。3ページをお開きください。
まず左側の貸出金残高について、国内と海外に分けてご説明します。
国内の貸出金平残は、政府向け与信貸し出しを除くベースでは、法人向け貸し出しの増加を主因に、13年度上期対比で横ばい、末残ベースでは2013年3月末対比で8,000億円の増加と、引き続き増加傾向が続いております。
また、海外の貸出金平残は、米ドル換算ベースで12年度下期対比で126億ドル、13年度上期対比でもアジアを中心に46億ドル増加しており、海外での貸出資産の積み上げは堅調です。
次に、右側の国内預貸金利回差についてご説明します。グラフにあるとおり、みずほ銀行の国内の預貸金利回差は、2013年度第3四半期1.18%と、13年度第2四半期と同水準となっております。
貸出金利回、預金債券等利回、ともにやや低下したものの、低下傾向に底打ち感も見られています。一方で海外貸し出しの利ざやにつきましても、特殊要因を除いたベースでスプレッドは横ばいを維持いたしております。
次に、非金利収支についてご説明します。4ページをお開きください。
左の棒グラフでお示しのとおり、銀・信2行合算ベースの顧客部門の非金利収支は、3,794億円と前年同期比510億円の大幅な増加となりました。
まず、国内非金利が250億円と大きく増加しました。みずほ銀行の個人分野におきましては、市況の回復もあり、投信販売実績が好調を維持しており、投信運用商品関連の非金利収支が大幅増加しております。
一方、ソリューション関連収益は、好調であった前年同期と比べましても、さらに増加いたしました。圧倒的なシェア1位を誇る国内シンジケートローンのリーグテーブルは、引き続き1位を確保いたしております。
また、海外非金利も260億円増加しました。継続的な日系企業の海外進出ニーズの捕捉、「スーパー30」を中心とした非日系企深掘り営業などの成果として、貸出関連手数料等の付帯収益が、引き続き大きく伸長いたしております。
次に、財務の健全性についてご説明します。5ページをお開きください。
まず左側の金融再生法開示債権及び不良債権比率ですが、13年12月末の金融再生法開示債権の残高は、13年9月末と同水準の約1兆円となり、不良債権比率は1.29%まで低下しました。
次に、右上の連結ベースのその他有価証券評価差額ですが、13年12月末の評価差額は株価上昇の影響を主因として、13年9月末に比べて全体では1,244億円増加し、約1兆1,000億円の含み益となっております。
また右下の日本国債残高ですが、13年12月末の残高は25.7兆円と、13年9月末対比でほぼ横ばいを維持いたしました。また平均残存期間も2.3年と、長期金利の上昇リスクに十分に対応できる水準を維持しています。
次に、2013年度配当予想の変更についてご説明します。6ページをお開きください。
冒頭申し上げましたとおり、非常に好調な収益状況を踏まえ、普通株式1株当たりの期末配当予想を従来予想費50銭上方修正いたしました。
これは第3四半期までの収益状況を総点検し、持続的収益力のベースとなる顧客部門収益が着実に強化されていること、また今年度の業績予想値6,000億円を十分にクリアする見通しが立ったこと、加えて中計に掲げました普通株等Tier1比率の目標について、前倒しで達成できるメドがついたことから、今回上方修正するものです。
なお、今後の株式還元の考え方につきましては、年度決算を発表いたします5月に改めてお示ししたいと考えております。引き続き、グループ一丸となって2013年度計画を着実に達成していきたいと考えておりますので、皆様のご支援をどうぞよろしくお願いいたします。
私からの説明は以上でございます。