本田技研 (HMC) 2014 Q3 法說會逐字稿

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  • 岩村 哲夫 - 代表取締役副社長執行役員

  • それでは、2013年度第3四半期決算の概要をご説明させていただきます。

  • 初めに、当第3四半期を総括させていただきますと、日本、北米、アジアにおける四輪車、アジアにおける二輪車の新車投入効果による販売の増加、コストダウン効果、円安による為替影響などにより営業利益は2,285億円と、前年同期比73.2%の増益となりました。

  • Hondaグループ販売台数についてですが、二輪事業では新車投入が好調がインドやインドネシアなどで増加したことにより425万1,000台と、前年同期に比べ11.4%の増加となりました。

  • 四輪事業では、新車投入やフルモデルチェンジ効果で好調な日本、北米、アジアなどで増加したことにより108万2,000台と、9.7%の増加となりました。

  • 汎用パワープロダクツ事業では、中東におけるポンプの減少などにより116万2,000台と、2.8%の減少となりました。

  • 連結売上台数につきましては、ご覧のとおりとなります。

  • 続きまして、損益の状況でございますが、売上高については四輪事業や二輪事業での増加、為替換算影響などにより3兆208億円と、前年同期に比べ24.5%の増収となりました。

  • 営業利益は販管費の増加や減価償却費の増加などはあったものの、売上変動および構成差に伴う利益の増加やコストダウン効果、円安による為替影響などにより2,285億円と、前年同期に比べ73.2%の増益となりました。営業利益率は7.6%となっております。

  • 税引前利益は2,166億円、関連会社持分利益は316億円、四半期純利益は1,607億円となりました。

  • 1株当たり四半期純利益は89円18銭となっております。なお、為替レートは1米ドル100円と、前年同期と比較し19円の円安。1ユーロは139円と、33円の円安となっております。

  • 次に9カ月間累計のHondaグループ販売台数ですが、二輪事業では1,252万1,000台、四輪事業では312万8,000台、汎用パワープロダクツ事業では404万6,000台となりました。

  • 9カ月間累計の損益状況につきましては、売上高は8兆7,452億円、営業利益は5,849億円、税引前利益は5,542億円、関連会社持分利益は950億円、純利益は4,035億円となりました。

  • 1株当たり純利益は223円94銭となっております。

  • 次に2013年度の通期連結業績見通しについてですが、円安による為替影響はあるものの、新興国を中心とした厳しい市場環境による二輪、四輪事業での売上台数の減少、営業外収支の減少を織り込み、前回公表いたしました税引前利益を修正しております。また、関連会社持分利益の見通しも修正しております。

  • 売上高は12兆1,000億円、営業利益は7,800億円、税引前利益は7,550億円、関連会社持分利益は1,400億円、当期純利益は5,800億円といたしました。

  • 1株当たり当期純利益は321円81銭と見込んでおります。見通しを算出するにあたっての為替レートですが、第4四半期は1米ドル100円、1ユーロ135円を前提としています。通期平均では、1米ドル100円、1ユーロ134円としています。

  • 配当金ですが、前回公表しましたとおり、当第3四半期末配当金は前年同期と比べ1株当たり1円増配の20円とし、年間配当金の予想につきましては、1株当たり4円増配の80円としています。

  • 続きまして、決算の詳細をご説明させていただきます。

  • まず、当第3四半期の売上高についてですが、四輪事業、二輪事業での売上高の増加や為替換算による売上高の増加影響などにより、3兆208億円となりました。

  • なお、為替換算影響プラス4,248億円を除く事業別売上高の増減額は、ご覧のとおりでございます。

  • 9カ月間累計の売上高はご覧のとおりでございます。

  • 次に、税引前利益の増減要因についてご説明いたします。

  • 当第3四半期の税引前利益は2,166億円と、前年同期に比べ1,268億円の増益。営業利益は2,285億円と、前年同期に比べ966億円の増益となっております。

  • その増減要因でございますが、売上変動および構成差等については、売上台数変動などにより259億円のプラスとなりました。コストダウン効果等については、減価償却費の増加などはあったものの、コストダウン効果などにより、231億円のプラスとなりました。販管費については、売上増に伴う販売費の増加や一般管理費の増加などにより、263億円のマイナスとなっております。研究開発費の増加により、92億円のマイナス。営業利益段階での為替影響は、831億円のプラスとなっております。営業外収支はデリバティブの評価に関わる損益で401億円のプラス。その他で99億円のマイナスとなっております。

  • 9カ月間累計の税引前利益でございますが、販管費や研究開発費の増加などはあったものの、為替影響などにより5,542億円と、前年同期に比べ1,634億円の増益となっております。

  • 続きまして、事業別の業績をご説明させていただきます。

  • まず、二輪事業でございますが、当第3四半期のHondaグループ販売台数は、ブラジルなどのその他の地域で販売が減少したものの、インド、インドネシアでの新車投入効果などにより425万1,000台と、前年同期に比べ11.4%の増加となりました。

  • 売上高は、連結売上台数の増加や為替換算による売上高の増加影響などにより4,001億円と、前年同期に比べ30%の増収となりました。

  • 営業利益は販管費の増加などはあったものの、台数変動および構成差に伴う利益の増加や為替影響などにより345億円と、前年同期に比べ51.4%の増益となりました。営業利益率は8.6%となっております。

  • 次に四輪事業でございますが、当第3四半期のHondaグループ販売台数は、タイにおける販売の減少はあったものの、日本、中国、北米における新車投入効果やフルモデルチェンジ効果などにより108万2,000台と、前年同期に比べ9.7%の増加となりました。

  • 売上高は、連結売上台数の増加や為替換算による売上高の増加影響などにより2兆3,777億円と、前年同期に比べ23.9%の増収となりました。

  • 営業利益は販管費の増加などはあったものの、台数変動および構成差に伴う利益の増加、コストダウン効果、為替影響などにより1,542億円と、前年同期に比べ117.5%の増益となりました。営業利益率は6.5%となっております。

  • 次に汎用パワープロダクツ事業でございますが、当第3四半期のHondaグループ販売台数は、北米でOEMエンジンが増加したものの、中東においてポンプが減少したことにより116万2,000台と、前年同期に比べ2.8%の減少となりました。

  • 汎用パワープロダクツ事業およびその他の事業の売上高は、為替換算による売上高の増加影響などにより786億円と、前年同期に比べ10.2%の増収となりました。

  • 営業損失は為替影響はあったものの、販管費の増加や汎用パワープロダクツ事業の台数変動および構成差に伴う利益の減少などにより、28億円となりました。営業利益率はマイナス3.7%となっております。

  • 次に金融サービス事業でございますが、当第3四半期末の金融子会社資産の合計は8兆827億円となりました。売上高は1,776億円と、前年同期に比べ28.6%の増収となりました。営業利益は為替影響などにより427億円と、前年同期に比べ12%の増益となりました。営業利益率は24%となっております。

  • なお、9カ月間累計の事業別の業績はご覧のとおりでございます。

  • 次に、当第3四半期の所在地別セグメントの業績についてご説明いたします。

  • まず、日本についてですが、販管費や研究開発費の増加などはあったものの、売上変動および構成差に伴う利益の増加や為替影響などにより営業利益は593億円と、前年同期に比べ45.7%の増益となりました。

  • 北米の営業利益は販管費の増加などはあったものの、コストダウン効果や為替影響などにより1,311億円と、前年同期に比べ85%の増益となりました。

  • 欧州についてですが、販管費の減少や為替影響などはあったものの、売上変動および構成差に伴う利益の減少などにより、営業損失は87億円となりました。

  • アジアの営業利益は販管費の増加などはあったものの、売上変動および構成差に伴う利益の増加や為替影響などにより500億円と、前年同期に比べ23.4%の増益となりました。

  • 南米、中東、アフリカ、大洋州などのその他の地域でございますが、販管費の増加などはあったものの、売上変動および構成差に伴う利益の増加などにより営業利益は79億円と、前年同期に比べ197.2%の増益となりました。

  • なお、9カ月間累計の所在地別セグメントの業績はご覧のとおりでございます。

  • 次に、関連会社持分利益についてご説明させていただきます。

  • 関連会社持分利益は、アジアにおける販売台数増加や為替換算影響などにより316億円と、前年同期と比べ47.7%の増益となりました。なお、アジアにおける関連会社の持分利益は280億円となっております。

  • 次に、設備投資についてご説明させていただきます。

  • 9カ月間累計の設備投資の実績については、四輪事業における設備投資の増加、為替換算影響などにより4,504億円と、前年同期に比べ606億円増加いたしました。

  • 事業別の為替換算影響を除いた増減額はご覧のとおりでございます。

  • 続きまして、2013年度の通期の事業別売上台数見通しについてご説明いたします。

  • Hondaグループ販売台数は、二輪事業はベトナムやブラジルでの減少、インドネシアでの増加を織り込み1,709万5,000台と、前回公表いたしました見通しより22万5,000台の減少。四輪事業はタイでの減少などを織り込み438万5,000台と、4万5,000台の減少。汎用パワープロダクツ事業は605万台と、5万台の増加を見込んでおります。

  • 連結売上台数の事業別の台数見通しについても同様に販売台数の増減を織り込み、二輪事業で1,041万台、四輪事業で362万台、汎用パワープロダクツ事業で605万台と、それぞれ修正しております。

  • 続きまして、2013年度の通期の連結業績見通しについてご説明させていただきます。

  • 通期の連結業績見通しでございますが、営業利益は7,800億円、税引前利益は7,550億円、当期純利益は5,800億円となっております。

  • この連結業績見通しの前年度実績からの増減要因でございますが、売上変動、構成差等で1,026億円のプラス、コストダウン効果等で200億円のプラス、販管費の増加により1,180億円のマイナス、研究開発費の増加により475億円のマイナス、為替影響により2,780億円のプラス、営業外収支で309億円のプラスとなっております。

  • 前回公表いたしました通期見通しに対しては、冒頭でお話させていただきましたとおり、円安による為替影響はあるものの、新興国を中心とした厳しい市況環境による二輪、四輪事業での売上台数の減少、営業外収支の減少を織り込み、売上変動、構成差等で410億円のマイナス、販管費の減少により110億円のプラス、為替影響で300億円のプラス、営業外収支で100億円のマイナスとなっております。

  • なお、コストダウン効果等と研究開発費について変化はございません。

  • 2013年度の設備投資、減価償却費、研究開発費の見通しですが、設備投資は為替換算影響などにより、前回見通しより100億円増加の7,100億円。減価償却費についても為替換算影響などにより、50億円増加の3,750億円。研究開発費は6,300億円を予定しております。

  • 説明は以上でございます。ありがとうございます。