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企業側発言者不明
それでは、2012年度第1四半期決算の概要をご説明させていただきます。スライド4をご覧ください。
初めに総括させていただきますと、当第1四半期は、好調な新モデルの販売や前年の震災影響からの回復もあり、主に日本、北米四輪事業における利益が大幅に増加いたしました。また、アジア地域における二輪及び四輪事業も増益に貢献し、この結果、当第1四半期の連結営業利益率は7.2%となりました。
Hondaグループ販売台数については、二輪事業ではアジア地域や北米地域で増加したことなどにより、391万1,000台と前年同期に比べ12.5%の増加となりました。四輪事業では、東日本大震災による生産の影響を受けた前年同期と比較し、すべての地域で増加したことにより、99万9,000台と59.8%の増加となりました。汎用パワープロダクツ事業では、北米地域やアジア地域、その他の地域で増加したことにより、162万5,000台と7.5%の増加となりました。
売上高についてですが、主に震災影響からの回復に伴う四輪事業での増加や二輪事業での増加などにより、2兆4,359億円と前年同期に比べ42.1%の増収となりました。営業利益は、販管費の増加などはあったものの、売上変動及び構成差に伴う利益の増加やコストダウン効果などにより、1,760億円と前年同期に比べ大幅な増益となりました。
税引前利益は1,947億円、関連会社持分利益は207億円、四半期純利益は1,317億円となりました。1株当たり四半期純利益は73円9銭となっております。なお為替レートは、1米ドル80円と前年同期と比較し2円の円高、1ユーロは104円と14円の円高となっております。
次に、2012年度の業績見通しについてですが、スライド5をご覧ください。
経済情勢や為替動向、先行き需要の不透明感など様々なリスク要因はありますが、前回公表した連携業績予想を変更いたしません。今後も市場環境の変化を注視してまいります。
スライド6をご覧ください。
2012年6月30日を基準日とした、2012年度の第1四半期末配当金ですが、4月27日に公表いたしましたとおり、4円増配の1株当たり19円といたしました。
それでは、次に当第1四半期の事業別の売上高についてですが、スライド8をご覧ください。
為替換算上の影響などはありましたが、二輪事業や四輪事業での売上高の増加などにより、2兆4,359億円となりました。なお、為替換算影響マイナス877億円を除く事業別売上高の増減額はご覧のとおりでございます。
次に、スライド9で税引前利益の増減要因についてご説明いたします。
当第1四半期の税引前利益は1,947億円と、前年同期に比べ1,654億円の増益。営業利益は1,760億円と、前年同期に比べ1,534億円の増益となっております。
その増減要因でございますが、売上変動及び構成差等については、インセンティブの増加などはありましたが、四輪事業の台数変動及び構成差などにより、1,743億円のプラスとなりました。コストダウン効果などについては、増産に伴うコスト影響、コストダウン効果などの増益要因により、756億円のプラスとなりました。販管費については、609億円のマイナスとなっております。研究開発費の増加により、157億円のマイナス。営業利益段階での為替影響は197億円のマイナスとなっております。営業外収支は、デリバティブの評価に関わる損益で187億円のプラス。その他で67億円のマイナスとなっております。
続きまして、事業別の業績をご説明させていただきます。スライド10をご覧ください。
二輪事業でございますが、当第1四半期のHondaグループ販売台数は、アジア地域や北米地域などで増加したことにより、391万1,000台と前年同期に比べ12.5%の増加となりました。
スライド11をご覧ください。
売上高は、為替換算に伴う売上高の減少影響などはありましたが、連結売上台数の増加などにより、3,466億円と前年同期に比べ4.9%の増収となりました。営業利益は、台数変動及び構成差に伴う利益の増加などはありましたが、販管費の増加、為替影響などにより、368億円と前年同期に比べ18.1%の減益となりました。営業利益率は10.6%となっております。
次に四輪事業でございますが、スライド12をご覧ください。
当第1四半期のHondaグループ販売台数は、北米において前年同期に震災影響による供給制限で減少した「ACCORD」や「CIVIC」などの販売が回復したことや、「CR-V」などの新車効果、日本における「N-BOX」などの新車効果により、99万9,000台と前年同期に比べ59.8%の増加となりました。
スライド13をご覧ください。
売上高は、為替換算に伴う売上高の減少影響などはありましたが、連結売上台数の増加などにより、1兆8,947億円と前年同期に比べ60.7%の増収となりました。営業利益は、販管費や研究開発費の増加、為替換算などはあったものの、台数変動及び構成差に伴う利益の増加などにより、1,006億円と前年同期に比べ1,768億円の増益となりました。営業利益率は5.3%となっております。
次に汎用パワープロダクツ事業でございますが、スライド14をご覧ください。
当第1四半期のHondaグループ販売台数は、北米やアジア、その他地域で増加したことなどにより、162万5,000台と前年同期に比べ7.5%の増加となりました。
汎用パワープロダクツ事業及びその他の事業の売上高は、スライド15をご覧ください。
汎用パワープロダクツ事業の連結売上台数の増加などはありましたが、その他の事業の売上高減少、為替換算に伴う売上高の減少影響などにより、699億円と前年同期に比べ5.4%の減収となりました。汎用パワープロダクツ事業及びその他の事業の営業損失は、販管費の増加や為替影響などにより、22億円と前年同期に比べ25億円の減益となりました。営業利益率はマイナス3.3%となっております。
次に金融サービス事業でございますが、スライド16をご覧ください。
当第1四半期末の金融子会社資産の合計は、5兆5,676億円となりました。売上高は、為替換算に伴う売上高の減少影響などにより、1,340億円と3.3%の減収となりました。営業利益は、リース残価やクレジットリスクに関わる費用の変動などにより、408億円と前年同期に比べ23.8%の減益となりました。営業利益率は30.5%となっております。
次に、所在地別セグメント情報をご説明いたします。スライドの17をご覧ください。
まず、国内及び海外向け売上を含む日本の売上高は、四輪事業の売上高の増加などにより、1兆66億円と前年同期に比べ61%の増収となりました。営業利益は、販管費や研究開発費の増加などはあったものの、売上変動及び構成差に伴う利益の増加などにより、609億円と前年同期に比べ1,068億円の増益となりました。営業利益率は6.1%となっております。
北米の売上高については、次のスライド18をご覧ください。
四輪事業の売上高の増加などにより、1兆2,147億円と前年同期に比べ65.5%の増収となりました。営業利益は、販管費の増加や為替影響などはありましたが、売上変動及び構成差に伴う利益の増加などにより、822億円と前年同期に比べ344.1%の増益となりました。営業利益率は6.8%となっております。
スライド19をご覧ください。
欧州の売上高は、四輪事業の売上高の増加などはあったものの、為替換算に伴う売上高の減少影響などにより、1,478億円と前年同期に比べ2%の減収となりました。営業損失は、売上変動及び構成差に伴う利益の増加などはありましたが、販管費の増加や為替影響などにより、76億円となりました。営業利益率はマイナス5.2%となっております。
アジアでございますが、スライド20をご覧ください。
売上高は、為替換算に伴う売上高の減少影響などはありましたが、四輪事業や二輪事業の売上高の増加などにより、5,128億円と前年同期に比べ37.3%の増収となりました。営業利益は、販管費の増加や為替影響などはあったものの、売上変動及び構成差に伴う利益の増加などにより、317億円と前年同期に比べ26.5%の増益となりました。営業利益率は6.2%となっております。
南米、中東、アフリカ、大洋州などのその他の地域でございますが、スライド21をご覧ください。
売上高は、四輪事業や二輪事業の売上高の増加などはあったものの、為替換算に伴う売上高の減少影響などにより、2,203億円と前年同期に比べ4.2%の減収となりました。営業利益は、販管費の増加や為替影響などにより、売上変動及び構成差に伴う利益の増加などはありましたが、122億円と前年同期に比べ22%の減益となりました。営業利益率は5.6%となっております。
次に、関連会社持分利益についてご説明させていただきます。スライド22をご覧ください。
関連会社持分利益は207億円と前年同期に比べ27.6%の減益となりました。これは、一部の関連会社株式について、長期的な株価の下落に伴い株式の減損を行ったことなどによるものです。なお、アジアにおける関連会社の持分利益は208億円となっております。
最後に、設備投資についてご説明させていただきます。スライド23をご覧ください。
当第1四半期の設備投資の実績については、959億円と前年同期に比べ366億円増加いたしました。事業別の為替換算影響を除いた増減額はご覧のとおりでございます。
ご説明は以上でございます。どうもありがとうございます。